| 2004年09月17日(金) |
馬淵 一『デイ・トレーダー』★☆☆☆☆ |
『デイ・トレーダー』
米国シアトル在住の日本人デイ・トレーダーが、その仕組みや基本テクニック、危険性などを事実に基づいて描いたもの。
著者は米国在住で、1997年からデイ・トレードで稼いで生活している。 その稼ぎ方が、当時最新テク!とされてるのだけど、今読むと、こんなネット接続も怪しげな主婦が、手数料無料で(まあ通信料くらい払ってるか)同じようなことできちゃう、この数年間の進歩にまずびっくり。
当時は、デイ・トレーダー向けに、トレーディングに必要なシステムと資金を提供する会社があり(つまり個人が自宅のパソコンで、というのができなかった。日本においてはもう言うまでもない。)、専用の高速ネットワークを使ってナスダック(米国店頭株式市場)のシステムに直接アクセスし、機関投資家などを相手に売買を繰り返す。分刻みで表示される株価チャートから買い時を見極め、早ければ数分後には売却して利益を確定するという取引を繰り返す。 で、これを利用するのにそれなりのお金がかかる。
瞬間的に売買の判断をするにはかなりの訓練が必要になる。 その訓練プログラムへの参加もけっこうな額が必要。
それでも、参加者の多数が、「負け組」となって去っていく。 その中で「勝ち組」となった著者がその経過を語ってくれてます。
心に残ったところ。というか、肝に銘じたいところ。
『ストレスのないトレードをしよう』(p173)
『決めたルールを守る』(p177)
この後者も、お小遣いの範囲で収まってれば、パチンコも競馬もオートレースもギャンブルじゃないといってよいような気がする。 起業や事業の方がよっぽどギャンブルだ。人生をかけた。 それをやってる実父を、その点ではほんとに尊敬してる。
『デイ・トレーダー』
どーやらこの方、今はトレードではなくセミナーで儲けてるようですね。 そっちの方がストレスはなくていいよね。
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