活字中毒のワタシの日記

2002年12月28日(土) 赤川次郎『恋するビデオテープ』★★☆☆☆

恋するビデオテープ―当節怪談事情
恋するビデオテープ―当節怪談事情
赤川 次郎
小学館 (2000/07)

文芸ポスト連載の小説の単行本。
短編がよっつ。

『失われた顔』
ええと、どんな話だったっけ。別れ話のもつれ、車の転落、思い出した。
浮かぶ首。そして恐ろしげなメッセージ。
暗く、でもラストはちょっとほっとする、お話。

『日の丸あげて』
恐い。恐いよ。いるいるこんな人。かなしいけれど、しかたのない事件。
しかたなくないか、許せない。でも、悲しくなるね。

『路地裏の戦争』
不思議な、映画のような、やっぱりちょっと恐い、お話。

『恋するビデオテープ』
結局なんだったんだかわからない。霊の存在と、霊が及ぼす力って、あったら恐いね、というお話。

どれもそこはかとない恐怖がただよってて、自分の身に起きたらかなり嫌。
というか、絶対嫌。
読後感はいまいちでした。

恋するビデオテープ―当節怪談事情



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2002年12月27日(金) 東野圭吾『悪意』★★★☆☆

悪意
悪意
東野 圭吾
講談社 (2001/01)

人気作家が殺され、第一発見者の友人(かけだし作家)が手記を書く。
その手記と、加賀恭一郎刑事の記録、回想が各章ごとにわかれている。

それを読む度に「犯人はこいつだろー」とか「この人はこんなヤツ」とかいう思い込みをゆさぶられたり、ひっくりかえされたり。

えええっ、ちがうの?
でも確かに、それもありか…。

読み終えて、なんだか腑に落ちないというか、恐ろしいというか…。
なんともすっきりしないものが残った。
つまらなかった、ではなく、重いものを授けられたような。

だってね、動機が、ひどいもの。すごいもの。
でも、わかるもの。
わかってしまう自分が嫌だ。

文庫の表紙の装丁がまたよくできてる。
にじんだ、「悪意」。そう、悪意って、こんな感じ。

重く、読みごたえある一冊でした。

悪意



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2002年12月26日(木) 東野圭吾『秘密』★★★★☆

秘密
秘密
東野 圭吾
文藝春秋 (2001/05)

映画にもなった有名なお話。

でも自分、知らんかった…。ヒロスエ、興味なかったし…。

読み終えて、うわーーーーーーーーーーーーーっとなった。
『アルジャーノンに花束を』と同じような、せつなすぎるラストシーン。

ちょっと、しばらく、話しかけないで。

という思いの一方で、先に読み終えた相方に「ねえねえあれって」と畳み掛けて語り合いたい気持ちもわきあがってきて。
楽しませてもらいました。

楽しかったというか、つらかった。えぐい表現があったとかではなく、夫の、妻の、覚悟や葛藤、それに真摯に向かう姿の厳しさに打ちのめされました。
のほほんと暮らしてます。
なのに不平たれてる。
ああ反省しなくちゃ。

最後は泣けなかったけど、泣かせる話です。泣きたかったな。
自分が直子だったらどうするだろう、と考えて、考えて放棄。
直子ほど真摯には生きられないだろうなあ。でも理想ではある。

泣けなかったんじゃない。
感情移入しすぎたらとまらなくなりそうだから、とまらないと家事育児他が滞りそうだから、抑えてる、ような気がする。
胸がいっぱいになるもの。今でも。思い出すと。

2002年で一番せつなかったお話でした。
ごちそうさまでございました!

秘密



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