白い原稿用紙

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2003年02月23日(日) プリンタちゃんの災難

コミックス用カラーをお引き渡し終了。

ぜえぜえ。

薄暗いモニタちゃんを相手に悪戦苦闘。

でも今日の主役はモニタちゃんではなく
プリンタちゃん。
出力の最中に黒のインク切れになって、
交換したはいいけれど
どういうわけかインクは満杯なのに黒が出ないのよ。
目詰まりだろうと思って何度クリーニングしても
もうこの世に黒など存在しないとでもいうように
微塵も出ないのよ。

なんでだろ〜〜と考え込んでいて
いきなり心当たったわ。

インクカートリッジをさかさまに入れたかも知れないわ。
ふたを開けて確認してみると案の定どんぴしゃり。
さすがだわ。あたくし。いろんな意味で。

で、入れなおそうにも
インク切れじゃないのに
強制的にインクを交換するやり方がわからないん。
カートリッジが交換するべき位置まで来てくれないので
ふたを全開できないのよ。

強制交換の方法はあるはずだけど
ヘルプを見てもわからない〜〜
説明書は押し入れの中でどこにあるかわからない〜

そこでどうしたかといえば
何度もクリーニングを繰り返し
まだ残っていたカラーのインクを空にする
という強引な方法を考えついて 実行。
インク切れランプがつき
ようやくカートリッジは
交換できる位置まで来てくれたわ。

こういう時の強引なトラブル脱出は
我ながらほれぼれするわね。

もっとも、カラーのインクも残り少なくて
どうせ数枚印刷したところで切れるだろう
という量だったから出来た事だけど。
じゃなかったら もったいなくて出来ませんわ。

それなら
カラーインクが一杯だったらどうしたかしら。

それはその時になってみないとわからないわねえ。
でも なりたくないわ。

出力見本をつけないで渡すという手もあるけど
なにしろ モニタちゃんの御機嫌が悪いでしょう。
出力してみないと
自分が何色で描いたのかもわからないんじゃ
(ちょっと大袈裟ですけど)
怖くてお渡しできませんわ。

とにかく無事お渡ししたので
トップ絵を更新いたしました。
これは今回のコミックスの目次イラストで
コミックス発売までの期間限定トップです。

コミックス中身の修正と描き下ろしは
いつできますか という御質問に
それはもう 当初の予定通り
今月末にはお渡ししますと
大口叩いて来ましたけど

今月が2月なの 忘れてたわ。。。。。


2003年02月21日(金) モニタちゃんの憂鬱

友人がメールで
「モニタの寿命は5年くらいらしい」と教えてくださった。
5年……は使っているかも知れないわ。

で、今日のモニタの御機嫌は ある意味バツグン。
ちらちらせずに綺麗な画面を見せてくれております。

が、ちょっとパソの前を離れて
作業が止まると
ぶつっ
といきなりクラ〜〜い画面になるの。
絵は見えるんだけど
色味がほとんどわからないくらいの暗さ。
で、しばらく我慢してやっていると
ようやく御機嫌をなおして下さって
明るい表情になるのです。

つまり。
機嫌よく働いて頂くためには

立つな サボるな ご飯も喰うな
ついでにいうなら トイレも行くな。

というような状態なのでございました。

休み休みやっていた昨日から一転して
休みなく働いていなければいけないと言う状況に。

人生 バランスが取れているものなのね。
でもできるなら
普通に なだらかにお仕事したいわ〜。

とにかくモニタちゃん(あら なんだか可愛い)
は近いうちに買い換えを考えなければ
いきなり真っ暗になって
なにも映してくれなくなってからでは遅そうですわ。

と思っていたんですけど。

モニタの買い換えどころではなくなりそうな事態に。。

お家の住み替えを考えなきゃいけなくなりそうだわ。
大家さんがこのお家を売るつもりだと
お世話になってる不動産屋さんから電話が。

大家さんが変わるのはかまわないけど
買ったお方がここに住むおつもりなら
必然的に出て行かなければならないわけね。
喧嘩してまで居座りたくないし。

でも猫を3匹も抱えてると
ものすごく探しにくいのよ。
ここは猫には最高の環境だし、
できれば このまま居座りたいわねえ。

「そういうわけで、あなたが買うのが一番良いと思うの」

……って、気楽におっしゃらないでよ
不動産屋さん(TT)
そんな甲斐性ありませんわよ。
しがない自由業でローンも組めないんですから。

500円くらいで売って下さるなら
考えますけど。
(500円でも考えるあたくしは根無し草な生活が好き)

どっちにしろ
査定とか、買いたい人たちの見学とか
いろいろいらっしゃるんでしょうから
一息ついたら
また大掛かりな大掃除をぶちかまさなければ。

今の状態では
売れるものも売れないわ。

あら。
その手があったか。


2003年02月20日(木) モニターが御機嫌ナナメ

カラー、色付けの最中です。

ですけど いや〜〜〜んな事に
パソコンの調子が激ワル。。。

パソじゃなくてモニターのような気もするわ。

ちかちかと
画面がまたたくのよ
明るくなったり 暗くなったり。

こ、これはモニターが寿命なの?
命が消える前のロウソクのまたたき?

でもまだ老衰というには
若すぎると思うのよ!
いつ買ったのか忘れちゃったけど。

今使用中のiMacの方ではなく
お仕事用のG3の方なんですけど、
モニターはマック純正、G3とお揃いの
青くて可愛いのをわざわざ買い揃えたの。
G3の方が生きてるのに
モニターの方が寿命……ってことアリ?
ああ でもホコリとか
いっぱい入ってるかもしれないし……。

とにかく今回は
買い換えようにも全然間に合わないし
このままなんとか頑張って頂くけど
ちかちかとまたたく画面は
阿呆な蛍光灯をじっと見つめているようなもので
とってもお目々に悪いわ。
何色塗ってんだか よくわかんないし。

思えばパソコン使い始めてから
一気に目が悪くなったのよね。
そのまえのゲームの歴史も蓄積されてたけど。

そんなわけで
とってもお目々に悪いので
さぼりさぼり……じゃなかった
休み休みやってますけど
あんまり休み過ぎると間に合わないわ〜。

モニターの御機嫌 うかがいながら
そろそろ仕事に戻ります。


2003年02月19日(水) 銀髪賛歌

昨日は ようやく
ハリーポッターを観て来ました。
ぎりぎりセーフで前売りを無駄にせずにすみましたわ。

前売りを買うと、その時期に行く時間がとれなくて
無駄にしてしまったことがよくありましたのん。
漫画家にとって数カ月先は 闇の中なのよ。。。
そうじゃない立派な人もいらっしゃいますけども。

でもこりもせず
ロードオブザリングの前売りを買って
レゴラスとアラゴルンのピンバッチをゲット!
もう絶対ないと思っていたのにラッキーだったわ。
っていうか、
6種類のピンバッチのうち、残っていたのが3種類。
アラゴルン、レゴラス、フロド&サム。
まっ先になくなりそうなものばかり。
たぶん、
そういう物の方を大量に作ったんじゃないかしら
と勝手な憶測をめぐらしてみたりして。

「旅の仲間」バッチなのでサルマンがいないのは
いたしかたないわ。。。。くすん。

見に行ったのはハリポタなのに
アタマはもうすっかり指輪モードだったので
ハリポタ君には失礼しちゃったわ。
もちろん、始まったら
楽しんで世界にのめり込ませて頂きましたけど。

指輪モードの頭と共に
ハリポタを観ていて気がついたの。
あたくし
銀髪にめっちゃ弱いらしい、って事。

ハリポタでキャラツボなのは
ドラコとその父上。
指輪では
レゴラスとサルマン。

関係ないけど、ゲームキャラで大好きなのは
FF7のセフィロス。


いかがなもんでしょう。
銀髪オンパレード。(白髪だという説も)
ついでに言えば、陰険な敵役も好きん。

第2部で、銀髪となって復活したガンダルフも
だんごっ鼻にかかわらす
あたくしの中での人気度急上昇。

白い髪の毛というのは
あたくし的に、
描くのはとても苦手なのん。
あたくしの描く画面はベタを多用するし
頭だけ白いと どうにも
コントラストのバランスが取りにくいのね。
(下手なせいです。いろいろと)
しかも描線がきれいとはいいがたいため
流れるような美しい髪の線を
少女漫画家さんたちのように
綺麗に描けないせいでもあります。

自分で描く漫画の中では
きっぱりとした黒髪が好きですの。

でも三次元になったとたんの
この白い髪への憧れはいったい……。

初めて作った剛も銀髪バージョンでしたっけ。
ほっとくと 欲望のママに
銀髪バージョンばかり作ってしまいそうで
バラエティーに欠けるため
いろいろ取り揃えて購入してはおりますが。

で、
手にして喜んではいるものの
このレゴラスピンバッチは
今 共にレゴラス萌えの友人、
Rょう子ちゃんにあげるつもり。
あたくしはこういう小物の管理がとても下手で
どうせ失くしてしまうに違いないわ。
でもRょう子ちゃんはとても大事にする人なので
その方がレゴラスも幸せなのよ。

だから「差し上げてもよくってよ?」と言ったところ、
「まあ、嬉しいわ。
でもそれもいいけど レゴラス人形 作ってよ」

ごごご、御自分でお作りなさいよ。
アナタだって剛人形作ってるじゃないの。

でも彼女は、今 女の子人形の
お洋服作りにどっぷりなのでした。

でもあたくし
作るんなら、サルマン人形の方が作りたいわ。
作りませんけど。
ガイヘッドを、削り倒して、皺を作り、
長い銀のお髭を……。
(長い事隠して来たけどあたくしは鬚フェチでもあります
古い友人しか知らないこの事実)
あ、やばいわ。
ほんとに作りたくなって来ちゃった。。

誰か止めて。
っていうかあたくしの腕では無理ね。

でもいつかきっと
美しい爺人形を作ろう!
となぜか心に誓ってしまったのでした。

どうでもいいけど
ハリポタの感想を書くつもりが
どうしてこんな結末に????


2003年02月17日(月) あたって砕けた野望

さて
ようやくラフが出来上がり、
朝もはよから編集部にファックスなど。

もちろんまだ編集部は
どなたもいらっしゃらないと思われる時間なので
待ち時間の間に
久しぶりにお人形サイトサーフィン。

そしてネットオークションなども覗きます。

ヤフオクの
スーパードルフィ、カスタムドールのカテゴリを
写真のみの表示にして
たっくさんのお人形を見ながら
ニヤニヤするという危ない人です。
まだ入札とか出品とかできるIDを持っていないので
掛け値無しに 眺めて楽しむだけなのですけれど。
いろんなお人形を一覧で見る事ができるので
いやもう イベントに行った気分が
少しでも味わえますわ。

などと楽しんでいたら
早々に編集部からお返事。

スリーショットの表紙の野望 ならず。

あたくしが「絶対これ!」と言い張れば
それでも通して頂けたのだと思いますが、
ツーショットも気持ちは抜かず、
同じように力を入れて描きあげたつもりなので
編集部に選んで頂かなければ
何枚も描いた意味がないというものです。

自分の力足らずだったわ、とは
正直に思いますわ。

そういうわけでスリーショットの
幻の表紙案は
このサイトのイラストのお部屋のかたすみに
ひっそりと そのうちアップしたいと思います。

時間は ある時にはあるから
ラフだけでなく
自己満足で、色も塗って仕上げた物も
アップしたいとかも思っていたりします。

で、とにかく一山越えたので
久しぶりにお買い物にでも出ようかと企んだけど
今日は 
コピー機のメンテナンスがいらっしゃるのでしたっけ。

ホントは先月のはずが
いろいろ余裕がなかくて
今までずるずるとのばしてしまって、
また空振りさせてしまっては
あまりにも申し訳ないので
おとなしくお家でお仕事を続けることにするわ。

でもメンテナンスの方がお帰りになっても
まだ日が高かったら
ちょっとだけ行っちゃおうかしら。
さすがにボークスまでは足をのばしませんけども。

このところのお仕事は
お人形制作のお部屋でやっているため
お人形関係のモノはすべて仕舞いこんであります。

でもちょっとしたデッサンをとるために
かならず一体は傍に置いていたりして。。
こ、これはデッサン用であって
べ、べつに 傍に置いてニヤニヤするためのものでは
決してないのよ。

今回の表紙ラフなどは
3人のからみを何枚もだったので
うちのお人形達 
総動員でポーズをとって頂きましたわ。
モデルを永久引退した子は除きますけど。

いいかげんに転がしておくと
髪に変な癖がついたりしちゃうので
お人形用ソファーをおいて
ポーズを取らない時は
全員 手元に座らせてあるの。

楽しいけど 怪しい。。。。。

怪しいけどやめない(^^)

それにしても
メンテナンス、来ないわね〜〜〜
日が暮れちゃうわ。

ラフ絵のペン入れに入る事にいたしましょうか。


2003年02月16日(日) お天気猫

まだ ラフに苦労してたりします。
なさけなや。

ようやく一枚絵がおもしろくなってきたので
止まりませんの。

でも表紙絵の案を10枚も出されても
編集さんもお困りになると思うので
さらに絞り込んでみたり。

まだコタツでやってるんですけど
キスケが最近は「どーしてもお膝で寝る!」と言って
どいてくれません。
いつまで子猫のつもりでいるのよ
5キロ越えた癖に〜〜〜〜
重いのよ〜〜〜〜

でもキスケにもそれなりに苦労はあるようね。

5キロを越えた巨体が
あたくしの貧相なお膝におさまりきらず、
縦になったり横になったり
頭を下にしたり 上にしたり
いろいろ苦心惨憺してる様子。

そうまで苦労しても
あたくしのお膝にいたいというのなら
あたくしも 
少々重いなどと
文句を言ってはいけないのかもしれないわ。
しれなくないかしら。
よくわかんないけど。

あいかわらず、寝たい時に寝て
起きたい時に起きると言う
めちゃくちゃな生活をしているので
頭もなんだか
規則正しく動いていないような気がするわ。
もともとランダムな動きしかしない頭なんですけれどもね。

で、寝る時間もランダムで
窓のない部屋で仕事をしているので
その日のお天気もよくわかりませんの。

でもお出かけから帰って来て
一直線にあたくしのお膝にくるキスケのにおいで
その日のお天気がわかるわ。
お天気の日はお日さまのにおい。
曇った日は湿ったにおい。
雨の日はびしょぬれ。(冷たいっつ〜の)

猫のお天気報告。

ほのぼのとしているようで
実はとってもやばそうな生活の今日この頃でした。

はやく このひきこもりを治さないと
買ってあるハリーポッターの前売りが
無駄になってしまうわ。

そろそろお買い物とかにでかけて
リハビリすることにしたいと思います。

思うだけかも。



2003年02月12日(水) 三歩進んで五歩下がる

眠い〜〜

毎日 眠がってるわね あたくし?

コミックス表紙のラフが出来なくて
寝てられないのよ〜ん。

起きてりゃ出来る……
ってもんじゃないのがまた一段と哀しいわ。
3日3晩寝ないでいれば
鬼のように素晴らしい案が浮かぶというなら
喜んで寝ないでいてみせるのに。
あ〜 でも
案が浮かんだだけじゃダメなのよ あたくしの場合。
それをおかしくない絵に仕上げるまでに
また3日3晩寝ないでいるくらいの根性が
必要になってくるのよ。

ほんとにあたくしって
イラストのセンスがないのねえ と
痛感させられる作業でございますことある。
あああ、錯乱してまた日本語が乱れるある。

コミックスの表紙というものは
その性質上、
好き勝手に描くイラストとはまた違って
いくつもの制約がございますのよ。

その時々で違いますけど
今回は いろいろと多いのよ。
それを全部クリアできる構図が
あたくしのアタマでは浮かばないのよ〜。

まず 人目を引ける絵づらである事。
これはいつでも必須だけど
(クリアできてるとも思えませんが)
今回はこれに
「腰から上の絵である事」
「上半身裸であること」
「ツーショットであること」
さらに難しいのは
「下三分の一に帯が入る事」
……つまり下三分の一に顔がかかるとまずいわけです。
これだけならなんとかなるかもしれないわ。
(人目を引ける……は置いといて)

これにさらにあたくしは
自分から言い出してしまった
とんでもない項目がもうひとつ。

「スリーショットにしたい」と
言ってしまったのでした。

これはあたくしがどうしても3人にこだわるからで
構図が浮かばないなら
やめればいいだけのものなのですけれども。。。
編集部としては
いいものであればスリーショットでもかまわないが
ツーショットがお望みなのです。
もちろんスリーショットでは難しかろうという
お心づかいもありましょうが。

自分でも
「コミックスの表紙」にできるようなスリーショットが
こんなに難しいものとは思わなかったのん。

四苦八苦して考え抜いて 絡ませて
これならなんとかと思ったら
下 三分の一にひとりの顔がかかってしまうのに
気がついたわ。
使えない。。。使えないわよ〜〜〜〜。

構図ごと上に持ち上げて
下にタイトルが入るようにすれば……
と思ったけど
おそらく帯にはあおり文句が入るわ。
タイトルが下ではたぶん邪魔になるわ。。。
……やっぱり使えない〜〜〜〜!(TT)

もう何日も
一枚の絵すら決められないでいたりする。。。
そして気ばかりあせっって
錯乱して 日記を書きに来ちゃたりするわけね。
トホホ。
他の作家さん達は
どうやって表紙イラストを描いているのかしら。
ああ、また来てるのね。
自分以外の作家さんが皆 うまく見える時期が。
なにも今じゃなくても。。。

あたくしは天才!

とか言ってみたらどうかしら。
描けない描けないとつぶやいているより
ましかもしれないわね。

ある意味
お話しを考えるより
ず〜〜〜っと難しい一枚の絵を前に
もうちょっと格闘いたします。

そして……
結局コミックスが出た時、
ツーショットだったら 笑ってよくってよ。。。。

「コイツの力量では
スリーショットは荷が重かったんだな」
と。

時間と相談しつつ
今の自分の力量で出来ない事を諦めるのも
プロの心構えのひとつ
とあたくしは思っているので潔く諦めますわ、
その時は。

今 やりたいことが出来ないということは
かなり情けないことだけど、
まだまだ 目指すべき上があるということは
決して哀しい事ではないわ。

あたくしはとてヘタだわ。

だから まだまだうまくなれるわ。




そ、それはいつ?


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