白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2003年10月12日(日) 贈り物の仕方

薄ら風邪をひいて日記をさぼっておりました。

なんとか回復して昨日はやっと
お風呂にも入りさっぱり〜。

なんとなくネットに繋いではいても
ぼ〜っと友だちとネット上でだらだら会話していたりして。

その会話の中で
お風呂に入ったり食事に立つ時は
一言断って席をはずすわけなのね。

あたくしってば どういうわけか
食事で席を立つ事が多いわ。
せっかくだからメニューを叫んでから
席をはずすんだけど、
先日
「たまにはそれを宅急便で送ってやろうとか
思ってもいいのよ?」
と一人暮らしの友人、Mゆみちゃんのリクエストが。

仲間内のひとりに、料理が得意で
誰かの仕事中の修羅場の時に
冷凍した手作りの料理を送ってくれると言う
天使のような趣味を持った人がいるのよ。
天使が料理をするのかどうかは良く知らないけど。
あたくしもよく「広島風お好み焼き五枚セット」とか
送って頂いてるわ。

「Rょう子ちゃんからは最近来ないの?」と聞くと
「先月送ってもらったけどとっくにないわよ(TT)」
そ、そりゃそうね。

そういえばこのところMゆみちゃんには
ひとかたならぬお世話になっていたわ。
だんながMゆみちゃんのブライスに一目惚れしたんだけど
その後、新品のブライスを
山ほどの着替え付きでプレゼントしてくれたのん。
その後もあれこれ送ってくれるし、
イベントに行った時も
だんなのブライスの分まで
お着替えを買ってくれたりするの。
素直に人形が可愛いと思っても
さすがにその着替えまで買いに行く度胸はない
だんなにとって
そのアフターケアはありがたい事この上ないと思うわ。

そんな彼女は
人の手作りのものが人一倍好きなの。
いえ、もう人17倍くらい好きかも(当社比)
手作りの人形なんかも
それはもう作った本人が忘れるくらい長い事
大切にしてくれるし、
手料理なんかは狂喜乱舞。

修羅場中に友だちが
「アシちゃんと食べてね」と持って行った手作りケーキを
アシちゃんに隠して後で一人でこっそりたいらげた事実も
あるとかないとか。
前述のプレゼントの話でわかるように
彼女は断じてケチではないのよ。
イベントではアシちゃん達へのプレゼントを
両手に抱えて帰る事もよくあるわ。

でもそれとこれとは話が別らしいの。

あげる方にとっては
ほんと〜〜〜にあげ甲斐のある人なのよ。

昔っから、
人からなにかプレゼントされた時に
思いっきり喜ぶ彼女は憧れだったものよ。
見ている方まで嬉しくなっちゃうような
ほんとに嬉し気な素直な喜び方が。

あたくしはいじっぱりなもんだから
「欲しい?」と聞かれると
「いらないわよ」と言ってしまう
大変可愛げのない性格だったものだから。

でも今は彼女を見習って
欲しい?と聞かれれば、欲しい物は欲しいと
大声を上げて主張できるようになりましたわ。
大声まであげなくてもいいかしら。
脅迫になりかねないわね。

とにかく
そういうわけでお世話になっている彼女に
ひさしぶりにお返しできる事態なわけだわ。

でもお世話になってるのは旦那なので
彼女が所望しているカレーを作成して送り、
彼女に喜んでもらえる栄誉は
旦那に譲る事にするわね。
あたくしって奥ゆかしいわ。
ちょっと違うかしら。


人になにかをプレゼントして喜んでもらえた時、
送った方はそれ以上のプレゼントを
もらっているのかもしれないわね。

先だってのシュレッダー企画についての
お礼の書き込みやメールやお手紙が
次々と届いております。
なんだかあたくしが思いもしなかったほどの
その喜びの言葉の数々に
誰よりもものすごく得しちゃったのは
あたくしね、と。

プレゼントの難しい所は
喜んでもらえないモノを送っちゃうかもしれない事ね。
でも そこらへんを色々考えながら
送った物が喜んでもらえた時がまた
宝くじにあたったように嬉しいかもっ。


2003年10月05日(日) クレーム

昨日の日記を読んだ旦那からクレームが

「エルフ軍は金だ!エルフの甲冑は金色なんだ!」

はい。申し訳ありません。
金の方だそうです、エルフ軍は。
あたくしの中でエルフのイメージは
勝手に銀なものでつい。
だって銀髪が好きなんだもん。

で、このふたりの人間軍はといえば
只今壊滅状態というか 
一時撤退というか 
負け戦というか。
昨日、長い事 床に屈みこんで
床に目をくっつけるようにしていたので
背中は痛いわ 首の後ろは痛いわ。
まだ いくばくかのハトメを
床の上にまとめたまま。
今日は 熱いお風呂に入ったり
按摩椅子に揉んでもらったり。
しばらくハトメは見るのもいやん状態。
でも 転がってる金銀のハトメはやっぱり綺麗。

うかつに放っておくと
うちの三匹の猫軍が 
またこれを蹴散らしかねないので
とりあえず なんとか片付けるわ。


2003年10月04日(土) 極小の大事故

おとといだったかしら。
イベントで予約購入していた
極小ハトメ打ち機が届いたのよっ。

ノアドロームのサイトで通販できるので
興味ある方は覗いてごらんになって。
なにしろ音がしないので、
夜中でもハトメが打てるのよ〜。

極小用だけど機械はでかいわ。

それが届いたので、実験してみたくて
3つばかり打ってみましたの。
届いた時、友だちが来ていたので
その友だちにも見せるために
階下の居間にハトメを持ち出して
打ってみたわけなのね。
で、そのまま、上の自分の部屋に
戻すのを忘れていたのね。
それは12個の小分けに分かれた小箱が入ってる
手のひらをふたつ、
大きく広げて持てるくらいの大きさの箱。
その12個の小箱に
1.5ミリ 2ミリ 3ミリの極小ハトメが
それぞれ、
金と銀にさらに分かれて入ってたわけなの。

ここがポイント。
入って『た』と過去形ですのよ。

「これ、下に置きっぱなしだったよ、片づけときな」
と我が夫が その箱とでかい機械と、
さらにそれが入っていた箱まで抱えて
階段を登っていらしたのよね。

上まで昇りついたその時。
ふとバランスを崩したと思うと
バシャッ
とにぶい音が。

一番上の重ねていた ハトメの箱が落っこちたのよ。
いちおう蓋はかちっと閉まるタイプだったんだけど
衝撃で開いたわ。

中の小箱には蓋はないの。

よかった。
フローリングで、あまり家具が置いてなくて
しかも昨日 掃除機をかけたばかりのお部屋で。
あらん、めったに掃除機をかけない事が
ここでばれたわね。(とっくにばれてる?)

1.5ミリ 2ミリ 3ミリの
それぞれの金と銀とが混じって転がって広がって
それはとても綺麗。

でも綺麗がってる場合じゃないみたい。
足にささると痛いし。
ほとんど 巻きビシ状態。

「まとめて大箱に入れておいて
使う時に分類するから」
と言っているのに、
おもむろに座り込んで分類を始める我が夫。
これを全部分類し直すのは
一週間はかかるんじゃないかしらん。
一万個はないけど何千個かはあるわよ?

とりあえず手伝いましょうと隣に座ったけど
もともと誰のモノなのこれは(^^;)

最初はたどたどしく分けていたけど
こういう単純作業は いずれコツがわかるものよ。
ハトメを逆さに立てて見ると
0.5ミリの違いも見えて来るのね。

全部をたたせて、床の上で分類して
ある程度たまったら小箱に戻す作業。

ふと見ると
だんなは小箱に戻さずもくもくと床に並べてる。

「この銀のはエルフ軍ね」

「こっちのがオーク軍で、これがウルクハイ」

…………楽しそうね 我が夫よ。
 
「楽しい事でも考えないとやってられない」

その通りね〜〜(^^;)

数時間で 腰の痛さに負け
戦いは明日に持ち越しよ。


2003年09月29日(月) 2つの待ちぼうけ

日曜日は
シュレッダー企画の作業を中断して
(延々とやってます。只今ペーパー印刷中、もう少しです)
ちょっとドールイベントへ。。

イベント前日に、というより、
ほとんど当日の真夜中に原稿を仕上げて
受け渡しをすませた
仕事上がりのMゆみちゃんと待ち合わせ。

当日、約束の時間を過ぎても
待てど暮らせど姿は見えず。
いくらメールを打っても返事は来ず。
仕事が終わった翌日なんだから
これは爆睡してるわね、と思ってひとり先に
会場へ〜。
会場に先についていたKナ子ちゃんと合流。
しばらくしてから『ぎゃ〜〜〜』と
一言メールが入りました。

Mゆみちゃんってば やっぱり爆睡してた模様(^^;)
「今から行く!」という叫びは聞いたものの
それでなくても交通機関の中央線は止まっているわ。
まっすぐ来ても間に合わないと思うわ。

と思ったけれど 会場が閉まる10分前にはたどりつき、
僅かな時間で 一気に大人買いしてたわ。
伊達に稼いでないわね。
といっても1/6サイズのお洋服だから
金額はしれているけど。

いいのよ〜
あなたは頑張ってお仕事上げたんだから、
思う存分 自分に御褒美あげても。

でも駅で1時間も待ったあたくしには
きっちりお食事とでかいビールのジョッキと
おいしいケーキと珈琲を奢ってくれました。
会場で心配しながら(おもしろがりながら、とも言うわね)
一緒に待ってくれたKナ子ちゃんにも。

で、連チャンで今日は
古くからの友だちが頑張って買った新居を
見物に行く予定だったのね。
で、その友だちは、
Mゆみちゃんとも同じ頃からの友だちなので
「一緒に行く?」と誘ったわけなのよ。

真夜中だというのにその友だちにも連絡を取り、
Mゆみちゃんも行くと言う事になって
「じゃあ、明日ね〜楽しみにしてるわ〜」
と電話を切ったわ。

そして次の日。
待ち合わせ場所にMゆみちゃんはすでに到着してて
ふたりでダベりながら 待てど暮らせど
その友だちが来ないのよ。

まさか寝てるんじゃないの、
と前科持ちのMゆみちゃんが。

車で来るから
ケータイに電話は遠慮してたんだけど
一時間たったとき、これはおかしいと電話したの。
電話に出た彼女は家にいるというじゃありませんか。
「なんで今 家にいるのよ!?」と問いつめると
「あんたたちこそ なんでそんなとこにいるのよ
約束は明日よ」とお返事が。

なにがどうなっているって
あたくしが日付けを間違えたのよ。

その間違い方も華々しく、
あたくしは前回、日記を書いた頃から
一日分、日付けを間違い続けていたわけなのよ。

昨日の電話は夜中の12時を過ぎていたので
あたくしが「明日」を連発するのを
彼女は気にしなかったというわけよ。

誰にでも「明日」は平等に訪れるものだと思っていたけど
あたくしの「明日」は30日で
世間様の「明日」は29日だったのね。。。

昨日、奢ってもらったMゆみちゃんに
今日は奢って ちょっと遊んで帰って来ました。
でも今日の一日を無駄にしてしまった
忙しいMゆみちゃんは
ほんとの約束の日である30日には
出かけて来られない事になっちまいました。

ごめんなさい めそめそ。

「今日の事は一生の想い出にしましょうね」
とにっこり微笑むMゆみちゃんに
「そうね、昨日とセットでお願い」
とにっこり微笑み返してみる。

むなしいわ。
仕事が終わったばかりでぶっちぎったMゆみちゃんと
仕事をしていないから
のんきに日付けを間違えていたあたくしでは
勝負にならないわ。

なんの勝負なのかわからないけど。

そんな事情なんだから
Mゆみちゃんの行きたい所につき合うのが筋。

なのにあたくしはMゆみちゃんの
「つきあうわよ」という言葉を間に受けて
ユザワヤとボークスへ。

ちょっと 皆様、
剛の新肌色で、
おニューのヘッドが2種類出ているのよっ。
髪の色もとりそろえてっ。

実は昨日、
秋葉原のボークスでは売り切れていたのよ。
(帰りに寄った。。。。。)
なので今日 せっかくだから吉祥寺店に。

黒髪、シルバー ブラウン 髪の色もとりそろえて
4コほど買って来ました。
でも普通肌では出ていないのよ、
新肌色だけなのよ。
レジで「普通肌のも出して下さい〜〜」と懇願すると
店長さんなのか、きっちりメモってくれました。
お願い〜、上にあげてね、この意見!

ネオガイにしかなかったような
なんかくっきり男らしいタイプのお顔なのよ〜。

でもくっきり男らしい方の顔が色白ってどうなの。
そんでもって(この話になるととまらない〜)
今 出ている普通肌のボディにも一言いいたいっ!
あたくしの足を返して〜〜〜。
とか言うと妖怪みたいだけど 違うのよ。
新肌色が出た時、そのボディについてる足が
ひとまわり小さくなっていたの。
可愛すぎるわ。
これは男の足じゃない。
とか思ってその一点が不満だったんだけど、
今出ている普通肌のボディも全部 その足になってたのよ〜〜。
いや〜〜ん。

もう裸足にはさせないわ。
意地でもごっついブーツを履かせて、
ごっつい足に見せるのよっ。
これも一種のシークレットブーツかしら。
あら、お若い方にはわからない事言っちゃったかしら。
靴の型をとるための「おゆまる」も買って来たわ。
あ、あんな足、剛の足じゃないわっ。

これを長々と書きながらペーパーを印刷しています。
コピーやるつもりだったんだけど いっそカラーで、と
全部プリントアウト。
時間がかかるわ〜。
でも早くやっておかないと
夜中にはうるさくて出来ないの。

も、もうすこしで発送です〜。
ごめんなさ〜い。


2003年09月25日(木) 年末への準備

今日ボークスから薄い封筒が届いたのん。

あらん?いつもの通信にしては薄いわね、
と思いつつ開けてみると
12月のドルパの申し込み受け付け通知でした。

そう、申し込みの締切り前日に、速達で出し、
間に合うかどうかは運しだい、と
ボークスの店員さんにも言われたあの申し込みよ。

やっぱり 悪運は強いのね あたくしってば。

受付通知は来ないと思って、
12月になるまで 
受け付けてもらえたかどうかわからないわね、と
覚悟していたので 嬉しさ倍増。
いよいよドールイベント初参加ですわ。

でもここで踊っている場合じゃないわ。
慌てて 売るモノを制作しないと。

希望としてはやっぱり、
トータルでイメージして作った
ボンデージカスタムドールが出したいわ。
ヘッドだけとか、衣装だけとかばかりではなく。
無謀な野望かしら。
ああ、韻を踏んでいるわ。

無駄に助走に時間がかかったわけじゃなく、
たとえば、
布用ボンドでつけた合皮は
時間が立つとはがれてくる所があるとか、
メディウムを厚く塗り過ぎると
埃がつきやすくなるとか
時間の経過で どれくらい劣化するのかも
少しはわかってきたの。
長く愛でていただくには長くもつものでないと。

12月なんてまだまだと思っていても
きっとあっという間なのよね。
心して ちょっとずつでも準備する事にするわ。


2003年09月22日(月) 生きていくのに必要な事

雑用の一日でしたわ。
でも雑用なんて言ったら失礼かも。
まっとうに暮らしていくのに
どれも必要な事なんですものねえ。

あたくしが
まっとうじゃない証明かのようですけど
自動引き落としが落とされず、慌てて銀行へ。
口座にお金がなくて落とされなかったのよん。
ごめんなさい 生協さん。

メインバンクからお金をおろして
各種の公共料金その他の払い込み用銀行に
入れ直すのですけれど、
他銀行からおろすと手数料がかかるわ。
ととりあえずATMでお金をおろす。
と……
あら?この銀行はATMでおろしても
手数料がかかるのね?
利用制限もあって2度おろしたから
結局 手数料2倍かかっちゃったじゃないの。
くやし〜〜〜〜。

モノを知らないと
こういう所でちまちまと損をしているのかも〜。
趣味と仕事にはお金を惜しまないけど
払わなくてすむはずのものに払うのはいや〜〜〜ん。

そういえば 銀行の振込料、数百円。
ある友だちが、ある銀行に振込をしようとして
その手数料に気がつき、
別の友人に電話。
「貴女の銀行からなら手数料かからないはず、
そっちから払って〜」と。
そして振り込みしてもらったお金は
また、手数料がかからない方法で
借りた友人に返したそうよ。
「手数料」はかからないけど
かなりの「手数」はかかったんじゃなくて?
あ、その「手数」をはぶくから「手数料」なのね。

女手ひとつで
若いうちに家を建てたほど稼いでるのに
この経済観念。
あたくしはこの子の
稼いでも頭に乗らない経済観念がとても好き。

あたくしは 仕事でド忙しい時、
つい経済観念がむちゃくちゃになるのよ。
食事はすべて店屋物だし
ちょっとした飲み物も缶やペットボトル。
数分の時間さえお金で買うような感じ。
篭城するためにお買い物は手当りしだいで、
腐らせてしまうものも多いし、
その他のお買い物も感覚が狂って衝動買い。
嵐のような仕事が過ぎ去った時、
それで稼いだお金も全部過ぎ去っていたりして。
とほほ。

そして 
そういう自分がとてもいやんになるのよ。
もともと贅沢とは無縁な育ちなもんだから
そういう無駄な贅沢をしちゃう自分がいや〜ん。

自分が生きていくのに
足りているだけのお金を
大事に
ありがたく思える自分でいたいわ。
足りていないと それはオオゴトだけど。

今は仕事をしていない時なので
わりと正常な経済観念なのね。
だから無用な手数料に腹が立つのよ〜。
でもつまんないことで
怒りのパワーを使うのもいや〜。
どっちにしても どケチなあたくし。

用事を済ませた銀行の帰り道、
苦虫を噛み潰したような顔で歩いてたら
向こうから
幼稚園児を後ろにのせたお母さんの自転車が。

すれちがいざま、聞こえて来たのは
後ろに乗った男の子が歌っていた
「鉄腕アトム」のテーマソング。

なんだか 急に楽しくなっちゃったわ。
自然に顔がゆるむ〜〜。

そうね
生きていくのに必要なのは とりあえず
楽しい気分かしら。
とっても安上がりだわ。


2003年09月21日(日) 雀たちのおしゃべり

なんなの この寒さは。
数日前までのあの暑さはどこに。
っていうか 秋はドコ。
肌寒くなってきて
なんとなくもの寂しく人恋しく
枯れ葉を見ながら 
もの思いにふけるべき秋は。

あんまり寒いのでお風呂に入りました。
いやん、
まるで何ヶ月も入っていなかったような物言い。
ちょっといろいろ調子が悪くて入らなかっただけよ〜。

お風呂に入るついでに
うっすら汚れたと思われるお人形達も
メンテナンス。
まず ヘッドをはずしてシャンプーを。
プラパイプを立てて 一個づつヘッドを差し、
横にならべて一個づつ洗う。
苦手な人が見たら泣きそうな
晒し首状態に見えるのでしょうが、
あたくしにとっては
電線に並んだ雀のように可愛らしく見えるのよ。

ふと気がつくと、お風呂場が湯垢で汚れ気味。
こんなところに可愛い恋人達を置けないと
そのままお風呂掃除に突入
……しちゃったはいいけれど
すでに髪の毛を濡らしたドールヘッドを
置く場所がなく
片手に持ったままお掃除。
5本の棒に飾られたヘッドはまるで林檎アメだわ。

掃除を終えて、気を取り直し、
また一個づつシャンプーで洗ったけど
ドールの髪は繊維なので多分もっとなにか
違うものの方がいいんじゃないかしら。
今度はお洗濯物の柔軟剤使ってみようかしら。

シャンプーしながら
思わず「どこか痒い所はございませんか〜」
と 心の中でつぶやいてみちゃう。
お顔にも石鹸を付け、
手のひらでころころ転がしながら洗う。

う。
可愛い。
可愛いわっ。
ちっちゃくて なんて可愛い手ごたえなのっっ。

全員洗い終わって、パイプに差し
雀のおしゃべり状態のヘッドを見ながら
さて上がろうとして気がついたわ。

まだ自分の頭とか洗ってないわっ。
身体を拭く前に気がついて良かったと
じゃぶじゃぶ洗う。

う。
でかい。
でかいわっ。
なんてでかいの あたくしのアタマッッ。
可愛くないわっ。

只今雀たちは そのままお風呂場で
乾燥を待っております。
しばらくしてひょいと覗いてみたら、
5つ並んでいたヘッドが重みで勝手に動いて
青い剛君ヘッドが
白い剛君ヘッドの頬に見事にキスしていました。

あ、あんたたち、いつの間にそんな関係にっ。
お母さんは許しませんよっ。

あら、でも
今は 身体がないから
めちゃめちゃプラトニックな関係ね♪。
お母さん許すわね。

なんか寒いから入ったお風呂なのに
ちっとも暖まらなかったような気がするわ。

ついでだから
もう一回入ってくるわね。

ちなみにリキテックスで描いたアイペイントは
びくともいたしませんでした。


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