活字中毒のワタシの日記

2005年10月25日(火) 野口 悠紀雄『「超」整理法〈3〉』★★★☆☆

「超」整理法〈3〉
「超」整理法〈3〉
野口 悠紀雄
中央公論新社 (1999/06)

副題は「とりあえず捨てる技術」。

このとりあえず捨てる、ができればごちゃごちゃ生活から意外と簡単に抜け出せるような気がする。

ついつい、とりあえずここに置いとく。
とりあえず、後でやろう。
とりあえず、こっちからやろう。

軽い言葉だけど、分かれ道で「とりあえず」を選択し続けた人とそうではない人の差はものすごく大きなものになるような気がする。

捨てたい。

そう願う人で、理屈で攻められると納得して従えちゃう、という人はこの本を読むとよいかもしれない。

捨てる理由としてあげられた3点。

置き場所がない。
不要な書類は雑音になる。
脳の活性化。

でも捨てられない人に。

どのようなシステムなら捨てられるのか。
どういった方法で捨てればよいのか。

これはそれを検証した本。

ポイントは、
1、対象をストックではなく、フローで捉える
2、出口を設ける
3、集中処理ではなく、部分的、連続的に処理できること

「とりあえず」はよくないようなことを上で書いたけれど、捨てられない(抵抗を感じる)人にその抵抗をなくすために「廃棄バッファ」を設けると筆者は言う。
これは「とりあえず捨てないけど捨てる一歩手前」を用意することで、抵抗感なく廃棄への流れに載せることができるというもの。

超整理法は私は読んでないのだけど、どうも「押し出しファイル」の使い方が重要らしい。
よく使うものを一方へ。使わないものは他方へどんどんたまっていくから、適当なところでそれは捨ててしまってOK。

捨てられないのは、捨てることを、そして捨てることで生じるかもしれない不都合を恐れる心によるもの。
だから「捨てる」のではなく、「捨てるために『保存する』」という考えをすることで、捨てることを容易にする。これが筆者の考えだ。

さあ捨てよう、ガラクタだから、ほら、どうしたの?さあ捨てて捨てて。
とせかすよりも、「とりあえず保存(でもおいおい捨てるけど)」というゴミ箱を用意するというのは効果的だと思う。

あとは、そうして作り上げたシステムを流れにのせて、続けること。
忘れそうになったらまた読むとよいかも。

「超」整理法〈3〉



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2005年10月15日(土) 『頭のいい人の片づけ方』マイク・ネルソン 田内 志文★★★☆☆

頭のいい人の片づけ方
頭のいい人の片づけ方
マイク・ネルソン著 田内 志文訳
PHP研究所 (2005/01/12)

久々にふせんをいっぱい貼ってしまいました。

片付けられない人のための、手取り足取り収納テク伝授本ではなく、「まぁとりあえず、そこに座りなさい」という本です。

片付けられない原因というのは、この本によれば、心の中が片付いていないから。

まず、目に見えるところからではなく、見えない心の中のごちゃごちゃを片づけることが肝心だと説きます。

心の琴線に触れたところ。

「乱雑なのは物だけではなく、実は私たち自身なのだ」(p2)

「問題は、私たちが後ろ向きに自分を見つめていること、問題の原因が心の中にあると気づいていないこと、過去のせいにしてしまっていること、そして正体のわからない不安を持ち続けているということなのだ。」(p32)

「1 なぜ、とっておくか捨てるか決められないのか。
 2 なぜ、使い途のないものを捨てられないのか。
 3 なぜ、さっさと捨ててしまわないのか。
 4 なぜ、いつまでも同じことをくりかえしているのか。」(p44)

どれも耳が痛い私です。

「1 選択肢をせばめれば、すばやい決断を下すことができる。
 2 何も考えずに選べばいいわけではない。」(p47)

「『これは本当に必要だろうか?』
『もし必要でないなら、なぜ自分はこんなに気にいているのだろう?』
と問いかけてみよう。捨てるべきか保管するべきか、すぐにわかるはずだ。』(p47)

「予定を立てるよりも行動すること」(p84)

「1 手に取った書類はどうにかする」(p112)

「本当にしなくてはいけないのは、自分自身を見つけることだ。いったいどれだけのお金が必要なのか。どれだけ出世すれば満足できるのだろうか。独身は本当に不幸なのだろうか。などといったことだ。」(p128)

自分自身を知り、自分の中の陰の自分から逃げないこと。
助けを借りながらでもよい、ごちゃごちゃから抜け出すために、心静かに自分と向き合う時間を作ろう。

自分自身がスッキリすれば、身の回りもスッキリする。

ちょっと遠回りかもしれないけれど、長い人生、スッキリ暮らすためには必要なことなのだと思う。

モチベーションがちょこっと上がりました。



頭のいい人の片づけ方



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2005年10月14日(金) 『乱歩賞作家 青の謎』阿部 陽一 渡辺 容子 不知火 京介 藤原 伊織 池井戸 潤★★★☆☆

乱歩賞作家 青の謎
乱歩賞作家 青の謎
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阿部 陽一 渡辺 容子 不知火 京介 藤原 伊織 池井戸 潤
講談社 (2004/08)
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おすすめ度の平均: 4
4 乱歩賞作家の競演


乱歩賞作家 赤の謎』に続いて読んでみた。

おもしろかった順に並べると、以下。
・不知火京介 『盗み湯』
山中の温泉。露天風呂に浮かぶ変死体。女優になりたいと執念を燃やす女、塀の中から帰った男、番頭扱いから抜け出したい男たちが繰り広げる、死体をめぐる攻防。

・渡辺容子 『ターニング・ポイント』
デパートの中。万引き調査のベテラン保安士が、怪しい外国人女性たちを追う。
「ネズミが猫を食った」と口にする、かつての憧れの男性は何者か。

・池井戸潤 『サイバー・ラジオ』
ある特殊能力を生かした詐欺師、青島が狙いをつけた相手は…。

・藤原伊織 『ダナエ』
銀座の老舗画廊で肖像画が無惨に傷つけられた。それはレンブラントの事件と同じ構図だった。

・阿部陽一 『沈黙の青』
親友が無理心中をしたという一報が。不審に思った生田直子は独自調査を開始する。
うらやんでいた彼女の裏の素顔や夜の世界を知るにつれ、危機がせまる。

抜群に気に入ったのは、不知火京介『盗み湯』。
読みながら吹き出しました。面白い!
東野圭吾さんの『怪笑小説』を思い出すなぁと思ったら、そーだその中の『 しかばね台分譲住宅』と似てる。
この本の中で、唯一長さを感じず、ぐいぐい読めました。

他の話は面白かったけど、長く感じた。
池井戸潤さんはやはり経済小説が面白いですね。

さあ次は、『乱歩賞作家 白の謎』いってみるかな。



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