活字中毒のワタシの日記

2003年01月22日(水) 東野圭吾『名探偵の掟』★★★☆☆

名探偵の掟
名探偵の掟
東野 圭吾
講談社 (1996/02)

推理小説のおもしろさ、つまんなさ、むずかしさ、おもしろさをちょっと違う角度から見せてくれた一冊。

登場人物の「名探偵天下一大五郎」と「ぼんくら警部大河原」が舞台袖から見させてくれてるといった感じ。
ふたりの小説を離れたところでボヤくやりとりもすごく楽しい。
「作者の力量から言って無理でしょう」とか。
「こんなことはありえないのだが、そうしないと話が進まないのでいいのだ」とか。
読者の方へ向いて探偵が一言、とか。

ただのふざけた小説ではなく、ちゃんとした?推理小説でありながら、推理小説にありがちな題材、トリック、テクニック、ルールを「これってどうよ?」と言うたら2ちゃんねるみたいな切り口で提示。

まじめに、ふざける、というのは、難しいこと。
それでかつ、おもしろい、というのは本当に力量のある作家にしかできないのだろうな、と思う。
東野圭吾さんは、すごいっす。大好きです。
人となりはわかんないから、作品、大好きです。ほんと。
まだ一冊も買ってなくてごめんなさい。(全部図書館)
「秘密」は買います。ほんとです。文庫だけど、買いまっす。

てことで、楽屋裏を案内してくれてありがとうございました。
またよろしゅうに。

名探偵の掟



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2003年01月20日(月) 日本推理作家協会編『もうすぐ犯行記念日』★★★★☆

もうすぐ犯行記念日―ミステリー傑作選30
もうすぐ犯行記念日―ミステリー傑作選30
日本推理作家協会
講談社 (1996/04)

ミステリー傑作選。
今をときめく?あの人やあの人の作品が一度に読めちゃうオトクな一冊。

印象に残ったのは、
『六月は名ばかりの月』宮部みゆき
おじいちゃんと孫の古本屋の話。このシリーズも好きなのだ。
『細長い窓』阿刀田高
老いらくの恋。といっちゃ失礼か。それが散ったのではなく散らされた事実に出会ってしまったヒロインの切なさにきゅんとなった。
『優しい水』若竹七海
この人のお話はこれが初めて。他のも読んでみようと思った。
オチが読めるけど、すごく感情移入してしまってかわいそうでかわいそうで、死なないで実は夢でしたーなんて話に書き換えてしまいたい気持ちになった。
新井素子さんの小説っぽいお話。

『ノックを待ちながら』井上夢人
これが、一番面白かった。うん。
借金苦から逃げるための偽装殺人。自分の身代わりを用意したところで、一緒に逃げるはずの妻が、実は自分も消そうとしてたりして…と疑う男の苦悩。
あの粉末は、毒なのか、砂糖なのか。
ああ気になる。
自分ならば…砂糖だけど、毒を入れる妻の気持ちもわからなくはない。

ちょっと息抜きに、久しぶりにともだちに会うような、こういう読書もいいもんですね。

もうすぐ犯行記念日―ミステリー傑作選30



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2003年01月18日(土) 東野圭吾『白馬山荘殺人事件』★★★☆☆

白馬山荘殺人事件
東野 圭吾
光文社 (1990/04)

謎を残した兄の死に疑問を抱いて、山荘にやってきた妹ナオコ。
マザーグースの歌に込められた謎解きを親友マコトとしながら、別の殺人事件に巻き込まれて…。

読み終えて、はあっとため息をつきたくなる一冊。
そうきてそうきて、そう来るかーっと、ラストは悲しいと言うか気が重くなる結末。
ナオコとマコトの若さと、マコトの凛々しさが印象的というか救いというか。

まったくもって先の読めない、スペースマウンテンのような”楽しい”お話でした。



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