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2006年06月01日(木) ■ |
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●読書中:虚無への供物 (中井英夫)
内容(「BOOK」データベースより) 昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎もガスで絶命―殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生らの推理合戦が始まった。「推理小説史上の大傑作」が大きい活字で読みやすく。 *新装版:上・下
あまりの分厚さと字の細かさに引き気味で、長い間積読だった本。 おもしろいんだけど、なが〜〜っ!Σ( ̄□ ̄|| 読んでも読んでも終わらないわ! 和書を何日もかけて読むなんて久しぶりかもしれない。
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2006年05月31日(水) ■ |
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うそうそ(畠中恵) |
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●読了:うそうそ(畠中恵)
若だんな、初めて江戸を出る! 「しゃばけ」シリーズ第5弾は久々の長編小説! 近頃江戸を騒がす地震の余波で頭に怪我をした、若だんな。主人に大甘の二人の手代と兄・松之助をお供に箱根でのんびり湯治の予定が、人さらい、天狗の襲撃、謎の少女の出現、ますます頻発する地震と、状況は時を重ねるごとに深刻になっていき……。病弱さなら誰にも負けない若だんなだが、果たして無事、長崎屋に帰れるのか?
若だんなは箱根に湯治に行くことになり、家の横から長崎屋の船に乗って小田原を目指す。ところが、船の中でふと気がつくと仁吉と佐助がいない。初めて江戸から出て旅に出るというのに、あの「若だんな命」の二人が揃って傍を離れるなんて。心配しながら到着した箱根で若だんなを待っていたものは・・・・。
昨日購入して、早速読了。1作目以来の長編。箱根という舞台設定が生かされていておもしろかった。箱根の旧街道の、昼でも暗い鬱蒼とした森の中の石畳の山道。あれを思い出すと、若だんなが夜の山道で襲われる場面がリアルに感じられる。若だんな、ゼイゼイ言いながらもちゃんと歩くんだから立派じゃないかと思ったり。 今回出来てきたあの女の子はぜひとも再登場して欲しい! 江戸まで若だんなを訪ねて来て長崎屋に居座って欲しいなあ。
●ハリポタ新刊 翻訳本、話題になってるか? なんだかすっかり忘れ去られている気がするんだけど、私が乗り遅れてるだけなんだろうか。
●新刊:オオトリ国記伝〈1〉魔物の闇(リアン・ハーン) Across the Nightingale Floor(Lian Hearn)の翻訳が出ていた。そうか、こんなに血みどろの話だったのか。どうりで私の趣味に合わないわけだ。単純な好みだけど、「魔物の闇」よりも原タイトルの「うぐいす張りのむこうには」の方がずっと素敵なのに、どうして直訳タイトルにしなかったんだ?
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2006年05月30日(火) ■ |
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購入本 |
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●購入本 和書1冊¥1470 洋雑誌1冊¥1449
うそうそ(畠中恵)¥1470 KNIT.1 06 summer¥1449
畠中恵の新刊が出ていたので書店で購入。 下の"KNIT.1"という本は編み物専門の洋雑誌の新刊。わー濃ゆい表紙。中身も濃ゆくて、ゴツイ男性が女装してるみたいな写真が・・・。"Art"がテーマだそうで、赤、黄色、緑の目の覚めるようなカラフルな色のニットがずらりと。実際に作るというより、私は見て楽しむ感じかなぁ。おもしろいからいいけど。公式サイトの"in this issue"で中身がちょっと見られる。紀伊国屋で買ったので1400円超だったけど、マグマートで買えば1000円位。洋書と同じで、洋雑誌も値段が「あって無い」らしい。
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2006年05月19日(金) ■ |
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購入本 |
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●新刊:The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)
Synopsis Magical mayhem is afoot in a new adventure set in the worlds of the nine-lived enchanter Chrestomanci. As many people know already, it's Chrestomanci's job to control the magic in the related worlds. Using magic is always dangerous, and it always has consequences, so even the best-intentioned witch or warlock needs help and guidance from time to time. Not only that, but there are plenty of ordinary people in the worlds without even a whiff of magical ability, and they need someone to make sure that the magic-users don't get their own way all of the time. Even so, in the village around Chrestomanci Castle, all sorts of magical misuse is going on which very few people seem to be aware of! When Cat Chant finds the egg in Gammer Pinhoe's attic, he knows he has to have it. Marianne Pinhoe isn't sure what Gammer will think about that, but she lets him take it anyway. Rumour has it it's an elephant egg, but Cat's convinced it's a dragon's egg. Within the safety of Chrestomanci Castle, the egg eventually hatches - and at the same time, chaos breaks out in the surrounding village. Can Cat and Marianne get to the root of the problem, and can Cat's new charge help? (情報元:倫子さん)
9月初旬発売予定のクレストマンシーの新刊に、キャットが出るらしい。ほほ〜。それから、タイトルのPinhoeは人名だったみたいだが。どんな話だろうか。 今日、ハリポタの新刊『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見かけた。店頭で見るまで発売されたことすら忘れてたよ。話題にもなってないような気がするなあ。
●アマゾンから到着 和書2冊¥880 洋書1冊¥756 鬱金の暁闇〈2〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子) 鬱金の暁闇〈3〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子) Blue Bedroom and Other Stories(Rosamunde Pilcher)
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2006年05月18日(木) ■ |
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鬱金の暁闇〈1〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子) |
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●読了:鬱金の暁闇〈1〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子)
内容(「BOOK」データベースより) 姉のアーゼンターラを魔性に攫われたリメラトーンは、浮城の捕縛師になった。しかし彼がなりたかったのは、魔性を滅ぼし得る力を有する破妖剣士。破妖剣士になるには、高邁な思想や理想も血を吐くような努力も意味をなさない。選ぶのは破妖刀そのものだからだ。不信感を募らせる彼に城長から命令が下る。「我が浮城の至宝を奪還せよ」―至宝の名は紅蓮姫。最も強力な破妖刀の名前だった。
破妖シリーズ本編の6作目にして最終話、「金の妖主」ことラスの父を相手にするシリーズ(だろう、多分)の1巻。相変わらずストーリーは遅々として進まないけど、それを楽しむつもりで読めばおもしろかった。弟そっくりの新キャラがかわいいなあ。名前といい、外見といい、素敵すぎる! 本物の弟君が出てきたときのことを考えてワクワクしてしまった。 ・・・しかし、このシリーズまだ完結してなかったんだ。シリーズ5作目の『翡翠の夢』までは新刊が出るとすぐに買って読んでいたのだけど、6作目の『鬱金の暁闇』に入ってからはあまりの遅さに「もっと話が進んでから再読しよう」と思って封印していたんだが。せっかく積読の山から発掘されたことだし、続きの2巻、3巻も買ってみよう。
▲アメリカっていう国は・・・ エッセイ。おもしろいです。左の上から二つ目の「羞恥心も繊細さもゼロ」がよかった。
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