
花火が見えた。
フィナーレの爆音と光がすきなのは
何も見えなく、
何も聞こえなくなるから。
何もかもが押し流されて、
世界にわたしと光だけみたい。

進んだ、って思うことよりも、
後ろから来る人のこととか、
いろんなことがうまくいっている人とか、
ここを離れていく人のこととか、
しょうもないことばかり気にしてしまう。
今より、未来の自分がもっといろんなことを学んで
幅広い感覚を持って、
色んな感情を理解できて、
どんどん遠いところへ行ければ、いい。
台風の後の、灰色の雲と青空が半々になったぐらいの
まだ少し不穏な気配が残っている空が好き
雨ですべてが流れて
とてもとても静かで
人の気配が少ないから

毎日、夜ベッドに横になるときは
充足感に溢れた
優しい気持ちで目を閉じれれば

今日は久しぶりに早く帰ってきて、
少しゆっくり過ごしています。
家族に手紙を書いたり、
ためていた本を読んだり、
パソコンをきれいにしたり。
たとえ体や頭は疲れていても、
気持ちは毎日おだやかでありたいな。
そして、ちゃんと
繊細な変化がわかるままでいたい。

倒れこむように眠る日々。
強い人になりたい。

遠い遠い国に行って
何もかもから離れて
自分のことを考えたい。
過去も未来も
涙も、笑顔もなく、
ただ、今が欲しい。

雨は苦手。
学会の予稿の締め切りまでに
ちゃんと研究がまとまるかどうかとても心配。
でもがんばり過ぎないように気をつけよう。
ちゃんと寝て、きちんと食事をして、
青空の下で遊んで、歩いて、
生きなきゃ。