白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2002年07月17日(水) 待ったナシ

朝の10時に次男の婿入り終了。

昨日、
仕上げのアシちゃんズを頼んでいたのだけれど、
台風上陸。
いざとなったら一人で仕上げる と
覚悟と根性を決めておりましたが、
ふたりともそれ以上の根性で来てくれました。

雪豹ちゃんなんぞは、
あたくしが、ちょうど
彼女の地元に台風上陸!というニュースを
テレビで見ていたその時
「これから出るよ〜」とメールが。
「しばらく待ったら通り過ぎるみたいだし、
遅れてもぜんぜんかまわないから 無理するな〜」と
メールを返したら、来たお返事が
「もう駅だよ〜〜ん」

た、たくましいわっ。

さらにたくましいのが 彼女はこの日、
あたくしのために買っておいてくれた
「コミケカタログ」をしょっていた、ということなのよ。
知ってる人は知っている、このコミケカタログは
電話帳並みの厚さと
それをはるかに上回る重さで、オタク泣かせ。
これを持ち歩く根性のあるやつはめったにおりません。
「私の分もコミケカタログ買って来て」などと
友達に気安く頼むやつがいれば
友達の縁を切られても 文句は言えないくらいのシロモノ。

台風の中をコミケカタログをしょって歩く女。
怪談かと思うくらい頼もしくてたくましいですわ。
(褒めてるんです。これ以上ないくらい)
ありがとう 雪豹ちゃん。

もうちょっと近場の竜子ちゃんは
もう雨は上がっていたけど、風が残る中、
それでも台風だからとなんと傘持参!!
傘を持って来るくらいで なぜ「!」をふたつもつけて
驚くかと言えば、
彼女は 強力な晴れ女。
傘はめったに持ち歩かないし
実際、彼女の人生に傘は必要ないんじゃないかと
周囲の人々に信じ込まれております。
そして昨日も 彼女は
乾き切った傘を「やっぱりいらなかったか…」と
つぶやきつつ 持って帰ったのでした。

お疲れさま、竜子ちゃん。

そんな台風の中を来て下さったふたりに
投げかけた 鬼のような言葉。

「あ、あのね、ほんとに悪いんだけど
今日の夕飯。
『みんなで冷凍庫の中を片付けようパーティー」にしても
いいかしら?」

決して小さくは無いうちの冷凍庫の中は
一度開けたら閉まらないくらい満杯だったのよ。
冷凍食品で。

「ぜんぜんかまいませんよ〜。何があるんですか」

「あ、あたくしに聞かないで」

「……誰の家の冷蔵庫ですか。。」

うちのだけど。
うちには二人住んでるし。両方が買い物に行くし。

そういうわけで 夕べのメニュー。

焼き鳥 塩
    タレ
塩焼そば
ソース焼そば
海老チリソース
レタスと人参のサラダ(竜子ちゃん作)
ビール
コーラ(このへんは冷凍ではない)

レンジ、ストおこしちゃった。

「冷凍庫、だいぶ空いた?」とわくわく聞いたら
「ぜんぜん」とお答え。
しょぼん。


しょぼん と言えば
お仕事関係で、ちょっと「しょぼん」な情報が
この日入りました。
でもまだ発表してもいいのかどうか
編集部に確認しておりません。

もう少し先の発表になるかと思われます。

どちらにしても しょぼくれている暇は
今はないのん。
あさってまでに三男の出産です。

いづれ 思う存分、しょぼくれている時間は
取れそうですわ(^^;)

その時間が取れる時まで
しょぼくれていられるほど、
あたくしが繊細ならば、のお話しですけど。

すでにさっさと覚悟を決めて 
立ち直っている気がしますので
やっぱり「繊細」という言葉とは無縁ですわね。。。


2002年07月12日(金) 愚痴を言いに来ちゃった。

困ったわ。

せっかくの原作者さんの考えたお話を
めちゃくちゃにしてしまったような気がするわ。。。
けっこういつでも ある程度描きやすいようには
変えてしまうんだけど、
文句をおっしゃらない原作者さんなので
あたくし ちょっと
調子にのってるのかもしれないわ。

客観的に見て
これはこれでアリなお話だとは思うんだけど、
原作者さんが意図した話と
ぜんぜん違ってしまったのん。
タイトルともあわなくなっちゃったし……。

時間もないし、
編集さんは とにかくOK下さったけど、
迷いながら絵を入れるのは
自業自得な上 困難きわまりないったら。

出来事をなぞっているだけで
原作者さんのものとは
視点もテーマも違う…
今回にいたっては主人公までひっくりかえして
違うキャラにしてしまった。。。
脇役だった方を主人公にしちゃった。。。。。。

あたくしのような自我が強い漫画描きは
原作付きをやってはいけないのではないかと
こういう時 つくづく思うわ。
(自我が強くない漫画描きになんて会った事はないけど
程度の問題)

原作付きをやるなら
自分では描かないような話を…とか言ってるくせに
ものすごく 自分の描きやすいように
改ざんしちまいました。

とても面白いと思ったお話だけに
リキみすぎたかもしれない。
描いてみたいと思った感情を持つ方のキャラに
焦点をあてすぎて
原作者さんが焦点をあてた方のキャラとまじりあって
とんでもなく 焦点がずれちゃったったらないわ。

迷いが絵に出ないように
納得できるように 修正を加えつつ進めてますけど
自己嫌悪が消えなくて
愚痴でもぶちかませば 居直れるかと
こんなとこで つぶやいていますが。

いままでも けっこう
原作からはずれたことをやって来たけど、
たぶん 原作者さんが描こうとした方向性からは
ずれたことはなかったと思うのよ。。。
今回は たぶん かなり ずれている……。

……
先に原作者さんにお詫びのメール入れておこう。

きっと残念に思っても「いいですよ」と
おっしゃって下さる方だとわかっているだけに
うえ〜ん。

とにかく残された時間は あと5日。
ターボ全開でつっぱしりますが、
これが終わったら
ちょっと考えなきゃいけないかもしれないわ。
たとえお仕事をなくす事になったとしても、
あたくしのような奴が 
原作付きをやらせてもらっていて
いいのかどうか……。
編集さんと、原作者さんと
できれば話し合いたいと思います。

さ、、
どうかしら、あたくし?
ハラを決めて、迷いを捨てて
全力投球できる気分になったかしら?




……オッケー なったみたい。

次男を無事に婿に出すまで、筋トレ増やして
気張るわっっ!
(奇跡的に続いていますの。おかげで
ずっと座ってても 腰が痛くなりません)


2002年07月11日(木) 御無沙汰してる間に季節が変わった

長男の婿入りは終わりました。
ええ 終わりましたとも。

でも いつとは聞かないで下さいましよ〜〜。

只今 次男の養育中。

それにしても いきなり暑くなりましたわね〜。

クーラーは嫌いで
アシちゃんが来た時ぐらいしかつけないので
そりゃもう
布を節約したお洋服を着用して
暑さをしのいでおります。

湿気が多くて原稿用紙が波打つような時には
さすがにドライをつけますが。。。

とにかく
その布を極限まで節約したお洋服のくせに
トルマリンのネックレス、ブレスレット、アンクレットに
アームレットまで完全装備。

宅急便のお兄様が来た時
そのまま飛び出したけど
けっこう 怪しいヒトかもしれないわね…?

これでもし
腹巻きまでしてた日にゃあ……。
あんまり想像したくないビジュアルね。

このあとも
せっぱ詰まった進行具合なので
また御無沙汰するかもしれませんけど。

日記を書く余裕すらとれないとは
あたくしも堕ちたものね ふっ。

それでも日々、けっこう無駄な事をやってる時間も
多いような気がするので
時間の使い方を覚えて 出直してまいります。


2002年07月03日(水) 今後のメニュー

腹筋 20回×4セット
背筋 20回×2セット
ヒンズースクワット 20回×2セット
踵上げ 30回×3セット
握力増強の為のニギニギ 30回×4セット

おとといからの
体力増強プログラムでござます。
運動マニアだった学生時代を
懐かしく思い出しながらやっていますけど
その頃と同じだけ
100回×3セットとかやってると即死しちゃうから(^^;)

地味に始めて
過呼吸で死にそうにならなくなったら
増やして行く予定です。

さっそく懐かしい筋肉痛が
体中 あちこちに。

そういえば始めて鍼治療を受けた時
「まりとさん、運動部だった?」と聞かれて
驚きましたっけ。
「運動してる人の筋肉だから」と。

そんな100年も前の事なのに
筋肉が残っているのかと驚いたんですけど、
その貯金(貯筋?)おかげで 今まで
そうひどい状態にならずに
漫画描き 続けていられたそうです。

ところが
「そろそろその貯筋、使い果たすよ〜
気をつけてね」
と言われたのが 3ヶ月ほど前の治療の時でしたっけか。

そして今回
「腰の変型が始まってるよ〜!」と。

つまり3ヶ月で貯筋 使い果たして
マイナスになってきていたと。

「頼みますよ〜〜まりとさん」

…と鍼灸師さんが何を頼んでいるかと言えば
「また貯筋して」と言う事なんですね。

楽しく体力増強するために
水泳とか ジムとか ダンスとか
通おうかと 考えていたけど
それではいつまでたっても
時間がとれそうもありませぬ。

ここはひとつ お手軽に
昔とった杵柄で
簡単なウォーミングアップを。
と やり始めたんですけど
いや、これがけっこう楽しかったり(^^)
当時は全然楽しくなかったんですけど。

ぜーぜー息を切らすのって久しぶり〜ん。

まだまだ この身体を使って
漫画を描く予定なので、
メンテナンスは 人任せの鍼治療ばかりでなく
自分でも面倒見てやろうかしら。

なんだか
ヘロヘロになった時には
もう ダメになったらそれはそれでいいかしらん
とか
気弱な事を考えたりしたけど
鍼治療の後の 脱力のままに 寝狂って
起きてスッキリしたら
また むくむくと闘魂がわいてまいりましたわ。

まだ ほんの3日目ほどなのに
すでに 座っていても
腰が痛くならないほど 楽ですの。

ついでにウエストが引き締まったりしたら
超ラッキー!

...美容より体力が大事なのは
漫画描きとしての御愛嬌。

それにしても
漫画を描くために腹筋やる日が来ようとは
思わなかったわねえ。。。。

心配させてしまった皆様
ごめんなさい。
BBSの書き込みやメール ありがとう〜。

弱音を吐く事はあっても
あたくし基本形、可愛気ないほど たくましいです。
「また言ってら〜」とか笑って
流しちゃって大丈夫です。

皆様の励ましのお言葉が
腹筋の後押しをして下さってますが(^^)

さあ、せっかくだから
あなたも御一緒に腹筋20回!(す、少ない..)


2002年07月01日(月) ゾンビの未来

お仕事中というのに鍼治療。

ほんとはもう終わっているはずだったので
予定を組んだんだけど
終わらないまま せっかくなので
やっていただきました。

...やって頂いてよかった〜〜〜。
危ないとこだったわ。
どうも変だと思っていたのよ。
枠線一本 フキダシひとつ
ヨレない線が引けないなんて。
しかも異様に進みが遅い…。

絶対ペン先がおかしいんだと思って
何本ペン先を取り替えことかしら。
もったいない〜ん。

手や肩や腰や
漫画を描く作業と姿勢を維持するのに
必要な箇所が全部、
異常に弛緩していたそうです。

つまり、死体のように
ぜんぜん力が入っていない状態、
まさに ゾンビ。

さらに 手も 痛みが無いので
気がつかなかったけど
腱がすっかりゆるんでいて、
線を引く力が入れられないというトコまで来てたり。

さすがのトルマリンも
ユルんじゃった腱をなんとかするのは
荷が思い、というより守備範囲外。

そういうわけで、
もうお世話になりたくないと思っていた
テーピングのお出ましです。

壊れたちょうつがいをガムテープで止めるような
物悲しい時代がまたやってきたのね。

筋肉と一緒に神経も弛緩しまくっていたらしく、
仕事がテンパってるのに
サイトの更新などしていた 
アンバランスでアンビリーバボーで的外れな余裕も
そのせいだったわけなのね。

ちょっと つまり これって
脳波でもとってみて頂いた方が
いいような状態かしら。
どきどき。
自覚症状があるうちは 大丈夫かしら。
(あ、でも鍼灸師さんに言われなきゃ
気がつかなかったけど)

こういう異常な、いきなりの脱力は
作業のせいというより
自立神経の異常の方の問題らしいので、
同人誌もやめ、作業量を減らした
あたくしの努力は
霧の彼方へと消えてしまったのかしら。
と、思ったけど
鍼治療を始めた頃よりは
身体自体の状態はいいらしいから
あとは心構えの問題ですわよね。

描く作業が出来なくなってくると
いつまで描けるのかしら と不安になり
どうせ描けなくなるなら
描けるうちに思う存分描いておこうと
仕事量を、逆に増やしてしまいそうになるのも
要注意かしらん。

まあ、まだ来ていない未来に
不安を抱いても仕方がないわ。
腐ってこぼれそうな肉を
ガムテープで押さえてるゾンビのような気持ちで
お仕事に励みます。

それって ちょっといやんな気持ちだわん。

でも 
お仕事を楽しいと思っているうちは大丈夫!
というのが
あたくしの頼りにする鍼灸師さんの口癖です。

だったら 過呼吸で死亡するまで大丈夫(^^;)


2002年06月28日(金) まだ これから修羅です(TT)

御無沙汰しております。

なんでやねん、とか
つっこみたくなるようなこの時期に来ての寒さに
とっても素直に風邪をひいて
お仕事の予定がずれまくり。。。。

最終的に どうしようもなくなるほどの
スケジュールではないので
腹を決めて 寝狂っていたら
いつのまにやら もう月末。

ずれまくった予定を
アシちゃん達と相談していたら
なんだか あたくしって
なんて幸せなのかしらと
しみじみと感激してしまいましたの。

アシスタントさんという職種の人には
お願いするようになってからより
自分もしていた 同業者としての方が
たくさんの人と会っています。
そりゃもう
いろんな方がいらっしゃいますのよ、
とてもここには書けないような
数々の伝説の人とか。(悪い方向性で)

気持ちよく一緒にお仕事できる
アシちゃんに巡り会うのが どんなに大変か、
そりゃあもう
結婚相手を選ぶぐらい慎重にならないと。

ずれまくる予定をものともせず、
他のスケジュールと相談もしながら
こっちの都合をあれこれ考えてくれるアシちゃんズと
電話やメールをしまくった今日1日。

申し訳ない事に
なんかものすごく幸せになっちゃいました。

めちゃくちゃアシ運がいいなあ、あたくし、と。

みんな友人の紹介なので
あたりまえといえばあたりまえなんですが。
人見知りなあたくしとしては
信頼できる友人の太鼓判ほど信用できるものは
ありませんわね。

自分のアシ時代、
大変だった事を思い出しては
そういう事だけはしないようにと思っていた
スケジュールの変更。
体調も整えなきゃ行けないし
他の先生の都合もあるし
ほんとに大変なことなのよ、
フリーのアシスタントにとっては。
専属でお願いできるほど甲斐性があれば
かなり問題は少なくなるんですけどね(^^;)

あまりアシちゃんズを困らせずに
平穏に お仕事が進められるよう
気張らないと。と
幸せをかみしめるとともに
心に誓ったのでした。

この場を借りて
アシちゃんズにありがとう〜。


2002年06月24日(月) ゆっくり急いで

昼まで起きていて、校正を終わらせ、
宅急便のおにいちゃんを呼んで
いらっしゃるまで一眠り…

と思ったら、だんな様が起きていてくれて
寝てていいよ とおっしゃるので
(こういう時だけ『様』付け…)
そのまま気持ちよく寝過ごして
お布団から出たのは 夜の9時でしたん。

でもマトモに朝起きてる期間は
「どうせいつまでもは続かない健全な生活。
せめて今は楽しみましょう〜」
とか余裕かましてるのに
夜にごそごそ起き出す
こういう不健全な生活の時は
「いつまで続くのこんな生活〜〜
このまま夜の女として生涯を終わるのかしら」とか
非観的(?)な気持ちになるのはなぜかしらん。らん。
どんどんずれて やがてはひっくり返ると
わかっているはずなのに。

ドコにあるの あたくしの体内時計。

それにしても 夜の生活はいつものことなのに
なぜこんなに 今回は気に病むのかしら…

はっ。
ワールドカップのせいだわ。。。。
三時からの中継に起きていられないからか…

なんて単純なの あたくし。
なんとか 試合のすきまの今
ひっくりかえしたいと 
無意識のうちにあせっているのね。

無理だって…1日2日じゃ。
(自分に言い聞かせてるらしい)

会社勤めの方々だって
3時からの中継は見られないんだし。。
自分だけ見ようなんて いけないかしら。

さて とにかく 校正も終わったし
もう すぐにアシちゃんもいらっしゃるし
バリ仕事にかからないと激ヤバん。

と、気持ちはめちゃくちゃあせっているくせに
サイトの更新だなんて 
なに アンバランスでアンビリーバボーで
まとはずれな余裕を 盛大にかましているのかしら。

いや、だって しばらく出来ないから…淋しいし
(自分に言い訳しているらしい)

そういうわけで
全力疾走でお仕事に戻ります!!

全力疾走といえば……ちょっと前、友達が
「あなたがつぶやく最期の言葉」という
占いページを教えて下さったんだけど…。

http://www.jah.ne.jp/~press/lastword/

占った結果なんだけど
死因が「走り過ぎ 過呼吸をこじらせ死亡 推定年齢:不明」

....だそうよ あたくし。

「現状のことに飽き足らず,常に何かを求め走りつづけているあなたが満足を覚える日はいったいいつのことやら。
そんなあなたが探し当てたものは、最期の言葉『つぼは花瓶にも骨壷にもなるよ』です。走りっぱなしのあなたは、実は地球を一周していたのでした!? バトン代わりのつぼが最期にはあなたの骨つぼに。そして、めぐりめぐって輪廻転生、つぼには花が活けられ、誰かに笑顔をもたらすでしょう。」

転生して壷、って アナタ。
壷って 壷って 生き物なの?


とにかく 過呼吸で死なない程度に お仕事疾走。

でも老衰して手が震えて 
漫画描けなくなっても生きてるより、
全力疾走してるうちに死ねる方が 幸せかも。
…と思ってるあたくしは
やっぱり 過呼吸で死ぬかも。


藍まりと |MAILHomePage

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