Sale e Pepe  panna


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久しぶり     2004年11月02日(火)

朝、彼を職場まで送っていって(行きの運転は彼ですが)夕方には彼を職場の近くまで迎えにいった(拾った後の運転も彼ですが)。
とっても久しぶりで、朝は薄暗く、夕方にはもう日が落ちて、おまけに雨だったのでやや緊張。
ここに住む前は、彼は職場の近くに住んでいた。なので、一年前まではこの辺りによく来たなぁとほんの少し懐かしい気持ち。いや、今でも結構通っているんですがね。
離れていたのは出勤してからのたった数時間なのに、会えてとても嬉しかった。しばらくは毎日飽きそうなほど一緒にいたのに。
結婚1周年を控えて、本当に私はこの人が大好きなままだ。そう思ったら本人にもすぐに伝える事にしている。伝えているうちに、涙が出そうになった。
ここしばらくちょっと疑心暗鬼で、彼をちくちくいじめたりしていたくせに。
疑心暗鬼とはいってもまたしても過去の事で、分かってはいるけれどどうにもすっきりしないという程度の話。考え過ぎだよ、と言われて、それでも実はまだすっきりしない部分が残っていたりもするけれど、実際考え過ぎなんだろうなぁと自覚もしている。
すぐに不機嫌になったりはしないように。

ちょっとその後街の方まで用を足しに行って、帰り道かなり疲れた様子の彼を見てまた悲しくなる。しっかり充電出来る家庭にしたいんだけど、能力不足な私なのだ。
彼はこんなに優しいのに。

上の子供たち2人は伯母の所に泊まりにいっていたので、家の中は気持ち悪いほど静か。たまにはいいけどね。ずっとじゃ淋しいだろうな。

私の彼に対する愛情はやはり一種の病気なのかもしれない。
それならばいっそ不治の病でありますように。


恋人たちの予感     2004年11月01日(月)

10年ぶりくらいに観ました。その当時よりずっと面白かった。
メグ・ライアンがとっても可愛い。昨日主人が『戦火の勇気』を観ていて、これも結構前の映画なのですが、老けたな〜と思ったので尚更。
逆か。『恋人たちの予感』のメグが可愛すぎるのか。
以前は全くわからなかったビリー・クリスタルの良さもなんとなく分かって来ました。
主人公2人はもちろん、それぞれの友人とのかけ合いも笑わせてくれるし、最後はほろっとさせてくれる。私はこういうタイプの映画がやはり一番好き。
主人と私とはまったく違う出会い〜結ばれ方なのだけど、あぁ、わかるわかる、と胸が痛くなる場面もあったり。

メグは本当に女顔で可愛くって羨ましい。最近自分の男顔がイヤでイヤでしょうがない。いいんだけどさ。


死について     2004年10月31日(日)

先日、食事の時間に長女が「死んだらどうなるか考えた事ある?」と尋ねて来た。
今はそれほど考えないけれど、子供の頃(長女と同じくらいの頃)には考え過ぎて眠れなくなった事がある。
と、答えようとしたら全く同じ事を主人が答えたので驚いた。
長女がそんな質問をするという事は、このくらいの年頃にはみんなそんな事を考えるものなのだろうか。
でも、二十数年前に30kmほど離れた空の下で、彼と私が同じような事を考えていたと思うと不思議で嬉しい。

今、死に対して感じる恐怖は、段々と射程距離に入って来た現実感のある恐怖である。恐怖というより、家族と離れてしまうのが辛いだろうなという想像だ。家族を置いていくのも辛いし、置いていかれるのはそれ以上に悲しいだろう。
子供の頃に感じていたのは、何処かでも書いたが自分が──と言うより自分の思考が途絶える事への恐怖だった。
家族と離れる事など淋しいとも怖いとも思わず、死とはただ自分一人の問題だった。

死について考えさせられる出来事がいくつか続く。死(特に他人の)について不思議なのは、一個人の死をクローズアップした場合には確かに悲しく辛い出来事なのに、その単位が増えてしまうと途端に絵空事のように(と言うと冷たく感じられるが)現実味をなくしてしまう事である。
遠い地で何千人何万人が亡くなったと聞いた時、その一人一人の命に思いを馳せる事は重すぎるから、押しつぶされないように悲しみを抽象化するように心が機能するのだろうか。
死は、一人一人のものであって実はそうではない。多かれ少なかれ周りに様々な影響を与える。
人の命を奪う者は、その影響をまるごと背負えるのだろうか。想像力が欠如しているのか、何かに盲信しているのか。いずれにしてもおそろしい。






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