竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

シネマをダブルヘッダーで… - 2003年10月17日(金)

レディスデーということで、例によって女子だと言い張り二本もハシゴして参りました。
一本目、『インファナル・アフェア(原題『無間道』)』主演アンディ・ラウ&トニー・レオン。超楽しみにしていた香港ノアールの大ヒット作です。マフィアから警察への潜入者、警察からマフィアへの潜入者の二人、虚々実々の情報合戦、果たして二人の運命は。
素晴らしい。いや素晴らしい。
香港映画なのにこんなに破綻がなくていいのか…って失礼すぎ(笑)。
久々に手に汗握りましたよ…。緊迫感のある重厚な展開で。
トニー・レオンの仔犬ッぷりが遺憾なく発揮されておりましたな…。可哀相だ。可哀相すぎる…。
アンディおとこまえ〜〜〜はあと。そしてアンソニー・ウォン、ステキだ!
ハリウッドがリメイク権獲得したようですが、どーでしょう。このアジア的ウェット感とか哀切とかばっさばっさと切られそうな気が激しくするのですが。とりあえず期待はしない方向で。

二本目、母親と合流して『座頭市』。なんだかわたくし初めて北野映画観るような気がするんですが。
ええ、こういうの大好きです。無茶なぐらいの殺陣がまたかっこいい…。
なんでしょうかこの画面全体から伝わる非現実感ていうんですか。生々しいようなシュールなような。
殺陣のテンポが良すぎるくらい良くて、市さんどさくさに紛れてとんでもないモノ斬ってるし(笑)。
あと音ですね。音っていうかリズムの使い方が不思議でいいですね。タップダンスのシーンも妙に自然に見えてしまったし…時代劇ファンタジー、こういうのはやったら面白いと思いますが。

二本立て続けに観たら少々頭が痛くなってきました。食い合わせかしらん。



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同人は楽し - 2003年10月14日(火)

愛するゲーム「ワイルドアームズ」のオンリーイベントへ行って参りました。
ひとみしりな自分ですが、こういう時に色々な方と知り合えるのはやはり楽しいものです。

プライヴァシーに触れるといけませんので特に名を秘しますが、ジャンルとカラーの肌合いが大変良く合う方々と親しくなれましたのも嬉しいことでした。TさんMさんあなた方のことですよ(笑)。
TさんMさんはそれはそれは愉快なお二人であります。
わたくし親戚にも変人が多く、また商売柄変わった人と出会う機会が多いのでもう滅多なことでは驚かないつもりだったのですが、その点で特にMさんは久々の大物(笑)でした。

会社面接の書類で「自分は動物でいうと何に似ているか」と問われ「プラナリア」と書ける人間はなかなかいないでしょう……。

つっこみ役(?)のTさんとのコンビも絶妙で、しみじみ「まだまだ世間にはいろんな人がいるのだなあ」と出会わせてくれたゲームに感謝したほどでありました。

しかもMさんは、わたくしの友人の中でも有数の愉快人「シーサイドあざらし」のファンだったりするそうで、まことに同人の世界は広くて狭い。
近いうちにまたメチでも食いに行きましょう、TさんMさん。



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恐いよう…マヂで。 - 2003年10月10日(金)

先日岩井志麻子著「ぼっけぇ、きょうてぇ」を読みました。
タイトルは岡山弁で「とても恐い」という意味だそうです。
かなり恐い話だということは聞いていたんですがね…。長さとしては中編、ぐらいのコンパクトな作品。んで。

こええよ!!!!!



いや、もうマヂで恐くて!
恐いし悲しいし悲惨だし…ネタバレになるので何も言えない…しかし恐い。

悲惨な話ですが語り口がどことなく上品なのがまた恐かったり。しかし引き込まれてずんずん読んじゃうのですよ、恐いのに止まらない!
先日「リング」も読んだんですが、とても面白かったけど、怖さは「ぼっけぇ、きょうてぇ」の方が上だな…。

小さなお子さんのいるお母さんは読むべきではないなー、と思ってたら、うちの弟嫁は妊娠中に読んだそうで(笑)。「面白かったですー」とか言ってて。こらこら。


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