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2005年12月14日(水) ■ |
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Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@211/345p |
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●読書中:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@211/345p
わりと面白いけど、微妙だなぁ。確かに学校が主な舞台になった「学校もの」ではあるけど、これが悪党の巣、というか嫌な奴らが学校を牛耳る居心地の悪い学校。こういうのは気分が悪い! 先生や経営側の大人が信じられないというのはキツイ。生徒の中に気の合ういい子もいるのが救いだが。 しかし2/3まで読んでも、まだ謎が解けないどころか、どんどん増えていくってどうよ。"Red King"が何なのか、Bloor's Academyはどういう場所なのか、チャーリーがもらった箱は何なのか?
書き忘れていたけど、この本は"Red King"というシリーズの1巻。 #1:Midnight for Charlie Bone 翻訳『チャーリー・ボーンは真夜中に』1月発売 #2:The Time Twister #3:The Blue Boa #4:The Castle of Mirrors
UK版の表紙はDavid Wyattさんが描いてるので、私はそこから知って買った。赤の王か、BASARAを思い出すな〜。赤の王シリーズと呼ぼうかね(^^;
▲『ゲド戦記』アニメ化 すでに話題になっている通り、宮崎駿の息子、宮崎吾朗氏の監督で『ゲド戦記』をジブリでアニメ化するそうで。私はゲドは読んでないので、衝撃も感動も持ちようがないけど。魔女宅やハウルの例にならうなら、原作とはまったく別のものになるはずなので、LotRのように「原作を読んでるのに、アニメ(映画)の場面しか浮かんでこないよ!」ということにはならないはず。 *「ゲド戦記」制作日誌:ジブリ公式
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2005年12月13日(火) ■ |
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百万の手(畠中恵) / ターミナル |
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●読了:百万の手(畠中恵)
家族を助けるため燃え盛る家に飛び込み、そのまま正哉は帰ってこなかった。親友をしに追いやった放火犯の正体を必死に追う夏貴がつかんだ恐るべき真実とは? ファンタスティックな長編ミステリ。
まぁよかった。 テーマは面白いと思う。細部や暗い部分が巧みぼやかされているので、全体的に現実味があまりないけど、まぁ分かりやすいのはいい。主人公の親友・正哉が中間部で突然消えてしまったのがショックだった。前半は主人公・夏貴が正哉と二人三脚で放火犯を追う話になっているのが、中間部の事件を境に義父(母の再婚相手)に交代したまま話がどんどん進んだ。それまで夏貴と正哉の話として読んでいたから、戸惑ってしまった。
(書き途中。後日追記します)
▲DVD:ターミナル
東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。
引き続き映画祭り絶賛開催中。 おもしろかった。主役のトム・ハンクスが(じゃなかった)ビクターがいいー!
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2005年12月12日(月) ■ |
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DVD:ポーラー・エクスプレス |
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▲雑記1 荻原規子氏の2005/12/11の日記のメガネ店って、東京オプチカル? 「彼」って店主の弓削さん? いや、私の時とまったく同じだから思っただけ。
▲雑記2 家族を巻き込んで編みものブームが到来中。毎晩テレビを見ながら編んで編んで編みまくるので、つい映画ばかり借りてきて観てしまいます。
▲DVD:ポーラー・エクスプレス
 クリスマス・イブの夜、サンタクロースを信じない少年の家の前にあらわれた謎の機関車「ポーラー・エクスプレス」。車掌に誘われて渋々乗車した少年は、車内で他の子どもたちと合流。やがて急行は、森や凍った湖を通過し、そしてクリスマスの聖地・北極点へ!そこは、ほんの少しの勇気と信じる心があれば、どんな願いもかなう場所。地球のてっぺんを目指して猛スピードで走るスリルいっぱいのアドベンチャー。そして、数々の冒険の先には、きっと忘れられないクリスマスが待っている。ポーラー・エクスプレスへようこそ!
クリスマスもの。 急行「北極号」(クリス・ヴァン・オールズバーグ)をアニメ化したもの。3D映像になっていて、表情や景色や建物がとてもリアル。最初、しばらくはアニメだってことに気がつかなかったくらいリアル。(^^; 急上昇・急降下を繰り返すジェットコースター、北極では町の家と家の間を急スピードで駆け抜けたり、列車の屋根の上をスキーで滑ったりと迫力満点の映像の連続。¥2,383なら買ってもいいなぁ。あのクリスマスプレゼント、私も欲しい!
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2005年12月11日(日) ■ |
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Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@49/345p |
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●読書中:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@49/345p
主人公の少年チャーリー・ボーン(10歳)はある日、仕事から帰ってきた母に渡された写真から、話し声が聞こえるのに気がつく。じっと耳を済ませると、赤ん坊の泣き声、会話のひとつひとつまでがハッキリと聞きとれた。その様子を見ていた(父方の)祖母Grandma Boneは3人の妹(大おば)たちを家に呼び、チャーリーのテストをすると言う。テストに合格すれば、チャーリーはBloor's Academyへ入学することになるのだと。
来月、『チャーリー・ボーンは真夜中に』というタイトルで徳間書店から翻訳書が出るらしいので今のうちに読むことにした。だいぶ前にPBを買って、何度か読みかけては止めている本。 昔、Red Kingという王様がいて、偉大な魔法使いだった彼の10人の子どもたちが、王の持っていた才能の断片をそれぞれ受け継いだ。チャーリーと父方の親戚はその子孫にあたり、不思議な力を持っている、というのが本書の基本設定らしい。チャーリーの才能は写真から音を聞くこと? 厳密にはよく分からないけど、写真が撮影された前後の状況がわかるのかな。
Bloor's Academyは魔法学校? なんだか不気味なところがあってあまり楽しくはなさそうだけど。 *アシモフのロボットは、半分ほど読んでちょっと休憩(必ず再開するぞ!)。
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2005年12月10日(土) ■ |
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翡翠の城 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美) |
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●読了:『翡翠の城 : 建築探偵桜井京介の事件簿』(篠田真由美)
内容(「BOOK」データベースより) 長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介が鮮やかな推理で解き明かす。
おもしろかった。建築探偵桜井京介の事件簿シリーズの3作目、「翡翠の城」とは日光の丸沼近くの個人宅・碧水閣(へきすいかく)のこと。現在進行形で実際に起きている連続殺人事件と、昔起きた事件、ホテルの経営者一族の謎も、全て碧水閣という建物に関わっているという凝った作りになっている。事件は日光のあちこちで起きるので、京介たちが実際に碧水閣に居る時間はごく短いのだけど、全体を通して碧水閣が強い存在感を持っていると思った。 京介、蒼、深春に加えて、今まで話に出てくるだけだった彼らの先生=神代教授が初登場。さすが京介たちの先生と思うような大人物だった。いい先生だ〜! 暴走する3人を抑えることのできる貫禄がある反面、かなりはじけているところもあって素敵な人。舞台になっている日光周辺は何度も行っている所なので、場面が想像しやすかったのもあって、とても楽しんで読めた。真夜中に山道を30分歩く場面なんか、サラリと書いてあるけど実際はものすごく大変なはず。
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