活字中毒のワタシの日記

2006年11月03日(金) 山中 隆起 渡邉 昭彦『女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった』★★★☆☆

女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった
山中 隆起 渡邉 昭彦
半蔵門出版

出版社/著者からの内容紹介
本書は極めてユニークな事業を経営している8人の女性起業家の成功物語です。直接面談し、7つのテーマに分けて質問を投げかけ、「今あるのは何故か」を追求しました。8人を成功に導いた共通の要因は「行動力」です。彼らの「行動力」はどうして生まれたか?是非、皆さんに読んで頂きたい「女性起業家8人の成功物語」です。

生き生きと自分らしく輝く女性たち。
仕事ぶりはバリバリ!だろうに、笑顔が皆柔和なのが印象に残りました。

私も負けちゃおれん!と思いました。

心に残ったところ。

「『他人を意識してしまう』これは本当の天職ではない。他人を意識せず、『自分が勝負する相手は自分だ』と思えるものが、自分にとっての天職だと思っていました。」(p89)

「自立している者同士が『一人でも不自由しないけれど、一人でいるよりも二人でいるほうが楽しく幸せだね』と思えるような人と結婚したい」(p104)
※ノーブル株式会社 塩田奈津実さん

「コーチングでは、本来自分が得たい価値に対して、自信を失って、時間がないから、スキルがないから『できない』などの、言い訳を『グレムリン(悪魔)』と呼びます。私は最も自信喪失していた時に、自分の中に大きく存在していたグレムリン達をロケットに乗せて地球から宇宙の果てへ追放しました。本当に不思議だったのですが、その後の私は、『私にはできない』という言い訳がなくなってしまいました。元気が湧き、勇気を出して前へ進むしかやるしかない!と思い、その仕事を達成するために邁進することができたのです。」(p169-170)


私も言い訳や弱い心、ずるい気持ちをロケットに乗せて追放しよう。
やるかやらないか、だけ。
そして、やれるのだから。

前へ、前へ。

女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった



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2006年11月02日(木) ゲイリー ポールセン『少年は戦場へ旅立った』★★★★☆

少年は戦場へ旅立った
少年は戦場へ旅立った
ゲイリー ポールセン Gary Paulsen 林田 康一
あすなろ書房

子どもがもう少し大きくなったら、この本を読ませたい。

そして、子どもには、この本が描かれた世界には、決して、決して行ってほしくない。
行かないでいいように、大人が努力しなければならない。

出版社 / 著者からの内容紹介
兵士になることに憧れ、年齢を偽って入隊した少年チャーリー。彼がそこで目にしたのは驚愕の光景だった。少年が見た戦争を描く衝撃作。

チャーリーは実在した人物だったとのこと。
そして描写もすべてそこで実際に起きたことだと。

読み終えて、ずっしりと重いものがお腹に残った。

死んでいった兵士たちの痛みや悔しさや悲しさや無力感やなぜ?という思いの重さかもしれない。

戦争は嫌だな、というと『終戦のローレライ』とか、『夕凪の街桜の国』を思い出すのですが、この『少年は戦場へ旅立った』を入れて私の反戦三部作としてもいいかも。
(福井晴敏さんはちょっとどーよという気もしないでもないけど)

心に残ったところ。

「二人とももう死んでしまったのだ。(略)マッセーにはもう首から上はない。中尉にはもう脳みそも心臓もない。ほとんどなにも残っていないだろう。チャーリーには、穴を掘って埋めてやるほかに、二人のためになにをしてやれるのかわからなかった。それどころか、自分のためになにをしたらいいのかさえ、わからなかったのだ。」(p32)

「殺してやる。チャーリーは思った。つかまえて、銃剣を突き刺し、息の根を止めてやる。やつら全員だ。突いて、刺して、撃ちぬいて、皆殺しにしてやる。南軍のやつらを根絶やしにしてやるんだ。二度と立ち上がれないように。一人も残すもんか。一人もだ。皆殺しにしてやるんだ。
やつらに殺される前に。」(p54)

「もしも、実際に殺し合いをする人間、実際に死ぬ人間がすべてを決めることができるなら、戦争なんて起こらないだろう。」(p67)

「恐怖のさけびは、やがて怒りのさけびへ、そして、ついには凶暴な喜びのさけびへと変わっていった。それは、戦う喜び、勝つ喜び、殺す喜び、生きるために殺す喜びだった。」
(p87)

今も、戦闘のただなかにいる兵士たち。
それに巻き込まれているだ人々。
兵士の家族。恋人。友人。

誰も殺し合いなんかしたくないのに。

したい人がタイマン張ってやればいいのだ。

今一番怖いのは、戦争が起きて夫や子どもが殺され、自分だけ助かること。
そんなことを時々、ふと思う。
戦争じゃなくても事故や事件に巻き込まれない可能性もゼロじゃないし。

だから、自分のできる範囲で、できることで、少しでもいい世の中にしていけるよう、行動していくこと。

自分のこどもをチャーリーにしないために。

少年は戦場へ旅立った



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2006年11月01日(水) リンダ コブ『そうじの女王が教える 新・快適生活術』★★★★☆

そうじの女王が教える 新・快適生活術
そうじの女王が教える 新・快適生活術
リンダ コブ Linda Cobb 葉月 ジュン
アーティストハウス

内容(「BOOK」データベースより)
そうじはもちろん、今回は、せんたく、収納、スキンケア、ガーデニング、食事、旅行、シミ抜き、補修についてまで、暮らしのアイデアを季節に応じて網羅!「こんな手があったのね!!」のネタを教えてくれる、目からウロコのアイデア集。

The Queen of Clean。

一見素敵そうな称号。
私もなりたい!かというとそうは思わないけれど、おいおい、そんなうちめったにないって、という突っ込みどころも盛り込みながら、たくさんのヒントが見つかりました。

心に残ったところ。

「クローゼットを整頓する最初のステップは何か。まず、小さくなってしまったもの、もう2度と着ないと思われるものを捨てることです。」(p86)

「心を鬼にすることが大切です。役に立たない衣類があれば迷わず捨てること。」
(p87)

「整理整頓に関するかぎり、ルールはひとつしかありません。絶対、自分の役に立つように整理すること、そして、いったん決めたら絶対に守ること。」(p87)

「最初にやるべきことは。最初に。まず食器棚の中に何があるかをざっと点検しましょう。それから、棚の中からすべてを出して、テーブルの上に並べます。」(p108)

「(略)修理したければ、やるべき時はいまです。(略)ヒビの入った皿は、食べ物がヒビの間に入り込んで洗っても取れませんから衛生的とはいえません。そのことも頭に入れておきましょう。少しでも怪しいと思ったら、迷わず捨ててください。」
(p109)

10のクリスマスのヒント集より。
「10 『完璧』という言葉を、あなたの辞書から消しておきましょう!」(p123)

「はじめから散らかさなければ、そうじなんか必要なし!」(p138)

モチベーションが上がってきた所で、シンクに続いて洗面所もやろうかな?

そうじの女王が教える 新・快適生活術



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