白い原稿用紙

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2003年05月06日(火) 『ぁ』か『っ』か

昨日はイベント三昧でした。

仕事明けでの強行軍だったのでまだ眠い〜

いつもの仕事明けに2〜3日爆睡を
まだ遂行していないせいですわね。
でもせっかく昼間起きてる状態なので
昼寝はがまんでございますわ。

で、先日お渡しした原稿
あれほど気を付けたつもりのネームのチェックは
やっぱり不十分。
「ちいさなフキダシがいくつか空いているんですが」
と申し訳無さそうに 編集さんからお電話が。

やっぱりやるのよ。
恒例 電話での喘ぎ声のやりとり。

何ページに、何コマ目に小さいフキダシがいくつ……
と聞いて、そのシーンの記憶をたどるのです。

ネームの絵コンテは手元にあるけれど
あたくしのは絵コンテとは呼べない、
絵の入っていない、
しかも下描きにする段階で大幅に変更が入るので
もはや絵コンテとは呼べないシロモノ。
それをいくら睨んでも
完成原稿がどうなったかは自分でもわかりません。

記憶の糸をたどりたどり……
でも今回の喘ぎ声は単調だったはず。

「はぁ」か「はっ」か 程度の違い。

あ、そこは「っ」で。
あ。そっちは「ぁ」で。

う〜ん
我ながら どう違うのでしょう〜。
と思いつつ、微妙に違う気がするのでした。

とりあえず
今日はたまった雑用のいろいろを片付け、
明日もその続きをしつつ
新しく手に入れた素体で
新しいドールを作ってみられるのは
もうちょっと先かしらん。

今日のところは もう
寝ちゃおうかしら〜〜。


2003年05月04日(日) ある日の出来事

遅れまくった原稿の引き渡し日の事でした。

今日の事だと断言できないのは
いろいろと差し障りが……。

夕方お渡しのはずがなかなか仕上がらず、
スピードの限界に挑戦状態。

漫画家にしては珍しく
肩がこらない体質のあたくしも
この状態の時はさすがに
「肩に何トンの背後霊が乗っているのっ?」
と言うくらい凝りますのよ。

それでいつもの秘密兵器 
「貼るホカロン」の出番なのん。
肌着は大きく肩があいているので
肩に貼るにはカッコ悪くても
ブラウスの上からべったりと。
ひとりの仕事中、どうせ誰にお見せするわけでもないし
いいのよ いいの。

あまりの肩凝りに ついお風呂まで入っちゃったわ。
1分1秒を争っているのにっ。

夕方 編集さんから
約束の喫茶店につきましたとお電話があった時、
まだ読者プレゼントの図書カードが描けていない。
それから 効果が思い付かなくて
後で考えようと 真っ白なページが数枚。

やっぱりお風呂なんか
入ってる場合じゃなかったわ〜〜。

30分もお待たせして
喫茶店へと走る。

愛猫ちょびの通院に、だんなが自転車を使うので
自前の足で商店街を疾走。

でも原稿は出来たのよ!
原稿が上がった時の幸せな気分は格別ね。
頬をなでる風も気持ちいいわ。
商店街の中
すれ違う人々すベてが
あたくしに
微笑みかけてくれるようにさえ感じるわ。

でも徹夜明けの老体に
駅前の喫茶店まで疾走する体力はないので
速度を緩めた……時に気がついたわ。

貼るホカロン。
ブラウスの上から貼ったままじゃん。
着の身着のままで飛び出して来たんじゃん。

誰にお見せするわけでもないし
と思って貼り付けたホカロンは
商店街中の人にお見せしてしまったわ。

町行く人は微笑んでいたんじゃなくて
嘲笑っていらしたのね〜〜。
大嫌いよ〜〜赤い夕日なんて〜〜〜

さらにネームの最終チェックをしていないため
喫茶店で『あの』原稿をひろげてセリフのチェック。

消しゴムをかける時、
小さいフキダシの中なんかは
めんどくさいので消してしまうのね。

ちいさいフキダシ。
つまり主に喘ぎ声でございますわ。
いちばん電話でやりとりしたくない
セリフだことあるよ。
セリフと言えるかどうかはともかく。

茶店の中で、
特に怪し気なページを重点的にチェック。
珈琲を運んで下さるウェイトレスさんに見えないよう
抱え込むようにして点検していたんだけど
後ろの壁。
ガラスだったわ。

いや〜〜ん
見ちゃダメ〜 そこのおじさま〜〜〜!
見てもいいけど
恥ずかしいのはおじさまの方よ〜〜〜。

惨澹たる苦労の末
ようやくチェックも終わって一息ついて
タバコに火をつけたら 聞かれました。
「あの……近況報告とカットは……」

すみません。
きれいに忘れていました。

すべての苦労をあざ笑うかのように
最後の最後で
コメントカットは後送することになっちゃったわ。
あたくしのばかばかばか〜〜〜。

でもすべての苦労の甲斐あって
明日はイベント。
ドールパーティーとコミティア。
さらに夜はお友達と飲み会。

ゴールデンウィークのお遊び
一気に凝縮の1日なのよ〜。
体力がもたないと哀しいので 今日は寝るわね。

あ、あら。
これじゃまるで
「今日の出来事だ」って言ってるようなものだわ。

と、とりあえず
おやすみなさ〜い
また明日。


2003年04月29日(火) 外出禁止令

我が家の愛猫 ちょび に
またも外出禁止令。

おしりにでっかい傷を作って病院送りになったの。

あたくしは修羅場なので
だんなが連れて行ったんですけど、
病院の方が「キスケ君ですか?」
と御質問。
うちにはネコは三匹いるけど 診察券は一枚で、
最初にその病院でお世話になったキスケの名前で
登録してあるの。

「いえ、ちょびなんですけど、怪我して来て」
「ちょびちゃんですか。前回も怪我でしたね」

そうなのよ。
弱いくせに喧嘩をするもんだから
いっつも怪我して帰ってくるのよ。

どうしてじぶんよりでっかいオス猫にかなわないと
見てわからないのかしら。

……でっかいオス猫だろうとちっちゃい子猫だろうと
わけへだてなく喧嘩を売るのがちょびなんですけど。

たぶん、喧嘩を売ってると言うより
ただただ おこりんぼなのね。
他の生き物が そばに来ただけで怒るのね。
それが その生き物の気に触ってぶっとばされるのよ。

あ、頭 悪くない?

もうちょっと こう
要領よく人生…いえ猫生をおくれないもんかしら。
ちょびを見てると
絶対 かないそうもない何かに挑戦しては玉砕する 
あたくしの人生を見ているようで
いやんな感じよ。

あたくし、自分は
もうちょっとお利口さんだと思ってたんだけど
もしやあたくしも ちょび並みなのかも
と不安になりますことあるよ。

そんなわけで
外出禁止なわけですけれど
暖かくなった今日この頃では
一日中、外で過ごして来たんだから
いきなり出るなと言われて 怒る事 怒る事。
あたくしが寝ている間中、
サッシの前で唸っております。

あたくしはサッシの前で寝ているもんですから
つまりあたくしの耳もとで
一晩中、唸り続けているわけなのね〜。
がりがりと窓をひっかきながら。

寝られませんわよ お嬢様。

起きている間は、
仕事場のTVの前で居座り続けるので
電波妨害されてリモコンがききません。
これも怒りの表現のひとつかしらん。

でもね
つらいのは あなただけじゃないのよ ちょび。

おかげで睡眠不足のあたくしとか、
お薬を飲ませようとして 
手に穴があいただんなとか、
ちょびが脱走しないように
家中の窓や戸にカギをかけているもんだから、
一度外に出たら、なかなか家に帰って来られない
キスケやくろいのちゃんとか。

一族郎党 辛いんだから
ちょっと外に出られないくらい我慢しなさい。

とか説教くらわしても猫の耳に念仏。
(そんな言葉はありません)

さてそれでは
お薬飲ませるために
ちょびの一番好きな とっておきの缶詰めを
開ける事にします。

さっさとよくなっておくれよ〜。


2003年04月26日(土) いや〜ん。またやっちゃったん

今日は突発お仕事の打ち合せで
初めての編集さんとデート(違います)のお約束。

約束の時間ぎりぎりまで仕事を進めていて
さて そろそろ支度をするかと
ばたばたしていたらお電話が。

「編集さんが何か都合があって
時間変更とかのお知らせかしらん」
と気楽に電話に出ましたところ
やっぱりその編集さん。

お言葉を待つと
編集さんおずおずと
「あの……今日、打ち合わせのお約束……」
「はい」
「1時ですよね」
その時1時30分。
「ええええええ 2時じゃなかったでしたっけ!?」

メモを見たら確かにハッキリと
他でもないあたくしの字で
『1時』と。

ななな、なんで2時と思い込んでいたのかしら。

それはね。

最近朝早起きなので
打ち合わせが午前中でもオッケー
という心構えだったんですのよ、このところ。
で、時間を決める時
何時がいいですかという御質問に
「そちらの御都合に合わせて 何時でも」
とおまかせしたところ、
では「1時ということに」
と編集さんがおっしゃったわけでした。

早起きのあたくしはその時
「けっこう遅い時間ね」
とほとんど無意識の中でそう思ったのです。

「けっこう遅い時間」
「でも普段なら『けっこう早い』と思う時間」

とメモを取っているにもかかわらず、
頭の中にインプットしちゃったらしいのでした。

それにあてはまる時間が
『2時』という時間だったわけですのね。

いつもの生活だと
打ち合せは 四時とか夕方の事が多いんですの。

などと分析している場合では全然なく
自転車暴走族と化して
お約束の喫茶店へと ぶっとばしたのでした。

若い殿方をこんなに待たせてしまうなんて
あたくしって悪い女ね。
とほほ。

やさしく笑って許して下さった編集さん。
ありがとう(TT)

30分以上遅れた事とはたいして関係なく、
明日 行くつもりだったドールショウを諦めました。
どちらにしろ 打ち合せが入った時点で
諦めたんですけど。

〆切りぎりぎりだけど
ちょっとでも覗きに行ければと企んでいたんだけど。
これでドールショウを諦めたのは3回目。
まだ1回も行った事なし記録更新中。
次こそは行くんだわと堅い決意で望んでいたのにん。
思い通りにならないわね。

意地でも無理でも行く方法は
ひとつあるわ。

『ディーラー参加』してしまう事。

さてこの野望はかなうでしょうか。


2003年04月24日(木) 体内時計 御乱心

あたくしにしては ここけっこう長い事
昼間起きる生活を続けております。

おりますけど、むちゃくちゃです。

夜、早いうちに寝て
けっこう早く起きる(ゴミ捨てが間に合うくらい)
という生活なんですけれど
この『夜早いうち』ってのがくせものですの。
夕方の5時頃にモーレツに眠くなり
ちょ、ちょっとお昼寝を と布団に入り
目が覚めたら 夜中の2時。

2時ならまだいいわ。
同じような時間に寝て
起きたら朝の6時だったことも。

何時間寝てるのよ〜〜〜。

でも、そういう日はもちろん
夜中の2時頃までは 気張ってお仕事。
2時に寝て、目がさめるのは朝の5時。
せっかく目が覚めたので、そのまま起きるわけよね。

するってえと その日は夕方5時頃
モーレツに眠くなり……

以下 延々とくり返し。

一日が何時間なのか
その一日でどれくらい仕事が進んでいるのか
さっぱりわかんないんですけどん。

でも出来具合いから見て
たいして進んでいないのはわかるわ。

困るわ。

でもやっぱり朝から起きていられるのは
気持ちがいいので まあいいわ。

で、今、夜の8時すぎなんですけど
眠い目をこすりこすり日記を書いていたりします。
でも今日の仕事はぜんぜん進んでいない気がするので
もうちょっと気張りますっ。

変な日記でご免遊ばせ。
眠くてナニ書いてんのか よくわかんないのよ。
これで仕事ができるのかしら あたくし?


2003年04月20日(日) 最近は朝起きてますっ

あらいやん。
気がついたら10日も日記をさぼってるん。

書く事がないわけでは決してなくて
書く事が日々ありすぎるので
迷っているうちに日々が過ぎて行ってしまうのです。

とりあえず、昨日は
長らく壊れていた仕事部屋用のTVを買い直しました。
もうすぐ引越しがありそうだし
荷物を増やしたくなかったので 
我慢しようと思っていたのに
あたくしってば 辛抱が足りない女。

で、21世紀なので液晶TVにしてみました。
場所はとらないし、手軽に場所移動できるし 
すごいわ。

すごいといえば このTV、
映像画面を 上下 左右、反転できるのよ。
おもしろいからやってみたけど
反転できる事にいったい何の意味があるのかしら?
デッサンの狂いでも見てみなさいというのかしら?
字幕は読めなくなっちゃうし、
微妙にタレントさんの顔が違って見えるし、
上下反転にいたっては
逆立ちか、
ヨガでもやりながら見るための配慮なのかしら?

とりあえずあまり使わなさそうな機能ですけど
おもしろいからいいわ。

今後もしばらく引きこもりモードで
お仕事なので
TVにはお世話になりますわ。
ちなみにCDも壊れているんだけれど
いっぺんに2つも買うなんて贅沢な気がしたので
それはまた今度。
聞きたくなったらパソコンで聞くことにするわ。

なんだかバタバタした日記ですけど
きょうはこのへんで勘弁してあげるわね。


2003年04月11日(金) 春風のいたずら

や、やっと
やっとやっとやっとやっとネームが上がったわ。

「夜明けにはファクスします」
と大口を叩いて
お送りしたのは朝9時を過ぎていたけど。
どっちにしても
夜明け時にファクスしても
編集部にはどなたもいらっしゃらないけど。

こんなにネームにてこずったのは、
ビーズアニマの連載が
これを含めてあと2回で 完結するためです。
エッチシーンを重視するあまり、
お話をまとめるために使えるページが
どうしても少なくなってしまい
説明不足になるからです。
いつものことですけど
終わるとなっては そうはいかないわ。

頭に中にがっちり出来上がっている設定のどこまでが
読者ちゃんにもわかって頂く必要があるのか
どこまでなら その説明を削って良いのか

それにウンウンうなっていたせいで
遅れこんじゃったわけですけれど、
とにかく出来たわ。

徹夜の続きのネームハイで
そのままなだれこんでお掃除とお洗濯。
ついでにお布団も干したりして
あら いいお天気。
お日さまが出ている時に起きている時間は
とっても貴重なのよ。

さて そろそろ寝ましょうかと
いろいろ取り込もうとしたら

ない。

ないわ。

ここに干したはずの
ボアのシーツ。
寒がりのあたくしのために
母が送ってくれた愛用の品。

そういえばとってもつよい風の音がしてたわね。

干した時は
そんなに強くなかったので
油断してちゃんととめなかったわ。
2階の物干し場から見回しても
影も形も見えないけど 飛ばされたのは確かね。

慌てて外へ探しに飛び出す。
むこう4件目ぐらいまでさまよっても
ぜんぜん気配無し。。。

ここまで気配がないと あとは
こっちか そっちの高い壁の向こう。

さすがに シーツを探すために
よそのお宅へ訪問する度胸はないあたくしは
静かに諦めて 家へ帰ろうと踵をかえしたわ。

シーツを買いなおさなきゃいけないのは
仕方ないわ。
でもあの、この時期には暑苦しいシーツが
どこかよそのお宅で 
誰かに迷惑をかけてるのかと思うと……

あら?
あそこに見えるあのグレーのものは……?


愛用のボアシーツは
あたくしのお家の庭で 植木に迷惑をかけていたわ。

2階からでは屋根の影で見えなかったのね。
植木のおかげで地面に落ちもせず、
ほんわかとお日さまの匂いをさせておりました。

人騒がせなシーツだわ。
あたくしが勝手に騒いだんだけど。

そんなわけでまだ日は高いけど
まだお日さまのにおいのする毛布で
これから寝ようと思います。

おやすみなさい また明日。
でも起き出すのは夜中ね。。。。


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