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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年06月12日(日)
蒲公英草紙 常野物語(恩田陸)

●読了:蒲公英草紙 常野物語(恩田陸)
出版社 / 著者からの内容紹介
舞台は20世紀初頭の東北の農村。旧家のお嬢様の話し相手を務める少女・峰子の視点から語られる、不思議な一族の運命。時を超えて人々はめぐり合い、約束は果たされる。切なさと懐かしさが交錯する感動長編。


冒頭に「私の郷里は県の南部、山を越えればすぐに福島という場所」「阿武隈川沿い」とあるので、話の舞台は宮城県かな? 語り手の少女・峰子は「槇村の集落」と呼ばれる集落のまとめ役である槇村家の隣に住んでいる。ある夏、槇村家に「常野」からの来訪者があり、4人家族でやって来た彼らと接触するうちに、常野と槇村の集落との関係が明らかになっていく。

ううむ、デスマス調の本はあまり好きじゃないんだが。
静けさの漂う、現実と微妙に距離感を置いた雰囲気。全体がセピア色のフィルターのかかった懐かしい思い出の話だから、余計距離感があるような気がした。私は「感動長編」って言うほどには入り込めなかったけど、表現をあえてぼやかして、表面上のストーリーよりももっと大きなことを描こうとしているみたいだと思った。
光の帝国】は、たしかもっと現代小説というか、エンターテイメントなノリだった気がするのだけど、これは文学書と言う方が合ってると思う。



2005年06月11日(土)
購入本

<買わなかったけどチェックした本>
Arthur and the Minimoys(Luc Besson)
昔ながらのお母さんのおかず
風神秘抄(荻原規子)
銀の檻を溶かして : 薬屋探偵妖綺談(高里椎奈)
そよそよ族伝説 童話(別役実)
『アゴールニンズ』(ジョー・ウォルトン)
ふしぎの国のアリス フォア文庫(ルイス・キャロル)
鏡の国のアリス フォア文庫(ルイス・キャロル)

Arthur and the Minimoys(Luc Besson)は新刊児童書で小人の話っぽいのでなんか面白そうで。来月PBが出るらしいので買おうかな。

>フォア文庫のアリス2冊
私はアリスコレクター! これは始めて見た装丁なので欲しいなと。【こんな感じ】のとても可愛らしい表紙。訳は子供向けの文章で、まあまあ悪くなさそうだった。あれ? そういえば私、鏡の国のアリス(山形浩生・訳)も一度話題にしたまま買ってなかった気がする。
・・・面白いよね、アリス。言葉遊びとかパズルでぐるぐるぐるぐるするところが大好き。それから私は冒頭の詩を深く愛していたりするので、あの詩が省かれているふざけた本は「完訳」と認めませんので。フォア文庫は完訳だったわ!

●購入本 和書1冊¥1470 その他1冊¥410
7SEEDS 6(田村由美)
蒲公英草紙 常野物語(恩田陸)

『蒲公英草紙(たんぽぽそうし)』、買っちゃったー。うわあい。



2005年06月09日(木)
Valiant : A Modern Tale Of Faerie(Holly Black)

Valiant : A Modern Tale Of Faerie(Holly Black)
The Goose Girlが面白かったから、新しい本の世界に入れるか不安〜。
と思ったら、案の定いまいち話に乗れなかったりして。前作【Tithe】と似て、今回もちょっとはっちゃけた感じの女の子が主人公らしい。古い言い方で言うと「今どきの少女」というやつかな。でも冒頭から女の子が2人出て来るんだが、どっちがどっちか混乱するわ。 え?え?? 黒髪がどっちで髪染めてるのがどっちだって??とか混乱してるのが話にちゃんと入れてない証拠。



2005年06月06日(月)
The Goose Girl(Shannon Hale)

●読了:The Goose Girl(Shannon Hale)
読了! 
うわー、めちゃくちゃ面白かった。
グリム童話の「がちょう番の娘」を元ネタにした小説。元ネタがどんな話かというのはググるとあちこちで読めるのでそちらを参照してもらうとして・・・本書のストーリーの骨子は原作そのままなのだけど、そこにみっちりと色々な肉付けがしてあって、ちゃんと筋の通る物語になっているのがとてもよかった。
中でも一番良いと思ったのは、姫の相手役である王子へのフォローがきちんとしていること。原作では侍女(偽の王女)ともうまくやっていたくせに、もっと美しい本物の姫が現れたのを見てあっさり乗り換える調子の良いバカ王子、と散々ツッコミ入れられてる王子様。本書では話の上でも性格的にも、ちゃんと筋の通った青年として描かれているのが◎。2人は姫がただの小汚い「がちょう番の娘」だった時からずっと知り合いで、お互いを意識し合う仲。この少女マンガのような典型的なストーリー展開、もちろん読み手である私には登場した時から

「こいつが王子だ、絶対!決まってる!うわ、くっさ〜〜!
恥ずかし〜〜っ(*/∇\*)


とモロバレなのだけど、それも面白いっていうか・・・。
戦争を始めようとする王に対する姫の口説き文句と捨て台詞、王子のプロポーズの言葉も傑作。ここまでスッキリキッパリとストレートだと、もう気持ちが良い。

女の子の成長・冒険物語として至極まともで読み応えのある作品になっていると思う。読んでよかったです。

<他の著作>
Princess Academy
Enna Burning
両方とも注文しちゃおうかな。"Emma〜"はペーパーバック落ちが11月らしいけど、それまで待ちたくないわ! 



2005年06月05日(日)
メモ

<メモ>
Snakes and Earrings(Hitomi Kanehara)
芥川賞受賞作蛇にピアス(金原ひとみ)の英訳本がでた模様。読む気はないけど、評判には興味がある(笑

蒲公英草紙―常野物語(恩田陸)
これは「たんぽぽぞうし(そうし)」と読むんでしょうね。光の帝国と同じシリーズものの新刊。欲しい!