どうしてこんなに
唇が乾くのだろう
どうしてこんなに
指が震えるのだろう
なのにどうしてこんなに
笑えるのだろう
声をかけたいけれど
できなくて
ねえ寒いところに行きたいよ
明日から一月ぶりの出張
ゆっくり休みたいなあ
でもまだ休めないな
いろんなことが
だんだんごまかせなくなる
かしこくならないと・・・
焦る
もう立ち上がれないと
何度も思うのに
気がつけばまた立っている
ほんとのところ
あなたがどんなところにいるかは
そんなに重要じゃない
わたしにとっては
あなたが笑っているかどうか
そこがいちばん重要なの
祈ろうとするのだが
あたりには負の願いが渦巻いていて
どうにも落ち着かなかった
色んな人の心の黒い部分が
嫌でも目に入る場所だった
うらんだりのろったりしたいわけじゃない
わたしはただ祈りたいだけ
祈りたいだけなの