
傾いた日に照らされ、電車の長い影が土手に落ちていた。
がたごとと揺られながら
わたしの行き先はどこなのだろうと考えていた。
変わってしまうことも、しまわぬことも、
手を伸ばすことも、ひっこめることも、
決めることができないので、
このままこの電車が遠いところまで
わたしを運んでいってしまえばいいのにと思った。

3日連続河原町、でもまだまだ飽きない。
いつも歩かない先斗町を歩いていたら
はじめて本物の舞妓さんを見かけました。
ただいまどすー、と言いながら店の中に入っていく後姿からは
なんだか華やかできれいなオーラが出てるように見えました。

昨年の同級生と会ってきました。
時間も、量も、熱心さも、社会人に負けないぐらい
がんばっているつもりではあるけれど、
自分で自分の時間をコントロールできる自由があるのは
やっぱり学生ならではのものですね。
自分に甘くなりすぎないように
強くなろう。

薔薇の香りのお風呂、
体の熱を冷ますエヴィアン、
お気に入りの作家の本を少しだけ。
穏やかな夜のはずなのに
肺は痛むばかりで
わたしをいためつける
この不安よ
寂しさよ
ため息よ
届け星々を裂いて

流されていく
眼を見開いたまま
肩を強張らせたまま
この指を だれか握って

自分を制御するのって
なんて難しいんだろう、と思う。
してはいけないことをどうしてしてしまうのだろう。

約束もないのに待って
待ちぼうけ
それでも動けないでいる