昨晩は激しい雨の中、マサノリ君とラーメン屋に寄った。 この店はマニュアルトランスミッション時代に通い詰めた、僕達にとって「憩いのスナック」のようなお店。
ママ的な存在だった「カウンターのおばちゃん」は、とっくに引退してしまっていたとの事。 激しい雨音の中、僕達は厨房の若ダンナからそんな知らせを聞いた。 一個無料だった味付けタマゴも、カウンターから姿を消していた。
しばらく来ないうちに、ずいぶん増えたメニューの中から、さんざん悩んだ挙句「セロリ麺」をチョイス。チョリーッス。 風呂場に置いても違和感が無さそうなほど大きなラーメンどんぶり。 これだ。これだよ。 食っても食っても、なかなか減らない夢のような麺の量。 追いかけて追いかけても、つかめないネギばかりさ。 結局、「この店は何を頼んでも美味い」という結論に至った。 店を出る頃には日付は月曜日になっていた。
朝の電車に乗ると、隣の男がケイタイにラーメンどんぶりのストラップをつけていた。 夢なのか、現実なのか。 夢なら覚めないでほしい。 のか? |