白い原稿用紙

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2002年12月19日(木) 手袋を買いに

やっとこさネームが出来上がり一息。

それにしても毎日 寒いですわねえ。

野良猫のしまじろうのための湯たんぽを
一晩で3回ほどは替えてやらなきゃいけないぐらい。

で、寒いと、とってもお手々が冷たくなるのよ。
かといって暖房を入れると
顔ばかりほってって頭がぼ〜〜っとするし。
いえ、ぼ〜〜〜っとしてるのは
いつもなんですけど。
 
これがこっしーちゃんの教えて下さった
「冷えのぼせ」(だったかしら?)ってやつなのね。

とにかくちょっと
手が動かなくなるくらい冷たくなるので
最終手段。

「お部屋で 手ぶくろ」

というマスター方式を採用。

……したのはいいんだけど
いろいろ問題があるのがよくわかったわ。

うっかりもののあたくしは
そのまま水仕事に取りかかってしまい、
何度 手袋を乾かすはめに陥ったか。

これは
「身の回りのことはすべて他人がやってくれる」
という特権階級だけに
許されたことだったのね。

でも!
特権階級だろうが
貴族だろうが王様だろうが
避けられない作業がひとつあるわ。

おトイレよ。
ついうっかり
そのままおトイレに入ってしまい、
ついうっかり
そのまま手を洗ってしまうのよ。
気がつかないあたくしもあたくしだとは思うけど。

もう終わった漫画だけど
マスターはどうしていたのかしら。。。
入る前にちゃんとはずしていたのかしら。
それともその作業すら弘史が……
おほほ。そんなわけないわね。

ま、まあ、いいわ、そんなことは。

近いうちに
何度濡らしてもすぐ乾く、
薄手の手袋を買って来なくちゃ。

なんか
冷え性の解決方法としては
けっこう間違った方向へ行ってる気も
しないでもないけど。


2002年12月17日(火) ちょっと遅いお礼

あら。
ふと気がついたら、
サイト再開一周年を過ぎていたのね。
正式再開は12月5日 とあるわ。

第1期のサイトは一年、続かなかったから、
今回 始めての一周年記念日があったのね。
だいぶ 過ぎちゃったけど。

さすが
記念日という記念日は忘れる
あたくしだけのことはあるわ。

結婚記念日だって忘れっぱなしだし。
そういう事を怒るだんなじゃなくてよかったわ。
っていうか
ふつうはだんなが忘れて
奥さんが怒るのが基本じゃないのかしら。

まあ、どうせあらゆる基本は
素通りするのがあたくしの生き方だから。

そんなことは どうでもいいわ。

再開した時、
負担にならないよう のんびりゆったり
ぐずぐず あせらずやって行こうと思っていたのに
けっこうな勢いで増殖して
前サイトより でかくなってしまったようですが。

1年間
ありがとうございました。
今後もよろしく
一緒に遊んでやって下さい。


2002年12月14日(土) コタツ天国

先日 出して来たコタツにむかって
ぼや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと
ネームを考えていたりします。

まだ紙に移そうとしたら
壊れてしまいそうな脆さなので
ただただ 頭の中で構築しているんだけど
どう見ても
コタツで居眠りしているだけみたいな絵づら。

家族が同業者でよかったわ。

わがままなあたくしは
漫画を描くスペースに
他のモノの侵入は許さない癖に、
漫画に関する事は
どこにでも持ち込むのよ。

お人形制作スペースだろうが、
トイレだろうが お風呂だろうが
お外の喫茶店だろうが レストランだろうが 
道ばただろうが 映画館の中だろうが
(しかも上映中だろうが)
トイレだろうが お風呂だろうが。
さすがに ペンとインクまでは持ち込みませんけど。

昔は喫茶店でペン入れした前科もあるわ。
行き付けの喫茶店で、
もう諦めて受け入れてくれている
お店の方々は
あたくしの顔を見ると
奥の窓際の、いつも座る席に案内して下さったわ。
その席が空いていない時は、
「あの席は今埋まっているんですが
よろしいですか?」とわざわざ聞いて下さったわ。

さすがに 今の作風では
ペン入れはおろか、下書きやネームでさえ
お外でなんかできませんけど。

お引っ越しが重なって
その店にも行かなくなったけど、
ある時 通りがかりにそのお店に
寄ってみようとして行ってみたら、
なくなって 天婦羅屋さんになっていました。

ままま まさか
あたくしのような 儲からない客のせいで
潰れたのではありますまいね?
どきどき。
当時、デビュー前でお金がなかったあたくしは
珈琲1杯でねばる
もっとも嫌われるタイプの客だったはず。
でもよく、
友達が遊びに来た時、
あたくしが家にいないと、その喫茶店に来て
食事をおごって下さったりもしたわ。

いつでも 厭な顔ひとつせずに
あの席まで案内してくれた
あの店員さんたちは 今はどうなさっているかしら。

はっ。
もしかして その天婦羅屋さんで
働いていらしたのでは?
入ってみなかったのでわからないけど。

だとしたら
お店で、
自分の家にいるようにくつろぐ客がいなくなって
ほっとしていらっしゃったかも。

なんて
昔を懐かしんでいる場合じゃないわ。
目の前の締め切りが先ね。

それでは
もうちょっと コタツで居眠り……
じゃなくて、構想を寝ることに……
でもなくて 練る事にしますわ。


2002年12月13日(金) 言い訳はいろいろ

昨日
猫達がこたつで仲良く(もないですけど)
一緒に寝てると書きましたが、
今日気がついたら
コタツの中で殴り合っていたわ。
とほほ。

そういえば
先日、御近所さんが
町内会費の集金にまわっていた時、
だんなが出たんですけど
話声が聞こえて来ました。

御近所さんが
「みなさん、お元気ですか?」
だんなはしばらく考えて
「猫のことですか?」

うちは皆さんと言われるほど人間はいないわ。
だんなとあたくしだけ。

「はい」と
御近所さんは嬉しそうにお答えになりましたが、
御近所さん。
猫に「皆様」とか敬語つかわなくてもいいのですよ。

猫好きのその御近所さんは
めっきり寒くなって
うちの猫達が 遊びに出て行かないので
寂しがっておられたのでした。

御近所が静かな分、
確かに うちは にぎやかで
あちこちで
ニアミスした猫達のうなり声やら
怒りの声やらが響き渡っております。

そのたびに仲裁に走るあたくしは
おかげで仕事がすすみません。

と言い訳してみる。。。。。


2002年12月12日(木) またしてもお部屋改造

ふう。

日記も書かずに何をしていたかって
せっせとサイトの更新作業。

そろそろこんなことしてる場合じゃないですわ。
明日から真剣に
アタマかかえてネームにとりかかります。

そして今日は肉体労働も少々。
またしてもお部屋の模様替え。

せっかくスッキリと片付けて
広くなったお部屋に、
しまいこんでいたコタツなど
がたがたと 出して来てしまいました。

こちらは椅子式の仕事場用と違って
ぺたりと座るタイプです。

するとどうでしょう。
お膝にすがりついて離れなかった猫達が
あら不思議。
すっぽりと収納されたではありませんか。

うちの猫たちは仲が悪く、
去年は一匹につきひとつのコタツでないと
だめだったのよ。
それじゃ コタツがいくつあっても足りないわ。
いえ、3つあれば足りるんですけど。
うちにはコタツは3つあるんですけど。
3つとも一日中つけているなんて
そんな資源の無駄遣いはできませんわ。

今年は仲良く……とはいかないけど
なんとか他の猫がもぐりこんで来るのも
許しているようです。

そしてあたくしもどうやら
そのコタツに常駐する気満々です。

仕事場に、お人形制作スペースを作ろうと
こないだまでもくろんでいたわけですけど
やってみてわかったわ。

あたくしという人は
漫画を描くスペースに
他の物が入り込んでくるのは
我慢がならないらしいわ。

それがいくら
惚れ込んだお人形のためとはいえ、
やっぱり これはこれ、それはそれ。

本妻と愛人を
同じ家に住まわせるおバカがどこにいるの。
……って感じかしら。

せっかく片付けたお部屋に
次々とお人形用品が積まれて行くのを見ただんなが
「まさかこの部屋を
お人形部屋にする気じゃないだろうね?」
と心配なさっていましたっけ。
「いやあねえ、そんなことしないわよ〜〜
安心して♪」
とか お答えした覚えがあるような
ないような。

やっぱり
あたくしのすることは安心できないわ。
我ながら。
このコタツでお人形制作する体勢は
バッチリですわ。
とほほ。

でもこれはある意味、
とっても危険な体勢でもあるわ。

漫画を描くのと同じスペースでやっていれば、
仕事中には
お人形用品は仕舞いこむ事を余儀無くされるけど
場所さえ移動すれば
いつでもお人形にかまえてしまえる、って事なのよ?

なにしろ漫画描きの修羅場中の
錯乱状態というのは ハンパじゃないから。
ハンパな人もいらっしゃいますけど。
(真面目、とも言うわね)
せっぱつまった時の現実逃避は
ちょっとものすごいものがあるのものなのよ。

結婚記念日に
愛人に会いに行ってしまうようなものかしら。
全然 違うかしら。

とにかく
そんなこんなで
明日からは妻 ひとすじ……のはずですわ。
サイトの更新、という愛人も持っているから
とっても怪しい宣言ですけど。

早々にクリスマスバージョンにもしたわけですし、
だ、
大丈夫だと思うわよ。

なぜ言いよどむのかしら。あたくし。


2002年12月08日(日) それはホモ漫画

久しぶりの友人と電話。

ホントに久しぶりで
もう何年会っていなかったか
わからないくらいなの。

それでも
誕生日を覚えててくれて
毎年 
綺麗なお花を送ってもらっていたりします。

がさつなあたくしには到底出来ない芸当。

昔 描いていた少女漫画誌で知り合った彼女。
今も元気で ほのぼのとしたショート漫画を
描きつづけております。

初めて会ったのは出版社のパーティだったわ。
かわいこちゃんが ひとりでいるのを
めざとく見つけて
一緒に行っていた友人と
ふたりがかりでナンパしたのよ。

そんな事はどうでもいいわ。

その友達とは
ちょっと前の竹書房のパーティで
ほんとに数年ぶりで
ちょっとだけ顔を会わせたの。

電話でその時の話が出た時、
あたくしが
「あの時一緒に居た、ボ−イズの友達がね…」と
言ったのよ。
彼女はちょっと黙って

「ボ−イズってなに?」

あああああ
そうでした。
同じ漫画業界といっても広うござます。
広い中でも認知度の低いこのジャンル。
同人もやらずに
健全な漫画を描き続けてる彼女には
見知らぬ世界。
あたくしが「ホモ漫画」を描いているのは
知っていたけど、
「ボ−イズラブ」という呼び名は
御存じなかったのよね。

かくいう あたくしも
ボ−イズを始めた頃、
その呼び名を知りませんでしたわ。

「めっちゃハードなホモ漫画が描きたい〜〜〜」
という
猛烈な情熱に動かされて
とにかく描いてはみたものの、
「ボーイスラブ」という呼び名を知ったのは
それから しばらくたってからだったわ。

「ボ−イズ」と打っても
あたくしのパソちゃんは
「ボーイ図」とかほざいていて
単語登録したんだったわ。

遠い昔の事のような
つい昨日の事のような。。。

まあ、彼女は
そんな言葉は単語登録する必要はないわ。

明日は
そんな彼女と
数年ぶりのデートなの。

わ〜〜い
なに着ていこうかしらん、らん。


2002年12月07日(土) 仕込みツアー

今日は
修羅場を抜けた漫画仲間のさらに人形仲間と
ボークス、オカダヤ、ユザワヤツアー。

ユザワヤはバーゲンだったので、
またも しこたま材料を……。

お人形用品の材料は、
もう充分に一生分くらいため込んでるのに、
もう 一、二回 転生しても大丈夫なくらい
買い込んで来ちゃったわ。

前に行った時は
手当りしだいだったけど
今回は 少し作ってみて
自分に何が必要かわかったので
集中的に。
エナメル、合皮、会わせて20メートル近く。
どんな大きさの人形を作ろうってのかしら
1/6じゃなくて1/6人形?

お、重かったわ。
その他にもアクセサリーパーツを山ほど。
文鎮なみの重さのカシメ打台とか、
アクリル絵の具の追加と薄め液とか、
各種メディウムとか、
ほんとに重かったわ。。
それから粘土。とその関係品。
靴を作ってみようと思って。
心の底から重かったわ。。。

みんなでランチもちゃんと頂いたのに、
物資調達したあとにはエネルギー切れで
3人で居酒屋でがつがつと。
頼みすぎかと思われた料理を片付けるのに
22分しかかかりませんでしたわ。

食事がイタリア人並みに遅いあたくしとしては
人生最短記録のお食事かも。

「毎回 毎回
それだけの大荷物を持ち帰ってる
あんたの家はいったい
どういう状態になっているの?」

という友人の心配をよそに
ものすごいことになっています。
(ちっとも『よそに』じゃないわ)

でも まあ
のんびりサイトの更新準備などしながら
そろそろ次の仕事のネーム練りにも
入っております。

風邪 ひいてただけで終わった
お休みのような気もしますけど
実は すでにもう一体、
ドールが完成しています。。。。

我ながら いつの間に。


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