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2005年08月20日(土) ■ |
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導きの星1 : 目覚めの大地(小川一水) |
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●読了:『導きの星1 : 目覚めの大地』 ハルキ文庫(小川一水)
内容(「BOOK」データベースより) 銀河に進出して数多くの異星人と邂逅した地球は、文明の遅れた彼らを宇宙航行種族にすべく"外文明支援省"を設立。"外文明観察官"を派遣して、秘密裏に援助を開始した。だが、若き観察官・辻本司と三人の美少女アンドロイドが発見した「スワリス」との意外な接触(と失敗)が、やがて銀河全体を波乱へと巻き込んでいく…。期待の若手SF作家が描く、ハートフル・ファーストコンタクトSF。
これはシムシティ! 地球外生命体の存在する惑星オセアノの監督を任された若き"外文明観察官"辻本司が、3人の萌え系ロボットを仲間に、長期睡眠を繰り返しながら惑星上の知的生命体を育てていく話。 全4巻シリーズなんだけど、1冊だけでもうお腹いっぱい。ストーリーは本当に面白いんだけど、司についてる3人の萌え系ロボット(目的人格)がイヤでそっちに神経が行ってしまった。この訳わかんない奴ら、何とかならない?! うーん、なんて言ったらいいかな。男同士の喧嘩とか言い合いでも暗黙のルールや間合いってあると思うんだけど、このロボットたちはそういうの全部無視した、ただ迷惑なだけの存在って気がするので読んでて気持ちが悪い。さすが男性作家が書いたキャラクター、って感じ? 冒頭で自分たちは無性だって言ってるけど、本当にこいつら全然女の子じゃないよー。オセアノを勝手に引っ掻き回して、司を困らせて喜んでるだけって感じで気持ち悪いったら! 4巻までザッと筋を追ったところでは目的人格(ロボット)のあり方というか、存在そのものがキーポイントらしいから、全部ワザとなのかもしれないけど、イヤなものはイヤだなあ。続きを読むかどうかは微妙。ストーリーは本当に面白いから、そのうち読むかもしれないが。
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2005年08月18日(木) ■ |
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満月と血とキスと(シャーレイン・ハリス)@7/12章 |
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▲新刊 クラヴィーアのある風景 : 英国妖異譚11(篠原美季) 9/5頃発売
●読書中:Dead Until Dark(Charlaine Harris)@7/12章
翻訳≫満月と血とキスと ヴァンパイアが本当に存在する、という常識のある世界。ヒロインのSookieは、アメリカ・ニューオリンズの近くの田舎町のバーでウェイトレスをしている。ある夜、ビルという男がバーにやって来て、Sookieにワインを注文した。Sookieは一目でビルがヴァンパイアだと見破り、興味を抱く。
で、Sookieの同僚のウェイトレスや周りの人々が何人も殺されていく中、だんだんビルと仲良くなっていくわけだが。 読みやすいし悪くないけど、設定やキャラクターがなんか二番煎じっぽくてインパクトに欠ける。あと、ビルやSookieがどういうキャラか、なかなかみえてこなくてじれったい! キャラが立ってない? というより、色々詰め込みすぎなのかも。Sookieは、 1、人の心を読めるサイキック(この点に関しては何の説明もなし。今のところ親族に同じ能力者がいないところを見ると遺伝でもないらしい。じゃ突然変異?) 2、性的虐待の犠牲者 3、ヴァンパイアを恋人にしてしまった(ので普通の"家庭生活"とかはできない)という重大な悩みも! 4、その上実はヘンな奴らにモテモテ(死語)!
勢いよく、どんどん人が死んでいくのがすごいなあ。小さな町みたいだし、そのうち住人が居なくなるんじゃないの?(^^; あと私、サム(Sookieが働いるバーの主人)が気色悪くってしょうがないんですが!こいつが犯人だ!とか直感的に決めちゃったけど、多分違うよね。「ヴァンパイアが本当に存在する」という設定が微妙にファンタジーくさい。 ビルのキャラクターもよく分からないけど、二面性が魅力なのかなぁ。平気で人を殺してしまったりする非人間的なところがある反面、Sookieへの想いは人間的で一途な感じがするし。そういえば、ビルの子供ってどうなってるのかな? 子孫ならどっか近くに居そうな気もするが。 うーん、とりあえず最後まで読もう。
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2005年08月17日(水) ■ |
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帰宅しました |
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▲帰宅しました 今年の夏の旅行は隣県の温泉場に貸別荘を1軒、5泊借り切る計画を立てた。 食材や身の回りのものを積み込んで、まるで夜逃げ状態の大荷物で出かけたんだが、その甲斐あって自宅がそのまま移動したみたいになかなか快適に過ごせた。大勢で出かける場合、自炊したら安く上がるということも分かった。温泉は良かったし、交通の便もいい場所だったし、値段にしてはよかったなと思う。 施設そのものは良かったんだけど、家中がカビ臭いのには参った。押入れ、洋室のベッド&クローゼット、全部屋のカーテン、トイレ、物置きから洗面所まで、至るところカビだらけ。1日目は病気になりそうだった。やっぱり人が住んでいないと家はダメになるのだなあ・・・。
しかしうちは女手が多いからいいけど、女が主婦ひとりという家は別荘は絶対無理だろうな。行く準備は手分けしてやっても大変だったし、その上ヨソの台所で食事をひとりで全部作るなんて休暇になんてなりゃしない。考えただけで疲れて気が遠くなるのも無理はない。 あ、あとこの6日間で1.5キロ太ったよ・・・(−−) 今は太る時期じゃないから、生活パターンがいつもと違ってたせいじゃないかと。さっさと戻さないと!
<準備したこと> ◎来る人の一覧表を作る(エクセルで) *延べ人数から米の量を割り出す ◎朝食・夕食のメニューを大まかに考える ◎使う食材、調味料を書き出して準備 *ダンボール・紙袋に、入れるものを書いた紙を貼って順番に詰めていく ◎現地でやりたいことリスト *行き先の情報を調べていく
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2005年08月14日(日) ■ |
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孤宿の人(上・下)(宮部みゆき) |
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●読了:『孤宿の人(上)・(下)』(宮部みゆき) ≫感想はこちら 知的障害者(知恵遅れ)の「おしん」。今までの宮部みゆきの時代ものは実際に見てきたようにリアルな描写が印象的だったけれど、今回は主人公は人ではなく丸海藩そのものといった雰囲気。1人では動かせない国というもの、藩というもの全体の中で、小さな少女ほうがどういう位置にいるか・・・という感じかな?
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