白い花
めざめて
白い頬
に落ちる睫毛の哀しい影など見たくない
心の業火で焼けるものなら
夏物の布団を洗って
靴を磨いて
床をふいた
それから午後には
本を読んで
和菓子を食べて
そして久しぶりに自分で夕食を作った
そんな休日
仕事が多くて
なかなか研究時間が取れずにもどかしい
単に手際が悪いだけだけれど…
体も疲れているから
ゆっくりしたいけれど
それもなかなか
他大に用があったので
早めに家を出て朝カフェでした
青空と列車を眺めながらカフェオレ
電車の床には窓から差す光が
長く
長く
ほんとはいまでもだれにも触らせたくない
ただのわがままだから
だまっているけれど
生きれば生きるほど
体が重たくなってくる
いつかすべてがうまくいったりするのかな
わからないけれど
望み続けよう
絶望せずに