| 2008年07月30日(水) |
金子 由紀子『モノに振りまわされない! 片づけのコツ』★★★★☆ |
 『モノに振りまわされない! 片づけのコツ』 金子 由紀子 大和書房
心に残ったところ。
「そういう人は、迷わないし、自分を高める努力を楽しめるし、自分に必要なもの、本当に大切なものがわかっている。」(p18)
「厳選された良品であれば、そこにはおのずから『今、使っているもの』と『すぐ次に使えるようスタンバイしているもの』だけがあるはずです。」(p33)
「片づけ・掃除もそれと同じで、自分の持ち物、家の中を整えることが、自分を癒すことになるんです。 自分の持ち物を分類整理して把握し、スッキリ整えることができると、すごく気持ちいいし、自分に自信が持てるようになります。」(p61)
「モノが少ないことが偉いのではなく、少ないモノの中で最高の満足を得ようとする創意工夫、その精神がすばらしいのです。」(p69)
「使われないほうが100倍『もったいない』んじゃないでしょうか?」(p87)
「どんなに心が込もっていても、もらって困るもの、そういうものは、捨てていいんです、いただいた気持ちさえきちんと受け止めれば。」(p88)
でもどうしても捨てられないという人に提案しているのが「さよなら日記」。 これは私も実践していて、モノと向き合い、納得した上で別れることができるようになってきました。
「本当に欲しいものを持っていれば、他には何も要らなくなるんですね。」(p100)
「『元に戻す』は、頭ではなく、体で覚えなければ身につかないのだと思います。」(p160)
考えるより動く。 戻す。 そのためにはわかりやすく戻す場所が決めてあること。 戻しやすい場所であること。
「どんなにちっぽけでも、自分にできることを確実にあyることで、現実が変わる。」(p167)
お片づけのコツ。
「しかし、どんな問題も、自分に処理できる大きさに切り分け、それを一つ一つ処理していけば、必ず解決できる。」(p169)
「置いてしまう自分は、直らない。いつかは直るかもしれませんが、今すぐには直りません。だったら、置いてもすぐに片づけられる仕組みを作っておくか、そもそも置けなくしてしまう。癌と同じで、早期発見・早期治療が大切なのです。」(p182)
自分にあった方法で、私もスッキリと、モノに振り回されず、モノを使い愛おしみながら暮らしていきたい、そのヒントがたくさんつまった一冊でした。
金子さん、いつもありがとうございます。
『モノに振りまわされない! 片づけのコツ』 金子 由紀子
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