2011年11月15日(火) |
佐々木 常夫『働く君に送る25の言葉』★★★★☆ |
 『働く君に贈る25の言葉』
「仕事ができるかできないかは、『能力の差』よりも『仕事のやり方』(=勝利の方程式)」の差が大きい。正しい仕事のやり方を身に付ければ、少しくらいの能力の差は克服することができるのです。」(p61)
「真似る対象となる人を決めて、その人の行動を2週間ほど研究すれば、なぜその人が優れているのかだいたいわかるようになります。 大事なことは、その人から学んだことを、すぐに実行することです。そのまま同じことをやればいいわけではありません。自分流に応用してみるのです。」(p62)
「つまり、遅刻をするということは、相手の人生のかけがえのない時間を奪っていることにほかならないのです。」(p68)
「すぐに走り出してはいけない。まず、考えなさい。」(p78)
「だから、あえて制約を求めなさい。 人は、制約があるから成長するのです。」(p83)
「大切なのは、『どの仕事が重要なのか』を正しく見極めることです。つまり、『事の軽重』を知ることが仕事のキモなのです。」(p95)
「タイムマネジメントは、時間を管理することではありません。 仕事を管理することです。」(p96)
「君の話に魂を込めるのは、君の生き方以外にないのです。」(p111)
「自立した人間とは、自分の力で環境を変えていこうとする人間なのです。」(p132)
「その人の存在そのものが、周りの人たちを元気にする。その人がいるだけで、周りの人にも自然とやる気が湧いてくる。そして、『また、この人と一緒に仕事がしたい』と思える。そんな人こそが、リーダーなのです。」(p144)
著者の母が、いつも心の中で語りかけてくれている言葉。 「運命を引き受けて、その中でがんばろうね。 がんばっても結果が出ないかもしれない。 だけど、がんばらなければ何も生まれないじゃないのーー。」(p179)
生き抜く知恵と覚悟を教えてくれた良書でした。 佐々木さん、ありがとうございました!
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