忙しかった。可哀想に。水分も取れないし……。いきなり40度の熱が出て、インフルエンザでもないってんで採血までしたけど特に異常はなし。
『ずいぶんなおねだり』(東海林さだお) 『負け犬の遠吠え』(酒井順子)
『負け犬……』はちょっと期待外れ。これを読んで不快に思うのは負け犬ではなくて勝ち犬と定義されている方の人間だろう。それはいいんだけど、私が期待していたのは不快とか通り越して怒っちゃったけど笑っちゃう、って感じのもっと意地悪な視線、視点だったのに。 もっと自虐的で、なおかつ返す刀で勝ち犬をもバッサリ!!みたいな。勝ち犬の描き方もややステレオタイプな感じ。論争になるほどの本ではない、と言うかこの言葉について論争している人たちはこの本を読んでいないとしか思えない。
『哀しい予感』(吉本ばなな)を読んでいる最中。これはかなり好きかも。 私にも「失われた子供時代」がある。現在進行形の日々に振り回され、ようやくそれにとらわれすぎる事はなくなったけど。 この本を読んではっとした。私にもある、何かを思い出しそうで、叫びだしたくなる瞬間が……。 よしもとばななのよいところは、不思議な事を信じるひたむきさと、諦めている部分のバランスだと思う。もう一歩どちらかに傾き過ぎていたら、狂信と平凡のどちらかになっている。
読み終えた。うん、良い本を読んだ!!
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