竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

最後侍 - 2004年03月24日(水)

ようやく鑑賞、『ラストサムライ』!

やはり謙さんはサイコーですよ!
真田広之もかっこよかったですよ!
すでにさんざん言われていることですが、ハリウッド映画でこんなに日本が『間違ってない』のは初めて観ましたよ!

細かいことを言うと、
・明治天皇が女官を連れてるなんて有り得ないのでは
・陛下、そのお衣装は巫女さんでわ
・皆さん『礼』の仕方がちょびっと変
・ちょっとした日本語会話が今風すぎ?(大切なところはまあまあ)
・サムライは食卓でなく箱膳を用いたと思う…
とかまああるんですが、それにしてもこれだけ再現されているのはたいしたものですわ。

トム・クルーズもなかなか腰が据わっていて良かったです。最後の太刀を差し出す所なんてちょっと泣きそうになりました。

勝元のモデルは西郷どんだったのですな。西南戦争、日本最後の内乱をイメージしたのですね。観る前は幕末かな〜とか思っていた…。

そして一番驚いたのが(予習をしない奴)、ずっと黙ってオールグレン大尉に付き添ってた寡黙な武士が福本清三だったことですね。
あの人存在感あるな〜、気になるな〜と思っていたら、あの名斬られ役だったとは。
斬られ役も極めればあれほどの味が出るものなのでしょうか。
しかし今回も名前の無い役…それもまたふさわしいのかも。


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おいっす! - 2004年03月23日(火)

ハードロック喫茶「ナザレス」にて、いかりや長介氏の訃報に接しました。
サイトでは人間椅子ページの「月に彷徨う」でも書きましたが、今時72歳なんてまだまだこれからなのに本当に残念です。
忘れられませんねえ、全員集合…。
踊る大捜査線でも、もう会えないなんてほんとに寂しい。

おこさまの頃、全員集合で笑いすぎてぜんそくを起こし、「見るな!!」と親に叱られたのも遠い想い出です。
子供の好きそうなギャグをよく分かってる方でした。

さてハルウララ、106連敗。
武でもダメなら次は…ペリエ?
それにしても高知の馬場は凄かったですね。
中央だといくら重といってもあそこまでのぬかるみにはなかなかならないと思いますが…馬たち下半分色変わってたもんなあ。



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いのせんす - 2004年03月16日(火)

攻殻機動隊のファンなので「イノセンス」を鑑賞して参りました。

すごいですな!あの映像美は!
アレは一見の価値ありです。
凄すぎますな!
凄すぎてストーリーが頭に入らない…←馬鹿かも。
その辺も含めてさすが押井守監督ですな(笑)。
「人形」とか、生命と無生命のあわいとか、テーマも好きなものですし。

好きなバトーとトグサがたくさん見られて嬉しかったんですが、どうかなと思うところもあります。
前作「攻各機動隊」見ないとたぶん訳が分からないということ。
あと、禅問答が多すぎやしないかなーとも思います。
好きなんですけどね、禅問答。
ミルトンとか詩編とか孔子とか、この手の引用が多いのも好きなんですが。

トグサの台詞じゃないが、
「そろそろ現実的な話をしませんか」
てことですかな。

さて中居正広主演でドラマ放送中の「砂の器」の原作をようやく読みました。
有名な作品ですが、昔映画化された時も観てないし原作も初めて読んだという…。
有名作品を読まない癖はいけないなーと思います。

それにしてもコレ、原作は昭和三十年代が舞台で…それだからこそ和賀の素性の隠し方も放浪の必然性もあり得たわけですが、現在これってなあ…。

和賀のやってる音楽も、原作だと「ミュージック・コンクレート」なる前衛音楽なのですね。それがトリックに結びついてくるわけですが…。
前衛音楽ってジャンルも近年とんと人気がないし、ドラマで普通の作曲家にしちゃったわけも分かるんですが、それだと原作にある事件はばっさり切り捨てですなあ。

無理とは思いますが、ラーメン博物館ばりに昭和30年代を再現してドラマ化してみて欲しかった。
撮影大変だろうけど(笑)。



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