
わたしに向けられた言葉でもないのに
わたしが苦しいなんて
変な話
わたしは毎日祈ってた
今でも祈ってる
たったひとり
ひとりの部屋で

こんなに白くて寒い夜に
しんどいとも
寒いとも
つらいとも言えず
しようもない話をしながら
笑っているのかと思うと
たまらない
誰か
あのこの雪のついた髪の毛を
そっとぬぐって
話を聴いてあげてね
怖がらせないように
安心できるように
ひとりで泣いたりしないように

来月も出張。
その次の月も。
卒業旅行、ちゃんといけるのかなあ。
あのとき確かに手が触れていた気がしたのだけれど
今ではその記憶すらもなんだか疑わしい。
遠すぎて寂しい。

出張で会議をしてきたけれど、
慣れない場所、他人のペース、
謝ったり、謝られたり、
あんまり聴きたくないお金の話。
でも疲れたというよりは、
社会に触れて勉強になったという気持ち。
会社に渡したレポートがちょっと間違っていたので
今から直さなきゃ。

夜の冷気
耳が痛くなる僅か手前の
ひりひりする痛さが好き
その痛みを感じながら
わたしよ
凍ってしまえ

やる予定だった仕事の一つは他の人がやるみたい。
わたしにはまだ時期尚早だったかな。
次は任せてもらえるように
今やるべきことをきっちりやっておこう。

卒業研究以外にもしなくてはいけないことが沢山あって、
自分で望んで抱えた仕事だけれど
時々自分の手を見ながら青ざめる。
わたしの大切なものを
他の人が大切にしているのを見ると
なんとなくさみしくなる。