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ホビットたちの運命やいかに - 2002年04月24日(水) 遅まきながら『ロードオブザリング』を観てきた。 『指輪物語』は20年くらい前に読んだきりなので細部は忘れたが、とにかくイメージはみごとに再現されている。テンポがいいので原作を読むよりだいぶ楽なのではないか。 ファンタジイ好きとしては、ここまで映画でできるようになったというのは感慨深いものがある。ホビット庄の描写は秀逸。ガンダルフが文句のつけようも無いほど『魔法使い』であるのも良い。クリストファー・リーのサルモンも良い。あのドラキュラ伯爵がまたえらく気品のあるじいさまになったものだなあ、と感心。 そしてドワーフのギムリがあまりにも良く「出来て」いて、一体どこからホンモノののドワーフを見つけ出してきたのだろうかと思ったほど。いるものなのだなあ、世の中には。 そして『続く』。最近ここまであからさまに『続く』なのも珍しい。二作目が楽しみである。 ここまでできるのだから、今度は是非誰か『ベルガリオン』を映画化してくれないものか。あの作品は『指輪物語』をなぞりながら、さらに楽しく面白く、とっつきやすさも抜群で誰にでも楽しめる名作だと思うのだが。 - ノートルダムの鐘は原作を読むべからず - 2002年04月19日(金) テレビでディズニー映画『ノートルダムの鐘』を放映していた。 劇場公開当時、原作の『ノートルダムのせむし男』が未読だったので読もうと思い、書店を探すが見つからず。図書館を探すが見つからず。横浜在住の妹に頼んで横浜の図書館のネットワークを利用、予約でようやく読む事が出来た。 読んでがっかり。というかびっくり。 ここまでアニメと原作が違うのも珍しいが、アニメのほうが良いというのも珍しい。 コンセプトにしてからが違うのだ。もちろんラストも違う。カジモドはエスメラルダの後を追って惨めに死んでいくし、フィーバスはジプシー女にちょっと手を出しただけの真心の無い女たらしだし、エスメラルダも無知で愚かな哀れな踊り子という、全く救いの無い物語だったりする。しょせん醜く生まれついたものは死ぬまで惨めだし死んでからも惨めなのだ、と言い張っているかのような小説。 こうなるとディズニーの楽天的な理想主義のほうがまだしもましだ。 人間年をとるとハッピーエンドが好きになるものだというが、だんだん分かってきたような気がする…。 - 描かなきゃ始まらない道理ですが。 - 2002年04月16日(火) 漫画のネームというやつをやっている。 漫画の設計図といったものだが、自分はどうもこれが苦手で困る。 ネーム自体というよりも、それを編集に見せるのが苦手なのである。 出来上がった原稿を見せるのは構わないのだが、というかそれが嫌だとこんな仕事は出来ないわけだが(笑)。 いまだ漫画になっていないネームの段階というやつは、自分で見てもあまり面白くないものなのだ。原稿になってしまえば面白いはずなのだが…。 面白くないと自分が思っているものを人に見せるのはなかなかキツイ。 しかし避けては通れない道ではある。 大体やらなきゃお金にならない。 どうしたものか。 -
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