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2005年08月09日(火) ■ |
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琥珀枕(森福都) |
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▲運転免許 教習所の卒業検定に合格しました。直前までわき目も振らず琥珀枕(森福都)を読んでいたおかげか、ぜんぜん全く緊張しませんでした。試験官も馴染みの教官だったし、道は空いてたし、今日はラッキーだった。 バック・方向転換が満点だと褒められたんだが、試験官が"おお、よく出来てるな。誰に習ったんだ?"と思って記録を見たら自分が教えてた、という笑い話。そりゃそうだわねぇ。自分が試験官としてみるポイントをそのままガッツリ教えたんだから、良く出来てると思うに決まってる(^^; 実際、自分ひとりで運転し始めるとまた状況が違うだろうけど、こういう教習とか試験ごとは先生との相性もかなり大きいよな、と思った。 あとは折を見て府中試験場へ行くだけ・・・"だけ"。ううむ、早く終わらせたい。
*注:運転免許について 普通乗用車を運転するための免許(普通免許)を取るために、自動車教習所に通ってました。私が行ったような公認の教習所の場合、技能(実際の車の運転)の試験=卒業検定に合格すると、卒業証明書がもらえます。これを持って住んでいる都道府県の運転免許センターへ学科試験(交通法規等のペーパーテスト)を受けに行って、合格すると晴れて免許証がもらえるというしくみ。あともう一歩!
●読了:琥珀枕(森福都)
東海郡藍陵県の県令の一人息子、趙昭之の塾師はすっぽんの徐庚先生である。二百歳とも三百歳とも言われる徐先生は、長年にわたって県城の外れの古井戸に住み、藍陵県のことならば知らないことはない。徐先生はこれまでにも多くの前途有望な少年に学問を授け、そのうちの半数は仙道を求めて各地の霊山に分け入ったが、残りの半数は都に上って官吏として出世したという。 舞台は漢の時代。趙昭之と徐庚先生の周りで起こる、不思議な事件。 不死の妙薬を手に入れ、昔からのライバルを追い落とそうとした男の末路「大清丹」。使い方次第で商売繁盛間違いなしという摩訶不思議な唾壺をめぐり、継母にいじめられていた少年が親に立ち向かう「唾壺」など、中国怪奇ファンタジーの名手による連作短編全7篇。 収録作品≫「太清丹(たいせいたん)」「飢渇(きかつ)」「唾壺(だこ)」「妬忌津(ときしん)」「琥珀枕(こはくちん)」「双犀犬(そうさいけん)」「明鏡井(めいきょうせい)」
おもしろかった。非常に読みやすくて楽しくて、後に残らない。読み終わったはしから忘れそう。内容は絵に書いたような、日本人の連想するいわゆる"チャイナファンタジー"。仙人やら妖怪やらが出てきて人間の世界に不思議なことが起きるという、お馴染みの雰囲気の連作短編集。 一時期ハマった春香伝の影響か、CLAMPのフルカラーの絵で読んでしまった。ストーリー&ビジュアル的に一番楽しかったのは「妬忌津(ときしん)」。自分の体に現れた妖異、人面瘡を"妻"にした男が主人公なのだが、この男と"妻"の絡みが映像的に楽しすぎ。
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2005年08月07日(日) ■ |
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クドリャフカの順番 : 「十文字」事件 |
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●読了:クドリャフカの順番 : 「十文字」事件(米澤穂信)
≫感想はこちら 出版社 / 著者からの内容紹介 さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作登場! 待望の文化祭。だが、折木奉太郎が所属する古典部では大問題が。手違いで文集を作りすぎてしまったのだ。古典部の知名度を上げて文集の完売を目指すため、奉太郎たちは学内で起きた連続盗難事件の謎に挑むことに!
やー、にぎやかでとっても楽しかった。これが俺たち(私たち)の学園祭!という感じの話。軽い学園ものが読みたい人向き。【氷菓】【愚者のエンドロール】に続く神山高校古典部シリーズ3作目。 なおタイトルの"クドリャフカ"とは、1957年(昭和32年)に世界で初めて宇宙を飛んだ生物、ロシアの犬の名前からだそうだ。泣けるフラッシュがあるので興味ある方はググってみてね。
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