
スノボとか、温泉とか、
みんなそれぞれの卒業旅行に行こうとしていて
その準備に忙しそう。
わたしも旅行の準備しなくちゃ。
ちゃんと終わらせて
出て行かなきゃ。

卒論書きも大詰め作業で
あと1〜2週間もすればみな春休みに入って
卒業までの間は研究室も静かになるはずです。
親しい人たちが引越しの準備を始めていて、寂しい。
来るの、
春が、
春が。

もう一度、夜明け
苦しみは
報われるんじゃなくて
溶けていくのね
ありがとう

ずっと青白かったその頬が
少しだけやわらかくなって
笑う顔がやさしくなったので
相変わらず壊れそうな体だけど
触るとちゃんと暖かくて
安心した

今まで沢山ありがとうと
いえてよかった
遅くなってごめん

今度はわたしの番。

夜明け
昇る太陽に
髪の毛が金色に光っていて
眩しくて
目を細めた
わたし、何か出来たかな
ここにいてよかったかな
強くて儚いその目が好き
ありがとうと、何度でも言いたい
こんな幸せな夜明け
もう言葉が出ない