![]() |
春は別れの季節とか。 - 2002年04月13日(土) 昨日、親知らずを抜いた。役に立たない割にでかい歯であったので、縫合までされてしまった。まあまあ経過は良好である。 しかし、「親知らず」とは「生えてきたときには親はたいてい死別している」という意味のはずだが、最近の親知らずは親が健在なうちに生えてきて、親が健在なうちに抜かれていくという、他の歯に比べても親べったりな歯であるような気が。 それにしてもこの春二本目の抜歯である。 自分の不摂生が原因であることはもちろんだが、体の一部がだんだん減っていくのはやはり妙に寂しいようでもある。 春は別れの季節である。 - 売れない漫画家が考えた事 - 2002年04月10日(水) 最近漫画家としての仕事もろくにしていない自分だが、編集部への注文だけは数々あったりする。 例えば読者アンケートのことだ。 実はあれは編集者が一番重大視するデータであるし、あれ以外に編集者が人気を判断する材料はほとんど無い。だからどんなに送られてきたアンケートが少なくても、何十通くらいしかなくても、編集部はそれを信用する。 アンケートなんぞ、漫画が大好きだった自分も出したことが無い。そんなものが何か影響を与えるとは思っていなかったからだ。実際、「この漫画はちょっと面白いな、またこの作者が書いたものを読みたいな」と思っても、だからといってアンケートを出す人は稀だろう。 ところが、実際は作家がちょっと友達何人かに頼んで出してもらったりすると、それだけでアンケートの順位が上がったりする、そういうレベルなのである。 だからこんなことを考えた。雑誌の読者アンケートの所には正直にこう書くのだ。 「このアンケートが先生達の運命を左右します!順位が良かった先生にはこれからも描いて頂きますし、順位が悪ければもうお願いしないかもしれません。さあ、お気に入りの先生を応援しましょう!」 最近の編集者は自分で判断するのをやめてアンケートを天の声とする傾向が強いので、↑はかなり真実に近い。こうすれば読者も積極的にアンケートを送ってくれるようになるのではないだろうか。返ってくるアンケート数が多ければ多いほど、実際の人気が推測できるようになると言うものだ。 もちろん漫画家のためにもそのほうが良いに決まっているのである。 - 来年生まれる有名人 - 2002年04月07日(日) 今日は世界的に有名なロボットの誕生日である。 鉄腕アトム。 来年の西暦2003年4月7日にアトムは生まれることになっている。 ……絶対無理だな(笑)。 子供の頃は西暦2003年なんて気の遠くなるような未来だと思っていたが、こうして手の届く所に来てしまっている。不思議なことである。今でも『西暦2003年』という字面を見るとえらい先のような気がしてしょうがない。来年なんだけど。 アシモは生まれたが、いかんせんなんでもかんでも自分で判断できる完全自立型ロボットはまだまだ先の話である。実際、いまだにアトムはおろかあの世界のザコキャラロボットの水準にも達していないのが現状である。 それでも日本のロボット技術者たちは確かにアトムを目指して研究を続けている。知名度は高くても、ドラえもんは目指していない(笑)。 二足歩行の人間型ロボットにこだわる日本人を作ったのは、やはりアトムなのだろう。 アトムはやっぱり凄い。 -
|
![]() |
![]() |