活字中毒のワタシの日記

2011年03月04日(金) 主婦の友社『捨てる勇気 残す覚悟―整理できない私が変わる 』★★★★☆

捨てる勇気 残す覚悟―整理できない私が変わる (主婦の友αブックス)
捨てる勇気 残す覚悟―整理できない私が変わる (主婦の友αブックス)

時期がきた人が、じっくりと読んだら、副題の通り「整理できない私が変わる 」かもしれないな、と思えた本でした。片付けアドバイスは土井けいこさん。

●Season1/心の整頓・ごちゃごちゃの「引き出し」は、あなたの心
●Season2/見わける作業・あいまいなものは、あいまいなままに区切る
●Season3/手放すことで幸せになる・辛くも悲しくもない!ものとの別れ方
●Season4/残す・徹底的にちゃんと残す、ものとのつきあい方
●Season5/見直す・心と体の変化のさまを、ものと向き合い感じ取る

心に残ったところ。

「片付けられないーーー。
その悩みのもとはものの量ではなく、片付けられない自分への自己嫌悪を罪悪感」(p13)

「ものは『自己表現』であり、思い出であり、生きてきた証」(p12)

「ごちゃごちゃを解消して持ち物を把握しませんか。家の中に後ろめたい場所がない状態は気持ちいいですよ。暮らしが快適になるだけでなく自信がつき、自分が好きになれる。イライラがなくなって心にゆとりもできます。」(p13)

「必要か、不要かは、『決める』のではなく『わかる』こと。実感するまでこだわればいい」(p18)

わからないならわからないまま、自分の心に問い続ける。
そうすると、見えてくる。わかる。無理しなくてもよくなる。

「ものの整理は自分の価値観の整理。『使う?』と自分に問う習慣のなかで『自分にとっての大切とは何か』がおのずとわかってきます」(p31)

「無理・無駄・矛盾」に気づく。

あいまいなモノを三つに区分するという考え方(p33)も面白かったです。
・大切なもの
・大事なもの
・もったいないもの
これらをまぜないでわけることがポイントだなと思いました。
私は大切なものをほんのちょっと、がいいな。

P71には物品の寄付先一覧。
手放しやすい配慮がいいですね。

着ていない服を意識しやすくする目隠し法やテープでメモを残す方法はなるほどなぁと思いました。

ライフオーガナイズにつながる、片付ける、モノと向き合うことはどう生きたいのかと同じだという思いが根底にある一冊でした。

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2011年03月03日(木) 金澤 治 『よくわかる!LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)の正しい理解と最新知識』★★★☆☆

よくわかる!LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)の正しい理解と最新知識
金澤 治 『よくわかる!LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)の正しい理解と最新知識

メモ。

利き手と優位脳。

断層写真で確認。
「ほとんどの人の左側の大脳半球が、右側よりわずかに大きい」(p64)

「ある特殊な検査をすると、ほとんどの人が、左半球に言語中枢があることがわかります。」(p64)

「何にでも『例外』はあり、数パーセントの人が『左利き』になります。しかし、左利きの七〇パーセントでは、やはり左脳優位になっています。残りの一五パーセントでは両脳とも優位になります。」(p65)

「LDもADHDも、共に(軽度)発達障害という、生まれつきの中枢神経(脳)の発達の『歪み・偏り・遅れ』などが原因となるものに含まれます。発達障害について、もっと大ざっぱにいうとすれば、能力の部分的な『幼さ』が残っていて、健常児(定型発達児)と比較すると部分的な『ズレ』があるということ。」(p68)

そのために、学習や行動の面で不都合、不具合が出てくると。

衝動性や注意力を司る部分にズレがあると、ADHD。
認知、思考、表出の面でズレがあると、LD。

「認識がまったくないと、とかく、怠け者、わがまま、自己中心的、乱暴者、躾の悪さ、などがすぐに考えられがちです。」(p69)

「まず大事なのは、LDやADHDという本人がいくらがんばっても当面いかんともし難い発達障害が存在し、本人が一番困っているということを認識することです。」(p73)

共感し、認め、受け入れる。居場所をつくる。
それができるキーパーソンの存在も重要。

「自閉症スペクトラム障害の持つ、共通した基本的な特性は、社会的交流、社会的コミュニケーション、社会的イマジネーションの三領域の障害があるということです。」(p85)

「本人を矯正するのではなく、子どもを取り巻く周囲の対応をその子の特性に合わせていくのです。これを環境調整法といいます。」(p103)

「ADHDの特徴   口頭での指示に従えない」(p159)
「ADHDの特徴   約束が守れない」(p162)

忘れ物をなくすには、試行錯誤と工夫。

「ADHDの特徴   課題の間違いが多い」(p168)

原因と対策。

知識を深めるのに役立った本でした。ありがとうございました。

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2011年03月02日(水) 高田 明和 『心がまぁーるくなる禅のおはなし』★★★☆☆

心がまぁーるくなる禅のおはなし』高田 明和

メモ。

「やるべき時がきたら、それのみをやる、それ以外のことに優先権を与えないということが、大事です。これは行動のみでなく、思いについてもいえるのです。」(p89)

「事実をゆがめるような考え方をしない」(p96)

すごく選択理論的。

「今与えられたことに意味を見いだすかどうかは、あなた以外に決めることはできないのです。」(p97)

「平常心を手に入れるには毎日どにかく少しでもよいから努力し、向上することが大事」(p99)

七つの施し。
和顔施(わげんせ)・愛語施(あいごせ)・慈眼施(じげんせ)・房舎施(ぼうしゃせ) ・床座施(しょうざせ)・捨身施(しゃしんせ)・心慮施(しんりょせ)

「何も求めず、何も考えないで、心を乱さない状態にいること、禅定はそれだけで最高の徳になる」(p128)

「今、慣れないことを懸命にやるというのは、まさに人生の修行なのです。その結果が、あなたの人生をよい方向に向けることになるのは疑いを入れません。」(p146)

「人はいろいろな状況のもとで育ちます。社会の思想、文化、その時の教育の方針、親の立場、子どもの性質など、状況は皆異なります。このような場合に、一つの方法を指示し、それをよいものとして勧めるなどというのは、まったく見当違いも甚だしいのです。」(p259)

「道元禅師も『放てば手に満つ』といわれました。」(p165)

「自信を失うのも自分、自信を取り戻すのも自分です。」(p176)

「子供の教育も同じです。これでなくてはだめだというような教育の仕方はないのです。」(p215)

「これしかないという生き方は、行き詰まった時に、それ以外の考えができず、すべてを破綻させてしまいます。」(p216)

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