活字中毒のワタシの日記

2009年11月30日(月) 勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』


効率が10倍アップする新・知的生産術
勝間和代

心に残ったところ。

失敗力をつける。

「失敗することではじめて『何が失敗でないか』を理解することができるからです。」(p76)

そして本質を理解することができる。

捨てることについて。
自分の強みを生かせないことはばっさり、切る。

「とにかく、この方たちに徹底しているのが、自分が得意なことに集中するという姿勢です。」(p84)

まず自分の強みや得意不得意をきちんと把握すること。

「捨てる技術で大事なのは『Not to do list』を作ること。」(p85)

ノイズを減らすことで本質に近づきやすくなる、と。

高価な本を買う理由。
それは再現性があるから。

「ハードカバーのしっかりとした証拠に基づいた本は、私たちに再現性をもたらしてくれます。再現性の有無は、良書の一つです。」(p158)

本にかぎらず、授業やセミナー、口コミなどもそうかもしれない。

出版について。

「本人にアウトプット力が備わっていれば、自ずと機会は訪れる。それまではブログで力を蓄えよう。」(p216)

生活習慣について。

「とにかく、何かの知的生産を行う時に、集中力を上げるために必要なものは、意志の力でもなく、スマートさでもなく、単純に体力です。」(p240)

「また、『体力をつけよう』と思った時に、ついつい私たちは目標を決めて、意志の力でコントロールしようとするのですが、それだと長く続きません。続かせるためには、その目標を達成するための行動にブレークダウンし、その行動がどのような仕組みがあれば続くのか、工夫するのです。」(p241)

「行動をコントロールすることで、無理なく成果が出せる仕組みを構築していきます。」(p241)

行動マネジメント。これに尽きる。

読書について。

「大事なことはエッセンスを頭の中に残しておくことです。本をもう一度読まないと思い出せないような内容は、普段の行動の中では役に立ちません。それよりは、著者が最もいいたかった骨子をしっかりとつかみ、その骨子を自分の考えにとり込むことがより重要なのです。」(p162-163)

人脈作りについて。

「人脈作り上大事なことは、自分が知的生産活動の結果、得られた知見を惜しげもなく公開して、それを他の人に参考にしてもらい続けることなのです。」(p255)

それらは自分の財産であり、貨幣である。それが巡り巡って自分の人生を豊かにしてくれる、と。
だからこそれは価値あるものでなければいけない。

成功するためには。

「成果=知識x実行割合x定着率」で決まる。(p272-273)

「常にほんの少しの習慣の差が、数年単位、数十年単位では、大きな違いになります。」(p273)

コツの一つ。
「すき間時間には、『緊急性はないけれども重要なこと』をせっせとやって、時間効率をよくします。たとえばちょっとしたストレッチ体操などは、いますぐやってみましょう」(p282)

知人人脈を作るためには。
「周りの人がこちらに魅力を感じざるを得ないほど、すぐれた情報をタダで振る舞うこと」(p283)。

「小さくても、うれしい体験の積み重ねが、私たちの行動を変える」(p284)



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2009年11月29日(日) 山田登世子『贅沢の条件』


『贅沢の条件』
著者:山田登世子
出版社: 岩波書店

心に残ったところ。

シャネル。

「シンプルであること、着心地のよさ、清潔さなどが求められていた。わたしは知らぬ間にそのすべてを提供していたのね。」(p73)

「シャネルが創造したモード、それは『働く女』のための装いだったのだ、と。」(p73)

森茉莉の『贅沢貧乏』から。
「だいたい贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、贅沢な精神を持っていることである。容れものや着物や車より、中身の人間が贅沢でなくては駄目である。(・・・)高い指輪をはめている時、その指輪を後生大事に心の手の中で握りしめているようでは、贅沢な感じを人に与えることはできない。」(p97で紹介)

「ほんとうの贅沢な人間は贅沢ということを意識していないし、贅沢のできない人にそれを見せたいとも思わないのである。贋もの贅沢の奥さんが、着物を誇り、夫の何々社長を誇り、擦れ違う女を見下しているのも貧乏臭いが、もっと困るのは彼女たちの心の奥底に『贅沢』というものを悪いことだと、思っている精神が内在していることである。」(p98で紹介)

著者の言葉。

「要するに茉莉の言いたいのは、贅沢は悪であるどころか、堂々と朗らかに『楽しむ』ものであるということである。自分のやりたいこと、楽しいことを、嬉々としてやることーーそして人生でそれ以外のことはやりたくないという『こども』のような自己中心性。ほんものの『贅沢の精神』とはそれ以外の何ものでもない。」(p98)

嬉々として楽しむ心があれば、豪華な家でしゃちこばっている娘よりも、安くて新鮮な花を買ってきて活けて楽しむ少女の方がほんとうの意味での贅沢をしている、と。

「贅沢はシンプルなのである。」(p99)

私たちが失ったのは「はるけさ」。
ゆったりした時の流れを感じさせるものが持つ贅沢さを、今私たちは失い続けている。

そこから抜け出るためには、あわただしい時間から抜け出る時間を持つこと。



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2009年11月09日(月) 板垣康子『モノを選んで二度と増やさない!45のコツ』


板垣康子『モノを選んで二度と増やさない!45のコツ

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
モノを持つ“基準”を育てよう。自分の暮らしに何があれば快適で、何がいらないか―。それさえハッキリしたら、よけいなモノを買わない、家に持ち込まなくなる。あとは自然に減っていく!洋服から食器、家具、生活用品まで一生役立つ「モノとの付き合い方」。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「捨てる」だけが解決策では、すぐまたモノはいっぱいに!/第2章 増やさない!持ち方1 衣生活―洋服、靴、バッグなど/第3章 増やさない!持ち方2 食生活―食器、調理器具、食材など/第4章 増やさない!持ち方3 住生活―家具、日用品、掃除用具など/第5章 増やさない!持ち方4 情報源―本・雑誌、紙類、住所録など/第6章 増やさない!持ち方5 心の糧―雑貨、飾り物、写真など

心に残ったところ。

「本棚に入れるのは、その中の贔屓作家のものだけです。(略)私の場合、本棚は本にとっての終の住処で、ここに入れるのは永久保存本だけなのです。」(p166)

自分も一緒なので嬉しくなりました。

ペーパー類の保管のコツ。
1.分野別
2.最新を見やすく
3.捨てやすいファイリング

「モノは何でもそうですが、とっておくならいつまで、使うのはこういうときと、現実の場面をきちんと想定できるものだけにします。その答えの出せないモノは、自分にとって不要なモノ。
『いつか』と『もしかして』はナシです。」(p201)

「住まい方が結果として自分を映し出すものなら、自分がふらついている間は住まい方も定まらないということです。」(p214)

迷って、寄り道しながら、ゴールへたどりつければいい。
ペースもゴールも、ひとそれぞれ。

心強いアドバイス。
「最初からシンプルな暮らし方ができる人など、そうそういるものではありません。試行錯誤しながら、少しずつ自分にあった暮らしを築いていってください。」(p215)

板垣康子『モノを選んで二度と増やさない!45のコツ



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