
待っているの
よく頑張ったね
もう大丈夫だからねと
言いたくて
その優しさを、強さを、儚さを、
ちゃんと知っているからと
教えたくて
そんなに
胸を痛める必要なんて、全然ないのに
いない人のことを思うと
寂しいの

どうしようもない気持ちにゆれる
あの炎を
守れれば
この手で

地図の読めないわたしたちは
光の中で彷徨うだけ
まるで雪の中にいるみたいに
あたたかい
眠るか
目覚めるか

同じものを見たと思っていた
けれど
そうではなかった
わたしだけが見ていた
わたしだけが覚えている
目も、耳も、口も、閉ざして
さあどこへ行こう

それを経験したことがないから
わたしにはそれがどんな気持ちなのかわからないけれど、
怖かったのに、よくがんばったね。
寂しかった?だいじょうぶだからね。
癒えるように、たっぷり休んで。

3日連続で京都に行ってしまいました。
お寺の庭をうろうろしていると
歩くうちに色々な憑き物がおちてゆくような気がします。
今、わたしは目覚めたい。
眠っている間に、
みんな先に目覚めてしまって
いつの間にか取り残されていた。
目を開けて、
手を動かして、
そうやって生きたい。

何かを待っている
わたしがいる