2009年10月02日(金) |
町田貞子『続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です 』★★★★☆ |
 町田貞子 『続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です (知的生きかた文庫)』
心に残ったところ。
「私はまず家にあるすべてのものの数から調べはじめ、改めて要、不要を検討しました。」(p73)
ちょっとずつでいいから、やっていきたい。 やったら必ず変わると思う。
「バッグを開けたときに、中のものがひと目でわかるような入れ方をすることが大切です。」(p96)
ここに限らず、きっと他の場所も。 すべて。
「今すむことは今すぐに、その日のことはその日のうちにやってしまう努力こそ、忙しさから自分を解放する唯一の方法だと思います。」(p101)
これが一番、グズを直す秘訣。
「私は普段でも、絵葉書をよく使います。(略)お礼の便りや返事は一日のばしにしていると次第に気が重くなるので、その日のうちに出すようにしているのですが、そんなとき、絵葉書はとても便利です。」(p108)
筆まめは、送る方も送られる方も幸せにできる。
「身の回りの整理整頓も親の習慣を見ていれば『また散らかした』『しまいなさい』と叫ばなくても上手になります。」(p116)
子どもは親のするようにする、ということ。
「『ものがおいてある』というのは、必要なものがあるべき場所に納まっている状態をさし、あるべきでないものがおいてある状態は『散らかっている』といいます。」(p203)
あるべき場所を決めることから。
文庫版あとがきから。 「私は『人生すべて整理』ととらえて生きてきたように思います。毎日すぎてゆく時間も、心も、経済も、ものも、すべてです。しかしその整理も、温かい心が根底に流れていなければ、冷たい切り捨て整理に終ってしまいます。」(p278)
温かい心がかよう、モノと人とのつきあいを考えること。 モノを生かし、人も生きる。 大切なのは生きる、ということ。
『続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です (知的生きかた文庫)』
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