活字中毒のワタシの日記

2003年05月16日(金) 東野圭吾『むかし僕が死んだ家』講談社文庫★★★☆☆

むかし僕が死んだ家
むかし僕が死んだ家
東野 圭吾
双葉社 (1994/05)

背表紙より。
『「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ち受ける恐るべき真実とは……。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。』

今日の日経新聞の高額納税者ランキングの作家部門に載ってらした東野さん。
こんなにおもしろく、多作で、しかもはずれがないとなれば、本の売り上げものびようというものかしら。
これだけ読んでいて、購入して印税に貢献したのは『秘密』(しかも文庫)のみ。ごめんなさーい。
でも、ここ読んで買ってみた、なんて人が…いるわけないか。

タイトルが、読み終えてしっくりこなかった。
彼女の謎の真相は「ええっ…」と思えたけれど、「僕」の納得にはついていけなかった。わかるような、わからぬような。

伏線がはりめぐらされていて、ほどけそうにないあやとりがすいすいと元に戻るような見事な結末には感動しました。
いつもながら、どんでん返しの楽しさいっぱい。

解説もファンには読みごたえあり。
でも先に読まない方がいいですよ。

むかし僕が死んだ家



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2003年05月15日(木) 長新太『ぼくのくれよん』講談社★★★☆☆

ぼくのくれよん
ぼくのくれよん
長 新太
講談社 (1993/04)

息子3歳のみならず、父親30うん歳、母親30うん歳も虜にしている、長新太さんの絵本。
多数の賞を受けている。「名作」になるのかな。

そーんなことはどうでもよく、これも大きくて楽しい本。
本自体も大きいのだけど、ページをめくって広がる世界も大きい。

おおきなクレヨンが、ごろごろ、ごろごろ。
これはぞうのクレヨン。
ぞうが「びゅー びゅー」と書くと、池だと思ってかえるがとびこみ、バナナだと思って動物たちがこぞって集まり、火事だと思って逃げ出して。
おさわがせなぞうはライオンにしかられてしまうのだけど…。

いたずらっこはこのぞうのやりたい放題に心をくすぐられてたまらないのでしょう。
型にはまることになれてしまった大人はこの奔放さに胸のすく思いをするのでしょう。

だんないわく、ライオンの顔が長新太さんそっくりなんだそうだ。
見返しの所に写真があるので、是非チェックしてみてね。

「でもね」
で広がる長新太ワールド。もっともっと楽しみたい。

余談だが、先日「ねこは…にゃあにゃあ、犬はぶうぶう」「ちがうよそれはぶた!いぬはわんわんー!」(すんごい嬉しそう。うらやましくなるくらい)と『じゃあじゃあびりびり』をネタにして、息子と遊んでた。
「ごりらはうっほうっほ」というと、「ちがうよ、ごりらはゆうゆうだよ」と。
笑えた。ちと感動した。だんなにも話したら納得して笑ってた。

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やっぱり、絵本って、いいなぁ。


ボタンの本を
復刊させたいです。よかったら清き一票をお願いします。購入しなくても全然Okです。

ぼくのくれよん



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2003年05月14日(水) 東野圭吾『トキオ』講談社★★★☆☆

時生
時生
東野 圭吾
講談社 (2005/08/12)

帯より。
「1979年、浅草。
時を超えた奇跡の物語
男は父親になっていく。
「彼」との出会いによって。」

ほんとに、しょーっもない男が主人公。
定職につかず、つけず、いつか一発あててやると思ってる。
うまくいかないのは、境遇のせい。周囲のせい。赤ん坊の頃に捨てられたからだ。
そんな卑屈な毎日を送る拓実のもとにふいに現れたトキオと名乗る少年。
彼女に別れをつげられたと思ったら、どう見ても怪しい連中から彼女を見つけるよう脅される。
彼女を探すべくトキオと一緒に行動しながら、過去に、真実に目を向けていくことになる。ずっと避けて来たものに。
魅力的で存在感のある竹美との出会いにも助けられながら、拓実が向かうものは。得るものは。

読み終えて。
うーん、おもしろいけど、できすぎ!
ジェシー便利過ぎるし、竹美さんの登場の仕方は漫画みたいだ。
ポニーテール(後の方のね)の彼女も気軽に座らせ過ぎ。
トキオのラストもかっこよすぎだ。
拓実の改心っぷりも見事すぎ。
とはいえ、納得できるだけの材料は揃ってる。
元彼女の言葉、竹美さんの言葉、母の手紙、真実。
愛だよ愛、やっぱり愛。そんな感じ。

バック・トゥ・ザ・フューチャー根性叩き直し編、ほろ苦い涙付き。
面白いSFでした。


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言われてみれば、そりゃそうかも、と思ったけど、ほんと、ほっとした。

トキオも、幸せだったよね。
明日だけが未来じゃない。
素敵な言葉をありがとう。

※東野圭吾さんと手紙、とか分身とか悪意、とかで検索すると、ここのページがけっこう上位にきてしまいます。その価値があるかは一目瞭然なのですが(ないです。キッパリ)、もももしかして、ひひひ東野圭吾さんも、ちちちちらっと御覧になってたりしてててててて、なんてことを考えると嬉しくて眠れません。でもま、お忙しい方でしょうし、ないかな。何より、こんなとこ読んでホントお目汚しになっては申し訳ない。
でもまだまだ読んでくつもりなので、しばらくはヒットしちゃうのかなー。期待外れやんけ!と思ってるあなた様、ごめんなさい。※

時生



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