活字中毒のワタシの日記

2003年04月07日(月) 島津睦子『手作りケーキ失敗の原因がわかる本!』★★★☆☆

手作りケーキ
島津 睦子
グラフ社 (1993/11)

こう見えてもお菓子作りが好き。

というとほとんどウソだが、ここ半年くらいはご近所さんを巻き込んで、ちょこまかちょこまかと作っている。
去年買ったホームベーカリーがきっかけかなぁ。
生チョコ、ポンデケージョ、苺のケーキ、クッキー、シフォンケーキ、ガトーショコラ、パンナコッタ、マフィン。
作ったといってもなんとかミックスを多用しているので本格派さんにとってはまさに「ままごと」だと思うけど、おいしくて楽しくて安い!というのはセコケチ主婦のハートをがっちりとつかむわけで。

で、図書館から借りてはほとんど眺めて返すばかりだった私が、この本を見て、スポンジケーキを焼いてみた!
別のレシピでは一度失敗してるのだが(厚さが2センチ…)、この本は失敗した状態のケーキ、まぜた状態などを写真つきで丁寧に解説してくれているのでわかりやすくてよい。
スポンジケーキも共立てと別立てと両方紹介してくれていて、私が選んだのはもちろん「失敗の少ない」方。
画像を確認しながら、レシピどおりにすすめる。
(一か所、入れるボールを逆にしてしまった。ダメ?)

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ケーキ屋さんのような、ふっわふわ、にはとてもならないけど、まあ満足。
でもいつかアレを作ってみたい。

他にもいろいろとレシピが紹介されている。どれも写真もついてておいしそう。私がやってみたいなーと思ったのは、クリームチーズタルト、紅茶のケーキ、シフォンケーキ、アップルパイ、アイスボックスクッキー、ブッシュドノエル、チーズスティックパイ。
単に食べたい物を並べただけになってしまった。

料理もそうだけど、ホント、『なにごとも先達はあらまほしき』ですね。

手作りケーキ



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2003年04月06日(日) 東野圭吾『白夜行』★★★☆☆

白夜行
白夜行
東野 圭吾
集英社 (2002/05)

長い。
そして痛い。

長くて痛い小説です。
こういうの、スキです。

上段下段に別れていて506ページ!
相方に1週間かかるといわれましたが半日で読んでしまいました。夜中になっても止まらなくて、朝刊を配達するバイクの音が聞こえた時はヤバイ、と思ったけれどやっぱり止まらない。止めたのは娘の夜泣きでした。
ラスト10ページを残して寝たので、夢の中でつづきを考えてしまって疲れた。
ふたりくらい余計にはめられて殺されたような。

ずいぶん力を入れて書かはったな、というのが感想。
東野圭吾さんてもっとさくさく読める文章、内容が多かったと思うのだけど、これは微にいり細にいり、懇切丁寧に、でも無駄はなく書かれてる、と思う。
次々と登場人物が出てきて、ついていけるかどうか心配になった。(苦手なのだ)

東野圭吾を評価し宮部みゆきをけちょんけちょんにいう相方は、これも面白かったそうだ。
これがいけるなら『模倣犯』もいけるって!と思うのだけどどうでしょう。
ちなみに私は『模倣犯』は途中まではめちゃめちゃ面白かった。後半で力つきたのか?時間がなかったのか?という印象を持ったのは「深さ」が感じられなくなったから。中居くんのイメージがつく前に読めたのはよかった。

孤高のふたり。
彼等の人生に太陽がさしたことはなく、白夜を行くかのよう。
自分(たち)で自分を守るために、生きるために。
よりよく生きる、とかいうキレイ事ではなく自分の現在を生き残るため。
そのための手段は選ばない。選ばない方が効果的でもあるし。

で、あんなひどいこと、こんな痛ましいことを画策、実行していく。
証拠は残さず。
それを追う探偵、刑事。違和感、危機感を感じた身近な男性。
その起因となる不幸な事情が最後に明かされ、痛さの極地でストーリーは幕を下ろす。

汚い大人は許せない。でもだからといってやっちゃいけないことはいけないよ…。でも「復讐」なんだよね。目には目を以上のことはしてないとも思う。

さーってっ、次は何を読もうかな。

白夜行



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2003年04月05日(土) 梶尾真治『黄泉がえり』★★★☆☆

黄泉がえり
黄泉がえり
梶尾 真治
新潮社 (2002/11)

背表紙より。
「あの人にも黄泉がえってほしいーー。
熊本で起きた不思議な現象。老いも若きも、子供も大人も、死んだ当時そのままの姿で生き返る。間違いなく本人なのだが、しかしどこか微妙に違和感が。喜びながらも戸惑う家族、友人。混乱する行政。そして”黄泉がえった”当の本人もまた新たな悩みをかかえ…。彼らに安息の地はあるのか、迫るカウントダウン。「泣けるリアルホラー」、一大巨編。

いつもながら、こういう文章を考える人というのはうまいなあ、と思う。
ここで「うっ読んでみたい」とつかんだ本を持ってレジに向かわせなくちゃいけないわけだから書く方は、真剣勝負。
それでお金をもらうプロでもあるわけで、読み手としてはその本の面白さをさらっと教えてもらえると助かる。たまに「誇大広告だ!」とクレームをつけたくなるケースもあるのが困るけど。
この本はそこそこ適切に解説されていると思います。

ホラーはほとんど読んだことがないジャンルなのだが、これは面白かった。
黄泉がえる人たちがゾンビみたいではなく(全部では…ごにょごにょ)、黄泉がえりの条件が愛されていた、もう一度会いたいと思われていたということがミソなんでしょう。

行政の困惑した対応ぶりもありそうで面白かった。
黄泉がえりの希望をもって転居してくる人たち、病苦で苦しむよりはいったん死んで健康な姿で黄泉がえる方がいい、と自殺する人たち。ありそう。

現実に起きたら、どうだろう。
自分の周りで起きたらどうだろう。
母方のおばあちゃんは黄泉がえるだろうなぁ。私含め、本当に大好きだったもの。
犯罪で亡くなった人も遺族の念によって黄泉がえるだろうけど、犯人はこのひとでした、ってなったら警察も大忙しだ。これについてはあえて書かなかったのかな。違う話になっちゃうものね。

私自身はどうだろうなぁ。
黄泉がえらせてもらえるかしら。そこんところを考えるのが一番の「ホラー」だったりして。恐い恐い。そうでありたい。努力もしなくちゃ。

ところで、クライマックス。地震のエネルギーを吸収した「彼」がごにょごにょした後で、「彼」だけごにょごにょだったのはなぜでしょう???
誰か教えてください、わかりたい、わからない。


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もうその年はこれ以上恐い本はけっこうでございます、というくらいびびりました。

黄泉がえり



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