| 2003年09月15日(月) |
乃南アサ『涙』★★★☆☆ |
 『涙』 乃南 アサ 幻冬舎 (2000/11)
帯より。 「『俺のことは、忘れてくれて、いい』 昭和39年東京オリンピック前夜。一方的な別離の電話を最後に、挙式を翌月に控えた萄子の前から、婚約者・勝が姿を消した。 刑事である勝には、ある凄惨な殺人事件の嫌疑がかけられていた。 潔白を信じる萄子は、勝を探し出す決心をするが、同じ頃、勝への復讐を誓った男も行動を起こしていたー。
(略)すれ違い、裏切られ、絶望と希望の間で激しく揺れながら続けた孤独な旅の尾張に、萄子が見たものはー?」
涙あふれる感動のサスペンス巨編、だそうだが、ちーっとも泣けなかったわたしって…。 どこが泣きどころなの?ほんと、すみません、おしえてください。
最後のクライマックスで、ふたりきり、元の恋人同士に戻ることも(気持の上でね)できただろうに、二人の間の深い溝は、こえられない。 できてしまった壁はとりはらえない。 そこが、とても哀しい。
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