先日、訪問販売のように幼児教育の教材販売会社がアンケートを取りに来た。 対象としては次女の年齢で、アンケートの他に1000円でEQ診断が受けられると言う。 その女性のちょっと馴れ馴れしくバカっぽい喋りと図々しさが気になったが、面白そうでもあるのでとりあえず受ける事にした。 結果は後日、と言う事でその日はテストだけして帰って行った。
数日後、結果が出たとの電話が来て、22日に伺います、と言う。 時間は午後6時、7時、8時のどの時間帯でも空いています、との事。時間が時間なので所要時間はどのくらいかと聞くと余裕を見て1時間ほどだという。 それならさっさと来てさっさと帰ってもらった方がいいので6時で、と答えた。
そして本日。6時ちょうどに現れましたよ。 提示された身分証明書だかなんだかを見ると、昭和57年生まれのお兄ちゃんが。 そして話が始まる。要は最終的にはその教材を買え、という話になるのだろうが、1時間で彼はそこまで話を落とす事が出来るのか。 私は子供にあまり遅い時間に食事を取らせるのがイヤなので、本当にさっさと帰って欲しかった。なので数十分経過するとちょろちょろと夕飯の準備に立ちだした。お客に対してならシツレイかもしれないが、そんなの知るか、の心境である。 それがそのニーちゃんには気に障るらしい。こっちもいちいち「大丈夫ですか」とかなんとか口を挟むその態度が気に入らず、段々顔に出てくる。 今の小学生は大変だ、という話で、入学前にこれこれの準備がいると説明。 ※「だから何かの形では○○ちゃんのためにも準備を始めてあげて欲しいんですよ」 お前の子か。 何かの診断結果の話で 「いるじゃないですか、大人でも空気の読めない人って。(その診断結果が悪いと)そういう風になっちゃうんですよねー」 と言った彼。 いつまで経っても終わらない話、新生児が空腹で泣き出す。上の子供たちもついに降りて来て遊び始める。 授乳をすすめられたので、 「時間がかかりますから先にお話をどうぞ(ってかそんなの待ってないでさっさと喋って帰れ)」 と言うも、彼は何度も※をリピートし、なかなか本題に入らない。お前が空気を読め。 そして彼は明らかに乗り気でない私を捨て、人が良さそう(に見える)な主人にターゲットを絞ったらしい。泣き続ける長男にイライラしたような口調で 「もう限界ですよね?お話はお父さんにしますのでどうぞ(授乳を)してください」 と私に言った。 限界って、なんでお前にわかるんじゃ。 長男の顔を見て 「顔が赤いですね。こんなに赤くなる子(を見たの)初めてなんですけど大丈夫ですか」 とかこれもリピートする心配症な彼。お前が新生児見た事ないだけだろ。 それと人を見る訓練をしろ。ウチの主人は自分が無駄だと思ったら絶対にカネは使わないのだ。 授乳が終わってもまだ話は堂々回り。いや、教材の金額とかようやく提示したんだけど、AB型にはそんな持って回ったやり方は通用しないんだよ。 金額は最初に言えやヴォケ。 そうこうしている内に8時だよ。よっぽど途中でキレようかと思ったが彼の目がちょっとイッちゃってる風でもあった(ややふかわりょう似)のでやめました。 諦めるとなんだか訳のわからない事をボソボソと呟いて荷物をまとめ出しました。 う〜ん、モノは悪くないし面白そうだとも思う。高額ではあるけれどそれだけが問題ではなくて、自分のセールストークが私に火をつけたとは彼は全く思ってもいないだろうな。 「お父さんもお母さんも(子育てに対する考え方の)タイプ的には僕は好きなタイプなんですよね」 って、友達でもない10歳も年下のオトコに言われて喜ぶ人間がいるのか? どうでもいいけど食事時、それも子供のいる家に来て時間も空気も読めないのはどうなのよ。 友達じゃないんだってば。 帰った後主人も「いつ(セールスの)本題に入るかと思ったら粘ったね〜。何回も同じ事言って」なんて言ってるし。 怒る前に(私だけだけど)さっさと断れって?ごもっとも。しかし本題に入らないものを断りようもないと言うこのジレンマ。 帰り際に言った言葉が、 「お願いなんですけど、周りのお母さん達に金額の方内緒にしてもらえますか。僕達も最後に金額を言うの楽しみにしてるんで。先に聞いちゃうとお母さん達も楽しみなくなっちゃうんで」 だそうで。だから私はそれが気に食わないんだってば。いくらいいもので長く使えるっても、下手したら車一台買える値段じゃ全然サプライズになってないから。 もうちょっと社員教育真面目にやってください。ふんとにもう。
|
|