白い原稿用紙

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2002年06月13日(木) ネコ話 2連発

町内会の自治会費を集めに
御近所まわりなどしていた主婦っぽい今日。。

ヤクザな商売の者ほど
御近所付き合いは大事ですね。

いつも猫達がついて来て
開いたドアの隙間から
よそのお宅に入り込もうとするので
今日は、ちゃんと 猫達がついて来ないのを
確認してからまわりました。

のに…

3件目のお宅で
「今 キスケちゃんが来て うちで
幸せそうにくつろいでますよ〜〜」

ひ〜〜〜。
あたくしと同時に反対側の窓から脱走したもよう。
あたくしより先に御近所まわりとは
ほんとに油断がならないわ。
ついでに自治会費も集めてくれれば文句はないけど。

「どうもすみません」と
心からあやまって帰って来たけど
常識として、猫は連れ帰るべきだったかしら?
あたくしってば アホかいな。

でも 今さらまたドアを叩いて
連れ帰るのもナニかとそのまま帰宅。
我が家の外のポストを ついでに覗くと
そこにも 猫が入っているではありませんか。

と 言っても 生きてる猫ではありません。
だからって 死んだ猫でもありません。

猫のミニチュアビスクドール!

1日に行ったドールイベントでの
来場者プレゼントに当選したのでした。

昨日に引き続き、いろいろ尾を引くドールイベント。

かなりくじ運は悪いのが自慢なのに、
とっても珍しいわ。
ビスクドール講座のおさそいなども入っていて
いや〜〜これ以上誘惑しないで〜〜
と封印(捨ててはいないあたり……)

それにしても、当日誘惑にかられたお人形も
猫人形。
頂いたのも猫人形。
別に動物ドール専門イベントではありません。

でも欲しかった10万円の猫人形と
ちょっと似た面だちで、しあわせ。


2002年06月12日(水) 数年越しの反省

突発事故で起きてすぐお出かけ。
起きてすぐ、といっても夕方なんですけど…
あたくしの あのじたばたとした
夜昼逆転努力は どこに消えたの?

事故、というのは 
先日 ドールイベントに行って来た時、
ついでに寄った 本屋さんで
元気よく カードを落として来たらしいのね。

イベントに行ったのは今月1日。
昨日、カード会社からお電話を頂くまで
ぜ〜〜〜んぜん 気がつきませんでした。

カードがあるかどうか調べて下さい、と言われて
いつもなら
そんなこと言われましても
どこにあるかわかりません、状態なのですけど
ドールイベントに行った日は、
現金の手持ちがなかったので
万が一の為にカードを持って出ました、たしかに。

さらに、いつものお財布が見つからなかったので
大事にしまってあった、
読者ちゃん手作りの 素敵なお財布にしまって持ちました。
そのお財布は、台湾の読者ちゃん 手作りの物で
あたくしがアジアンテイストが大好きなのを知って
作ってくださったもの。
素敵なサテンの生地で出来ているのだけれど
布が つるつるとすべりがよくて、
「ああ、カード入れのところ、すぐ落ちて危なそうだわ、
気をつけなくては」
とまで 自分に念を押して持って出ました。

のに。

やっぱりね。

ここまで伏線ができてるんだから
落とすべくして落としたとしか……

「カードに不振な動きはありませんので御安心下さい」
とカード会社のおねえさまの優しい声。
で、落とした本屋さんで預かって下さってるというので
速攻 本屋さんにお電話して 
今日、取りに行って来ました。

うかつな人に拾われたら
とんでもないことになるとこでしたわね。
あたくし、気がついていなかったから
いつまでもカード 止めなかったでしょうし。

本屋さんで、拾って下さった方にお礼をと思い
聞いたら
その店員さん 御自身でした。
本を買ってお金を払った時
素直にそのまま カウンターにすとん、と
落としたらしいです。

しかも 御丁寧に
画材店の会員カードまで一緒に。
これもぜんぜん気がつかなかったん。

拾って下さった方がわかれば、お礼に
菓子折りくらいお送りしたいと思っていましたが
店員さんでは かえって気を使わせてしまうかも と
せめて
またその本屋さんで お買い物をして帰りました。

「遊べる本屋」と謳っているその本屋さんは
まるでおもちゃの倉庫みたいな所なの。
壁ぎわに 天井までの高い本棚
中のスペースは
あらゆるおもしろい雑貨の宝庫。
変わったお菓子や、 食べ物も売っています。

そこで その時買ったのは…

タトゥーの専門書2册。
「危ない薬」というドラッグ関係の本。
それに レトルトカレー2個。

にっこり笑って お世話になった店員さんに
レジをお願いしてから気がついたんですけど
ななな、
なんだかあぶないラインナップなんですけど。

刺青をするような女が
カレーに危ない薬を入れようとしてるみたい。

カレー2個ってのは あきらかに
一個は 自分が食べて安心させ
相手のカレーに薬を……
カレーは味と匂いが強いから
怪しい薬をまぜるのには最適と言われますしね。

ヘンな人のカードを拾ってしまった、と
店員さんが後悔なさっていませんように。

それにしても
いつでも 何がどこに置いてあるかわからないような
こういうお部屋と生活は
本気で改めなければ、と肝に命じました。

と、とりあえず
お仕事一段落したら お掃除を…
と言いながら 何年が過ぎ去っていったことかしら。。。


2002年06月11日(火) トーンの歴史

今日はネームを考えながら 
一仕事終わった時のお約束として
トーンの整理など…。

でもトーンの整理って
けっこう一心不乱になっちゃって
とてもネームを考える頭が働きません。
キリが無い作業なので
いいかげん このへんで終わりにしないと。

なにしろ トーンの数は5つの棚にまたがり
全部で56段分。
本気で整理をするには1週間はかかりきります。

次から次へと おもしろい新種のトーンが出るものだから
つい片端から買っちゃうのよねぇ。
昔は すごく高くて おいそれと買えないものだったけど
いい時代になったものだわ〜〜。(あら ババくさいわ)

そういえば 昔 新種のトーンが出た時に
それがオタクっ子御用達のお店でしか手に入らなくて
気が進まないけど 仕方ないので出かけて行き、
お目当てのトーンを山ほど抱え、
たくさんのオタク少女に混じって
レジの列に並んでおりました。
ら、
列の片隅から こっちを差してひそひそと声が… 
「すごいトーンの量…プロ目指してんのかな」
こっちを確認したそのお友達が返答。
「…ていうか プロなんじゃない?」

よく冷静に判断なさったわね お友達。
あたくしが すでに「プロを目指す」には
到底 手後れな歳だってことを。

あたくしが、
オタクっ子御用達のお店に行くのに 気が進まないのは
決して オタクっ子が嫌いなわけでなく
(すでに自分がオタク)
こういう 歳若い 可愛いオタクッ子ちゃんたちが
一枚一枚 大事に 迷いつつ
お財布と相談しながら 丁寧に選んでいる横で
そのトーン棚を空にする勢いで
かっさらって行く自分がちょっと いやん だからなの。
ごめんね ごめんね。
一枚 残しておくわね(焼け石に水)

だいたい、
今ほど 安く、いろんなトーンが出回るようになったのは
そもそもが 
こういう漫画好きの良い子ちゃんたちのおかげなのよ。
他の漫画用の道具や、資料集なんかもよ。

その昔、アシスタント時代、先生が言いました。

「この世に漫画を描くための道具はないんだ」と。

定規、コンパス、各種ペン先 インク 原稿用紙
すべてが他のジャンルからの借り物なのだと。
ほとんどが製図や設計図を描くための道具だったそうです。
もちろんトーンも。
「漫画専門の道具」を作って商売にするには
漫画家の絶対数が少なすぎて なりたたなかったそうなの。

その頃よりは 漫画家の数は
比べ物にならないほど増えたとは言え、
ここまで 「漫画専用」のトーンや道具その他が
出回るほどじゃない。
漫画家だけを相手にしていたのでは
やっぱり昔のトーンみたいに 
ものすごく単価が高くなっているはずなのよ。

楽しみのため、
商売じゃなくて 趣味のため
トーンを 一枚一枚 大事に選びながら
コツコツと描いている 漫画好きの良い子たちが
ここまで漫画のための道具を発展させたのよ。

ありがとう オタクっ子たち、
ビバ オタクっ子たち!

なんてことを考えてないで 
とっととネームをやらないと
その
素敵なトーンを貼る所までこぎつけないのよ。


2002年06月10日(月) 出戻り娘の化粧直し

やっと今朝方(午前4時)
化粧直しを終えて コミックス用原稿
編集部に発送いたしました。

やれやれ、あちこち
「こんな子に育てた覚えはないっ」箇所がちらばって
予想外にかかってしまいましたわ。
カンペキとはほど遠いけれど
直しと言うものは キリがない作業、
決めたところでやめないと
永久に終わらないのでございます。

星の館シリーズも
ほんとうにおかげさまで4册目になります。
あとがきを書きながら しみじみと
いろいろ思う事がありました。

なにしろ 何度も言ったように
どこまで続けられるのかわからない大冒険だったので
主人公達の物語は わざと避けていたところがあります。

3册目のお話で、終わろうと思えば
終われたかもしれません。

この4册目から
避けていた主人公達の話が
動き出してしまったような気がいたします。
4册目の最終話は、
かなり以前から決めていた展開なんですけど
ここまで 続けられるとは
正直 思っていなかったのん。
どこで終わったとしても、
同人誌で、考えていた最終話まで 
やるつもりでしたけど。

シリーズのコミックスが出たからと行って
次に続きが出してもらえるとは限らない、
綱渡りな 今の出版事情。
(あたくし個人の作家事情でもありますけど。
必ず出せる作家さんはちゃんと出ます)
そんなあたくしの本が ここまで出せたのは 
ほんとうに 
読者ちゃんたちの応援のおかげです。
ありがとうっっっっっ。

物語の終わりまで
おつきあい下さると とても嬉しゅうござます。

でも 終わりもへちまも
これから次の麗奴のネームなのね。
どうやって終わりまでもっていくのか
まだ漠然としかできていないストーリー。
大丈夫なのか あたくし??

で、また怒濤の3人娘の嫁入り準備が始まるわけですね。

今回はちょっと順番が違って
長女が麗奴
次女が 養女のコレットミステリー
三女がビーズアニマ となります。

養女が来る前に
なんとか長女と3女のネーム出産を
すませていたいものです。

難産がはいると
すべてのカンペキな予定がパーでんねん。


2002年06月09日(日) サッカーを見ながら全然関係ない話

ワールドカップを見ながら思い出した
ぜんぜん関係ない お話しを。

学生時代、体育の授業で
ハンドボールをやってた時の事なんですけど
キーパーをやってました。

暇なのよねえ、キーパーって。タマが来ないと。。。

ある時、相手チームに
ヤンキーの仲良しグループが入りました。
容姿もけっこうよく、運動神経もいい
かなり目立つグループ
(お勉強はモゴモゴなのはヤンキーとして正当派)

タマは取られっぱなしで、
これほどキーパーが忙しかった事はありませんでしたわ。

これは自慢だけど、
あたくしは人類として、
平均をはるかに上回るソコツさを持っている代わり、
それをなんとか補えるだけの反射神経を与えられていたので
シュートはすべて止めておりました。
あとで 痣だらけになったけど。
だってすんごい、力強いのよ、ヤンキー娘達ってば。
すんごく 重くて早いシュート。
でもハンドボールのゴールって サッカーと違って
とても小さいから、なんとか身体を張れば止められるのよ。

ある ひとりのヤンキー娘のシュートを除いては。

そのヤンキー娘は 他のヤンキーと少し毛色が変わってたの。
髪の毛が変な赤い色だった、、、のもあるけど、
容姿のいい、そのヤンキー娘のグループの中でも
飛び抜けて可愛かったの。

その赤い髪のヤンキー娘のシュートだけは 
どうしても止められないのよ。
タマは軽いし、スピードもへろへろのシュートなのに、
絶妙の位置にバウンドさせてゴールを狙うものだから、
素人のあたくしには バウンドした後の 
タマの軌道がどうしても読めない。。。
く、くやしい。(運動関係に関しては めちゃ負けず嫌い)

「素人のあたくし」と言ったのは
そのヤンキー娘がハンドボール部だったからなの。
ちょっと違和感ないですこと?
ヤンキーが真面目に部活動してるなんて。

実は 当時、教師になりたてほやほやの
若い男性体育教師がおりました。

その体育教師はハンドボール部の顧問となり、
テレビでご活躍の 熱血教師よろしく
そのヤンキー娘のグループを更正させるために
ほとんど無理矢理、ハンドボール部に入れたのよ。

ヤンキー娘のグループは
力が強くて運動神経も抜群な上、
「プロ」だったのよね〜〜。
でもその赤い髪の娘だけはとても力が弱かったのよ。
タマの威力は ないに等しい…

…のに あたくしは 最後まで、そのグループの中の、
赤い娘のシュートだけは 
ひとつも止められませんでした。


そして 卒業後。。。。。

風の便りに
その熱血体育教師と 赤い髪のヤンキー娘が
結婚したと聞きました。

そうだったのね……そうなったのか〜〜と
とても感慨深いものがありました。

「可愛い生徒を最初から狙って
自分の部に入れたんじゃないの」と
軽口をたたく同窓生もいたけれど
あたくしはそうは思わないのよ。

痣だらけになった この身体が知っているわ。

腕力のない彼女が
あれだけ見事なコースのシュートを
決められるようになったと言う事は
体育教師は本気で 熱心に 彼女を指導したと思うの。
そして 彼女は それに応えて
真剣に練習しなければ できなかったはず。

本気と本気のぶつかりあいに
愛が生まれるのはとても自然なことじゃないかしらん。
(他の生徒との間にも生まれちゃったら困るけど)

ついでに言えば
若い、なりたての 熱血体育教師、という
女生徒には人気になりそうな萌えアイテムを持ちながら
その先生は ぜんぜんもててなかったわ。
あ、あら、よけいなお世話かしら。

だって 赤い髪のヤンキー娘の可愛さからいったら
かなり不釣り合いな……モゴモゴ。。。

早い話が、赤いヤンキー娘は
その熱血教師の見てくれに惚れたわけでは
決してあるまいと。

かくして若い熱血教師は
ひとりのヤンキー娘の更正にみごとに成功したわけですね。

その後のふたりの噂は 聞かないから
今 どうしているのかは知らないわ。

幸せに 暮らしていてほしいなあ〜〜と
よけいなおせっかいおばさんのような事を
サッカーのゴールを見ながら ぼんやりと微笑ましく
思ったのでした。

純粋なサッカーファンからしたら
「貴様、なにを考えながら
神聖なワールドカップを見ておるか!」
と一喝されそうな内容で ご免なさい。


2002年06月08日(土) 踊るアンクレット

ついに あたくしの立派な足首でも
ちゃんとシャラシャラと踊るアンクレットを手に入れたわ!

あ〜 いえいえ、足に入れたわ!

もっと正確には 足を入れたわ!

あたくしの足首の太さを心配して下さった(ちょっと違う?)
Kヲルちゃんの御好意に甘えて 
お願いしてた トルマリンビーズが
速攻で届きましたの。
ありがとうっ。

仕事がひと段落したら
パーツを買いに行って…と思っていたら
なんとテグスと止め具も同封して下さっていて。
ななな、なんて御親切なっ。
重ねて ありがとうっ。

起き抜けにその包みを開けたあたくしは
寝巻きのまま、顔も洗わず、
いきなりアンクレットを作っちゃったのでした。

しあわせ〜〜〜〜〜。

そして仕事のあいまになぜか
ネックレスが出来上がり、

その後ワールドカップを見ながら、
ブレスと指輪のくっついたやつも
出来上がっていました。

それをなんて呼ぶのか正式名称は知らないのだけれど
指輪からブレスレッドに鎖で繋がっている
アクセサリーがあるのよ。
インドの女性がよくはめているもの。
すでにいくつか持っていたので
それを分解して パーツを暢達。

手の甲の筋が痛くなるので
甲の部分に2連でビーズを装着しました。

ちゃんとデザインを考えなかったので
あんまり可愛くないんだけど、
湿布のかわりと思えば
これ以上可愛い湿布はないはずよ。

湿布や、医療用テープで
手を補強してた時は、
壊れたドアのちょうつがいを
ガムテープで止めてるような
なんだかビンボ臭い、
もの哀しい気持ちになったものだけど
その頃のことも すでに遠い思い出
(このまま遠い思い出のままでいて頂きたいわ)

これほど この可愛い石と
相性のいいあたくしは幸せもの。

ありがとうトルマリン。

ありがたくて足を向けて寝られないはずなんですけど
足にはめてる あたくしって とっても恩知らず?


2002年06月07日(金) まだ 走るかどうか

今日も元気に走ってお買い物に。
なんだか 珍しい 「走る漫画描き」

ちょっと走り方を思い出して来たのか
日に日にスピードが増すのですけど、
問題があることが 今日発覚しました。

「走っている人は怪しい」

つまりですね、
うちの御近所、動物好きが多くて
犬や猫を飼ってらっしゃる御家庭が多いのね。

あたくしが駆け抜ける御家庭の庭先のお犬様が
つぎつぎと吠え出して行くのよ...

駆け抜けてしまえば 声はやんで
大合唱になることはなかったけれど、
あたくしが通る道、次々と犬が吠えて行くのって
怪しさ大爆発。

みんな優秀な番犬になりそうだこと。
ジョギング程度のスピードなら
吠えないのは確認済みなんですけど。

おまわりさんが通りかかったら
不信尋問は必至ね。

今後 お買い物に出かける時は
身分証明書とか持っていった方がいいかしら。
あら、走るのをやめようってアタマはないのかしら
あたくしってば。


藍まりと |MAILHomePage

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