活字中毒のワタシの日記

2006年11月23日(木) 篠原 直子『シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術』★★★☆☆

シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術
シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術
篠原 直子
文化出版局

最近エコ掃除にめざめた私。

石鹸、アルコール、重曹にクエン酸に、セスキ炭酸ソーダまで手に入れて、理想は安全、簡単にキレイをキープ、小掃除こまめに、大掃除はしない暮らし!

というわけで、モノは揃えたものの知識が不足しているのでエコ掃除の勉強とこの本を手に取りました。

まず基本。
汚れには種類があること。
その汚れに適した掃除の方法があること。

例えば、油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹を使うと落ちやすい。

水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸(この本では手に入りやすい酢を紹介している)を使う。

エコ掃除って、エコな考えの方がただただ環境や体に優しい洗剤で「妥協」している
ものだと勘違いしていた私。
実際使い始めてみて、口にしても大丈夫な素材で、油でどろどろのコンロ周りがぴかぴかになったり、鏡のくもりが嘘みたいにきれいにおちたり、その威力にびっくり!

汚れを放置して、複合汚れにしたり、時間がたってしまって相当頑固なモノにしてしまったのでなければ、これらでちょいちょい、と毎日か数日おきにするだけでキレイがキープできるらしい、と知って、もっと早く知っていたかったと思った。

シンクも水垢で気持ち悪い状態なのが当たり前で、カリスマ主婦が毎夜磨き上げてから寝る、なんてカリスマだからできるんだよ、と思っていたけれど、クエン酸スプレーと重曹パッパだけで、この頃はうちもピカピカシンクを維持できている。

エコ&シンプル掃除入門書にはばっちりな一冊。

心に残ったところ。

「玄関に出ている靴の数だけ、その家の主の頭を踏んでいることになるのだとか!」(p17)

「ゲストになった気分で廊下を歩き、リビングに入ったとき、どんな光がさし込んでいますか?どんな香りが漂っていますか?」(p21)

玄関はいつもスッキリきれいに。
ゲストの視点で、「落ち着く〜こんな家に住みたーい」と思えるような家にしたい。
がんばるぞ!

シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術



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2006年11月22日(水) リタ ポーレ『ドイツ式シンプルに生きる整理術』★★★★★

ドイツ式シンプルに生きる整理術
ドイツ式シンプルに生きる整理術
リタ ポーレ Rita Pohle 畔上 司
主婦の友社

ふせんはさみまくり。
これは、収納方法のテクニック解説本ではありません。

ガラクタがあふれ、探し物と片づけに人生のかなりの時間を費やしていることに疑問を抱き、そうではないシンプルな生き方があるんじゃないかな、できるのかな、どうやったらいいのかな、と思い始めた人にぴったりの一冊。

シンプルに生きる、というのはただモノを減らすだけでもない。
けれど、減らすことが大事。
さらに風水専門家の著者はその見地から部屋の浄化についても説明してくれる。

この本から自分の生活に取り入れたい!と思ったこと。

・一つ増えたら一つ減らす。
・意識的に静かな時間を持つようにする。→心の安らぎを大切にする。
・モノをどうするかに対して、常に自分に問いかけること。→お金と時間とエネルギーをそれに割くだけの価値があるかどうか。

心に残ったところ。

「自宅を快適で落ち着ける場所にしよう。自分を『充電』できる場所、エネルギーを満タンにできる場所にしよう。」(p28)

「自分が毎日手に取るモノはー洋服や器具、道具はー、それを手にするたびにうれしくなるようなモノであってほしい。」(p35)

「わたしたちが持っているモノの大半は、命に関わるほど重要ではない。」(p39)

「空間は、心を映す鏡である。」(p48)

「快適に感じるモノしか置かないようにしよう。」(p60)

「どんなモノも特定の波動を放っていて、それが空間の雰囲気や住人の状態に影響を及ぼす。」(p75)

「美しい食器は、見るだけで心地よいし、テーブル全体が生き生きする。どのようなカップで飲み、どのような皿で食べるかは、ないがしろにしてはいけない。」(p146)

著者のいう「スペース・クリアリング」は捨てたり片づけたり掃除した後の、部屋の浄化までを含むそう。

浄化方法も多数紹介されていて、水を使ったり、風(窓を全て開けて空気の入れ替え)、塩、香、花(ドライはダメ)などなど。
パン!と手をたたくのもいいらしい。

また、何もおかない空間「明堂」をそれぞれの部屋に用意することも大切だそう。
そこには何も置いてはいけない、聖域とする。
「何もない」というモノを置くと考えればよいのかなと。それが心のゆとりにつながったりすると。

たしかにお寺に座禅しに行って、本堂に生活道具がごちゃごちゃしてたら集中できない。旅先で部屋に生活臭のするものがごちゃごちゃあったら、落ち着かない。

家においても、一部、そういう空間を用意することは大切なんだろう。

逆に長く過ごす家こそ、そういう空間を意識して持たなければ、リラックスして暮らすことができないんじゃないかと思う。

リラックスして暮らすために、幸せにいきるために、片づけや探し物ではなく好きなことをして暮らすために、著者に教わったことを少しずつ実行していきたい。

ドイツ式シンプルに生きる整理術



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2006年11月21日(火) 阿部 絢子『「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟』★★★☆☆

「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟
阿部 絢子
ベストセラーズ

ぱらぱらと項目と眺めてみて、だいぶ捨てられるようになってきたかしら?と思った私。

あとがきの言葉にうんうん、とうなづいた。

「捨て方を知るということは、モノの大切さを認識することでもある。それを知ることで、モノを何でもかんでも持ってしまい込むという、これまでのスタイルが変えられると信じたい。これからは、あふれるにまかせ、収拾がつかなくなるという、モノに振り回される生活ではなく、本当に必要なモノを上手に選んで付き合っていくことも考えてみたい。」(p223)

モノを捨てることは、モノを大事にしないことではない。
大切さを知り、大事にしていくために通らなければならない道であり、感じなければならない痛みなのだと思う。

自分はまだまだ!これからの課題、と感じた項目。

・「NO」といえないから捨てられない
・裁縫箱の中も定期的にチェックする
・週に一度は「冷蔵庫整理の日」を作る
・包装紙、紙袋はストックの適量を決める
・写真は気に入っているモノだけを
・いま、使うアテがないものは捨てる

著者がいうところの、それぞれの人にあった快適な暮らし。

私は、今よりもっと要らないモノが減り、大好きなモノ、必要なモノ、使ってて幸せなモノに囲まれた快適な暮らしをしたい。
だから、意味なく捨てずにおいていた今までの自分を、まず捨てよう。

モノを減らして、豊かに暮らす。

その目標が、実現できそうな高さまで、少し見えて来た気がする。
がんばるぞっ!

「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟



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