2002年11月09日(土) |
明日は明日の風邪をひく |
またもや
夜だか昼だかわからなくなって
変な時間に 寝たり起きたりしている今日この頃。
寝ぼけていると、
ビーズアニマの担当さんから
お電話が。
「あの…」と
言いにくそうに切り出したお話しは
「消し 入れてもいいですか?」
もちろんどんどん入れて下さい。
っていうか入れないと逮捕されちゃうし。
編集部で 入れ忘れても大丈夫なようにと
気をつけてはいるのですけれど
アタマがマヒしているのか
肝心な場面で
ばっちり描いちゃったりするのですね
これが。
いえ、もう
何がいけないんだか
何がいいんだか??
今 描いているのも
大丈夫なんだか 大丈夫じゃないんだか。。
いろんな意味で
厳しい風が吹き荒れている
エッチ漫画業界のようです。
ま
明日は明日の風が吹く。
いい風だと良いですわね。
あたくしの風邪はまだ治らないんですけど。
さて
いよいよお仕事がせっぱつまって来ました。
……って、
とっくにせっぱつまってるんですけど。
日記を書いていないと
日にちの認識が甘くなり、
今、日付けを確認して
せっぱつまり度、
200%アップしちゃったわ。
仕事の合間のガス抜きのために
愛猫 キスケの
お尻を追い掛け回したりしています。
子猫の頃、
うるさいほど纏わりついて来たくせに
もう
一人で育ったような顔をして
昼間は遊びに行って帰って来ないし、
夜は一人で、
あるいはだんなの腕枕で寝ちゃうし
(ホモだから)
息子が大きくなって
淋しい母親、ってこんな気持ちかしら。
とか思っちゃったり。
しかたないから
こっちから 追い掛け回して
なつくわけなのね。
あっちがなつかないから
こっちからなつくと、
ちょっとは喜んで相手をしてくれたりするのね。
嬉しいのね。
でも子猫のころは
呼べば飛んで来たのに、と思うと
攻と受がひっくり返る時の
攻、ってこんな気持ちかしら。
とかも 思っちゃったり。
…思っちゃったりしながら
そういう漫画を 今描いているのだけれど。
キャラの気持ちを
充分味わわせて頂いたところで
お仕事にもどりたいと思います。
あら。
またいなくなっちゃったわ、
キスケのいけず〜〜〜。
木枯らしがビュービュー吹いて
寒い季節になりました。
寒がりの猫達のために
ホットカーペットが活躍する季節ですが。
うちの2階に
キスケの友達野良ニャンコ「しまじろう」
が住み着いておりますのよ。
2階のベランダ、というほど立派なものでなく
洗濯物干し場 と言う方がふさわしいボロ。
1階にある洗濯もの干し場は
サンルーム仕様になっていて
そこなら住んでてもいいわよ、と
言い渡してあるのに、
どういうわけだか
ふきっさらしの2階のベランダに居たがるのよ。
この子を 可愛がって
面倒をみてくれていた御近所さんが
引越してしまわれたので
もう一日中 そこにおります。
今年始めての木枯らしが吹いた日、
あまり寒そうなので
段ボールに古い座ぶとんを入れて置いてやったら
とっても素直に 中に入って寝ておりました。
あたくしは、ベランダのサッシ沿いに寝ているので
寝る時、ちょっとサッシを開けてのぞいたら
段ボールの中のしまじろうと目が会いました。
寒そうに丸まっているのを見ると
ぬくぬくとお布団にくるまっている自分が
申し訳なく思えちゃったりして、
修羅場中というのに
次の日には、古くなった椅子やら
発泡スチロールやら
段ボールやら
ビニールやら 持ち出して
しまじろうのお家作り。
ちょっと錯乱 入ってますけど。
トンカンと椅子を補修して、土台にして
少しでも風を防げるように囲って……
どこから見ても 立派な
路上生活者のお家が出来上がりました。
あまりの怪し気な風情に
しまじろうも戸惑い気味。
夜になって寒くなったら やっと入りました。
ふつう 猫はこんなに
ヒトの思惑通りに、
入って欲しいと思う所に
入ったりしないものなんだけど。
それにしても まだ寒そうなので
えさで小屋から誘い出し、
湯たんぽを入れてやったりして。
この湯たんぽは
去年、死んじゃったテンの闘病時代に買ったもの。
他の猫もうらやましがるといけないと思って
3つも買ったのに、
猫達には不評で
誰も使ってくれなかったのよ。
しょうがないから自分で使ってたんだけど
3つも使わないわよ。
えさを食べ終わったしまじろうが
小屋に戻ろうとして
中に怪し気なものがあるのにびっくり。
それでも しばらくしたら
湯たんぽの上で
湯たんぽと同じ格好になって丸まってましたわ。
ありがとう しまじろう。
湯たんぽを気に入ってくれた猫は
アナタだけよ。うるる。
やっと買った甲斐があったわ。
こんなにじたばたするくらいなら
飼ってやればとお思いでしょうが
野良生活が長い猫は
そうそう人に心は許さず、
家に入れてやったとしても
人の姿を見ると
飛んで逃げてしまうのでございますのよ。
それにしても うちのベランダ……
雑草を鉢に入れて育てていたり、
壊れかけのデッサン用石膏像が置いてあったりして
充分 怪しいのに
路上生活用のお家まで出来ちゃった日にゃあ、
よそ様から見れば
心の底から怪しまれても 文句は言えません。
まあ、どうせ御近所では
一人前の変人として認識されているようなので
今さら怪しまれても どうってことないわね。
こないだは 買い物に行った帰りにお会いした
御近所さんに
「あら〜珍しいわね、ここ全然見なかったのに」
……あたくしは珍獣ですか。
先日 引越してしまった
御近所さんのお話しが出た時、
「あなたは引越さないでね、寂しくなるから」と
言っていただきましたけど
いいのかしら。
変人で珍獣なのに。
夜行性の珍獣としては
まだ朝までもうちょっとお仕事することにします。
あたくしがお仕事にあけくれている間に
皆さまってば 着々と
お人形を完成せている御様子。
いや〜〜ん
ひとり取り残されちゃう〜〜ん。
などと地団駄踏んでる場合では
ないのですけれども。
先日、
『野生之愛』(獣は檻の中)に続く、
台湾判コミックスが届きました。
続きを出して頂けるとは思ってもいなくて
ありがたいことです。
「欲望の密猟者」とういタイトルは
『情慾枷鎖』というタイトルになっておりました。
ハードだわ。なんだか。
しっかりと「18禁」の文字とともに
あちら判はとても消しが濃いのです。
(ちなみにあたくしがシュミで黒々と入れる、
ヘアーにも消しが入ります、思い切り)
が、
このコミックスってば
モノがアップでばんばん出てくる上、
モノにブランディングの図柄なども
多々出てくるのですね。
消してしまっては何がなんだかわからないわ。
どうなさっていたかといえば
まわりの線だけ消して、
図柄だけ宙に浮いている、という
手間のかかりそうな消しを
入れて下さっておりました。
よけい
何がなんだかわからないような気もするけど。
とにかく
とっても よけいなお手間をかけたようで
申し訳ありません。
なんとなくあやまっちゃう。
それから、おもしろかったのは
実物じゃなくても消しが入っておりました。
何に…って、つまり
怪し気な 棒状のものにはすべて。
はい。
ハッキリ言って、消しだらけでございます。
申し訳ございません。
重ね重ね
あやまりたくなっちゃってしまいました。
思わず 日本語 怪しくなっちゃいますほどに。
それでも、ところどころ
線が残っていて、
前巻の「大きなシャボン玉が浮いている」状態より、
丁寧な、ちょっと甘い 消しのようでしたわ。
この巻もシャボン玉だったら
ほんとになにがなんやら
わからないのものねえ。。。。
中身をしみじみ味わう暇はなく
今は描く方に必死です。
そんな中、あら不思議。
友人の
「あんた青年ばかりか 少年にまで手を出すのね?」
という人聞きの悪いお言葉も華々しく
いつの間に
少年素体や、ヘッドが手元にあるのでしょう。
おほほ
そんな事はまあ、いいわ。
とにかく 真面目に(……)
お仕事はしておりますともっ。
2002年10月26日(土) |
修羅場は続くよ どこまでも |
御無沙汰しております。
いかがお過ごしでしょうか。
こちらは風邪などこじらせて
修羅場中にえらい目にあいました。
で、いちおう前半修羅場はなんとか抜けて、
後半修羅場に突入しているところでございます。
1本、描き終わったところで
モデル人形を解放。
あまり無理なポーズは取らせられないので
まあ、軽く縛りが入る程度なんですけど
見た人たちが みなさん、
「なんちゅう格好をさせているんだ」
とおっしゃるのはどうしてかしら。
ま、まあ、考えてみれば
お人形を縛る、というだけで
世間様には充分にイジョーと映るわけなのですわね。
で、「お疲れさま」と顔のないお人形をねぎらいつつ、
拘束をほどきながら 心の中でつぶやく……
「どうせ 次の1本で、またすぐ縛るんだけどね」
とにかくね。。
お人形でボンデージする、という行為は
同じ人形趣味の方々にも引かれてしまう趣味のようなので
同好の士は気をつけましょうね。
ええ、こっそり ひっそりと。
明日は 鍼治療の予定でしたの。
…ですけど、
こじれたままの風邪をかかえて
鍼灸師さんんをお迎えするのはいかがなものかと
ちょっと迷っておりました。
風邪、うつしちゃったらいけないし。
と思っていたら、
鍼灸師さんも自力で風邪を暢達してしまったらしく、
明日の治療はキャンセルに。
ここはひとつ
その時間も気張って仕事をしろ という
天の配剤なのでしょう。。
一仕事終えて、
なんだか世界が遠くにあるような
ぽやや〜〜んと モ〜ロ〜と
過ごしておりましたら
あらら、知らない間にサイトが
更新などされているではありませんか。
あたくしの家には小人さんでもいるのかしら。
とか思ったけれど、
気がつけば、丸1日がどこかへ消えているわ。
いつの間に 26日とかになっていたのかしら。
サイトを更新したのは 小人さんではなくて
夢遊病状態のあたくしだったもようですわ。
錯乱状態 その2、といったところかしら。
これ以上 錯乱しないといいな〜〜〜
と思いつつ お仕事に戻りまする〜〜〜。
さて また お人形を縛らないと。
とりあえず御機嫌伺いでした。
ビミョーに調子が悪いので
仕事の進みが 鈍くさいです。
寝込むほどではないし、
もそもそ起き出しても効率が悪いわ。
締め切りギリギリになって
「あの時あたくしはいったい何をしてたのよっ」
と後で 自分自身に怒り狂う事必至な感じ。
頭がぼや〜〜んとしていると
知らず知らず お人形いじってるし。
なんだか いつの間にか
右腕だけ やすりかかってるし。
まだ白いヘッド、好みの形に
削り入れちゃってるし。
ここはひとつ、
お人形趣味を満足させつつ
お仕事をすすめるためには、
かの、
顔が入ったためにモデルを拒否した剛くんに
お出まし頂くしかないわ。
ええ、彼がどんなに拒否しようと
ポーズをとって頂こうじゃないの。
……とかいってポーズをとらせようとすると、
いや〜〜〜〜ん
髪が乱れる〜〜〜〜
と、先に悲鳴を上げたのは
あたくしの方だったりして。
さらにちょっと服を脱がせようとすると
弱った関節から 腕がぽっきりと折れて
あたくしの膝の上を滑り落ちて行きました。。。
さんざん無理なポーズを
モデル時代に取らされた彼は
もはや健康な身体とは言いがたいのでした。
彼のモデルとしてのお仕事は
今度こそ 永久に封印されましたわ。
ジョイントを替えたりして
もう少しましな身体に
戻してやる方法があるはずですけど
今は無理〜。
たぶんこれから
山ほど作るであろうお人形やヘッドは、
いずれは
人様に 婿に出すようになると思われますが、
この子だけは
責任をとって 一生 面倒を見るでしょう。
それではと
真っ白なヘッドとボディを
さて モデルにするかと取り出してはみたものの
やっぱり いづれあの子と同じように
可動部分が弱ってしまうかと思うと
無理なポーズを取らせる気にはなれず。
モデル人形として この剛君を購入した
あたくしの初心は もはや
霧の彼方へと
散って行ってしまったのでございました。
人生
どこで狂うかわからないものねえ。。
2002年10月11日(金) |
御近所さんのお引越し |
仲良くして下さっていた御近所さんが
お引越しすることになって しょぼん。
そのかたは とても動物好きで、
うちの猫たちも いろいろお世話になってたのよ。
そのかたが、せっせとエサをやって
面倒を見ていたノラ猫がいるんだけど、
そのお宅で「ちいちゃん」と呼ばれているノラは
うちでは「しまじろう」と呼ばれていて
キスケが小さい頃からの友達ニャンコ。
ちいちゃん、って、まさか
「ちび」の ちいちゃんじゃないでしょうね?
キスケより2まわりは大きいんですけど。
でも犬飼いの そのかたにとっては
猫はみんな ちびっちゃいのかもしれないわね。
しまじろうはとにかく人に慣れないので
エサをやるのが精一杯なんだけど
うちでも食べさせてるとわかって
そのかたは ほっとしたご様子でした。
……って、うちでも充分一匹前に食べてるんですけど。
そのお宅では、ものすごくいいものを頂いていたようで、
そういえば、だんだん贅沢になってきたと思っていたわ。
うちでやったもの、残す事もあるし。
でもいつも、
いい食べ物をくれるそのお宅より
うちのまわりをうろついてるのは、
うちの飼い猫「くろいの」ちゃんに惚れてるからなのよ。
恋の力は絶大ね。
このかたは動物はなんでも好きなので、
巣から落ちた鳥を保護してたりもなさるのよ。
先日の台風で、巣から落ちたらしい、
やっと飛べるくらいのハトを
保護してたそうなんですけど
翌日、
怪我も無さそうだし、と
離してやって 飛び立つのを見守っていたら、
どこからかかっとんできた うちのキスケに
あっという間に捕られてしまったと……
うえ〜〜ん
ごめんなさい ごめんなさい。
しかたないわよ、と
怒らないで下さいましたけど ごめんなさい〜〜。
カラスも時々 落ちてるらしいけど
さすがに頭のいいカラスは
親が落ちた子供の傍から離れないので
保護しようと近付くと攻撃されてしまうようです。
この辺、カラスも多いのよ。
「カラス、飼ってみたいんですよねえ、
無理ですけど」と
昔からの夢を語ったところ、
「ダメよ!あなたはカラスなんか飼っちゃ。
よけい 変人だと思われるわよ」
よ、よけい??
奥さんっ。
それは、あたくしはもう充分
この界隈で 変人だと思われていると言う事かしらっ。
ま、まあいいわ。
とにかく、その後に
引越して来られる御一家が
動物嫌いではありませんように。
せっかく動物が飼える借家なんだから
動物好きの方がいらっしゃいますように。