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2006年06月20日(火) ■ |
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安政五年の大脱走(五十嵐貴久) |
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●読了:安政五年の大脱走(五十嵐貴久)
内容(「BOOK」データベースより) 安政五年、井伊直弼に謀られ、南津和野藩士五十一人と、美しく才気溢れる姫・美雪が脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された。直弼の要求は姫の「心」、与えられた時間は一カ月。刀を奪われ、逃げ道を塞がれた男達は、密かに穴を掘り始めたが、極限状態での作業は困難を極める…。恋、友情、誇りが胸を熱くする、痛快!驚愕!感動の娯楽大作。
穴掘り屋が出てきたーー!!調達屋も、指揮官も!話の大筋の流れも似てる。でも、その上でちゃんと時代ものになってるのが面白いと思った。オリジナルの部分と、『大脱走』の部分が混ざり合っていて完成度の高いエンターテイメントだと思った。面白かった。 私が唯一気になったのは姫のキャラクターくらい。男性陣、藩士たちは生き生きとして人間くさく描かれているのに、話の中心であるはずの姫だけはどういう女性なのかなかなか見えてこなかった。「頭がいい」「誇り高い」とかだけではなく、どういう人なのかが見えてくるともっと良かったと思う。まぁその点は男性作家だから仕方がないかもしれないし、第一タイトルが「安政五年の大脱走」ということは、話の主役は事件そのものなのだろうから。
▲毛糸でできたフェラーリ(情報元:KnitTatCrochet - 和文) 12マイル分の毛糸を使って10ヶ月かかって編んだ実物大の車。うわあ、こういう意味不明なの大好き。
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2006年06月19日(月) ■ |
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購入本 |
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●マイストア 先日、Where Dreams Begin(Lisa Kleypas)を購入したら、アマゾンのマイストアがリサ・クレイパス一色に染まってた。ビックリ。人気あるんだね。
●購入本 洋書1冊¥2520 RYC クラシックビーチ
リンク先にある表紙のカーディガンと半袖のニットが素敵だったし、他にも作りたいものがあったので。本書のISBNは1904485642なんだけど、雑誌扱いの図書というのかな?アマゾンでは扱っていない模様。そういう本が結構沢山あることを、ニットの世界にハマって初めて知った。 それから、イエガーのトリニティ438を2玉買ってみた。白いネップが入ってて、すごくキレイな青い糸。Interweave Knit 06 Summerの表紙のタンクトップにどうかとチラッと思ったのだ。このタンクトップは"Lotus Blossom Tank"というんだが、専門のKALがあるくらい人気がある。
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2006年06月18日(日) ■ |
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仔羊の巣(坂木司) |
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●読了:仔羊の巣(坂木司)
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一のあいだにも、ゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、僕は同僚の吉成哲夫から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。病気の鳥井に代わって、馴れない探偵役をつとめることとなった僕は……。また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性と地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの謎を鳥井はどう解いていくのか。坂木と鳥井、2人に加わる新たな仲間と風。ひきこもり探偵シリーズ第2弾。著者あとがき=坂木司/解説=有栖川有栖
このシリーズはミステリといっても殺人が絡まない、日常の小さな謎ばかり。登場人物たちはそれぞれ悩みがあったり、病や闇を抱えていたりもするのだけど、美味しそうな料理やお菓子が頻繁に登場すするせいか、どうものんびりした感じがする。本書は鳥井(ひきこもり探偵)と坂木司(ワトソン)の関係が話の要で、2人が独特の世界を作り上げている。トゲトゲした物言いの鳥井が、子供みたいな口調になる部分は何度読んでもドキッとする。面白いなあ。
●図書館
謎は解ける方が魅力的―有栖川有栖エッセイ集(有栖川有栖) 安政五年の大脱走(五十嵐貴久) "Woman's Weekly" Classic Knits Oddball Knitting Book Knitting Over The Edge(Nicky Epstein)
"Knitting Over The Edge"はアマゾンで評判の良さげな本なんだが、実物を見て「買わなくて良かった!!」と思った。ふち編みや模様編みの技法が延々と載ってるだけの本なので、それで一体全体どうしろって言うのって感じ。これを使ってオリジナル作品を作れと? 有栖川有栖のエッセイは存在を昨夜遅くに知ったばかり。ネット予約して今もう手元にあるんだから、公共サービスも便利になったものだわ。『安政五年の大脱走』は映画『大脱走』にインスパイアされて書かれた本だそうな。本屋で見かけた文庫版の表紙が面白そうだったのでチェックしてみた。情報屋とか穴掘り屋とか偽造屋とか出てくるのかな。ワクワク。
●新刊:"Kinuko Craft : Drawings & Paintings" 【キヌコ・クラフトの公式サイト】の"What's New"ページに、「FIRST BOOK ABOUT MY ART TO BE PUBLISHED FALL 2006」とある。ブラッドベリの推薦文つき。欲しいなあ。3、4000円はしそうだけど。 出版情報:9 x 11 hardcover, 80 full color pages $25.00 / $35.00 Can. October 2006 ISBN: 0-9779956-1-5
●新刊:ハロウィーン狂想曲 英国妖異譚13(篠原美季)
7/1発売 出版社 / 著者からの内容紹介 悪戯妖精ロビンの願いにユウリは!? ハロウィーンの準備に追われるセイヤーズは、ある夜、赤いとんがり帽子を拾う。その後に起こるさまざまな超常現象。フランスから寮に戻ったユウリが見たのは!?
▲劇場映画「アタゴオルは猫の森」 2006年秋公開予定。濃っ!予告編で踊りまくるヒデヨシが面白すぎ。
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2006年06月17日(土) ■ |
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購入本 |
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●新刊
乱鴉の島(有栖川有栖)¥1785 発売:2006/06/22 臨床犯罪学者・火村英生シリーズ四年ぶりの新作長編にして、初の孤島もの! 友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた火村は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。集まり来る人々。癖のある住人。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。これぞ本格!
早く読みたいーーーー!22日か。予約しとこうかな。
●図書館本
Loop-d-loop: More Than 40 Novel Designs For Knitters(Teva Durham)
地元の図書館で借出し。ラッキー! 【公式サイト】で見た時はあまり惹かれなかったんだが、実際に本を見てみたら作りたい(そして作れそうな気がする)ものがいっぱいあってとっても楽しい。やっぱりこういう本は、実際に見てみないと分からないのか・・・。欲しいけど、コピーで我慢しよう。手持ちの夏糸と本を見比べて妄想爆発中。"Ballet T-Shirt"が良いなあ。今日、この本を年配の女性二人に見せたら(ひとりは母)、二人ともこの本をすごく欲しがってたのが妙に印象に残った。
●購入本 和書1冊¥720 仔羊の巣(坂木司)
引きこもり探偵シリーズの2作目。最初のページからいきなり意味深なんですけど。深読みするまでもなくアレなのでもう・・・。1作目『青空の卵』を4月に読んだら面白くて(→感想)、そのあと3作目も読んだけど、2作目だけ入手できなくて読んでいなかった。
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