2011年12月20日(火) |
中崎タツヤ『もたない男』★★★☆☆ |
『】もたない男』
メモ。
「必要なものは何か、何が無駄なのか、人それぞれに考え方が違うと思いますが、私は過剰に無駄に敏感なのかもしれません。」(p38)
「たとえ、思い出がつまっている写真や記録を捨てたとしても、自分の中の記憶としての過去は残っています。ものを捨てただけのことで、過去を捨てたなどという大袈裟なことではないと思うのです。」(p39)
「もし忘れてしまうような思い出なら、自分にとって忘れていい、必要ないものでしょう。」(p40)
「私はものを手に入れたい”物欲”は強いのだけれど、もっておきたいという”所有欲”が普通の人より弱いのかもしれません。」(p54)
「私の判断基準はいるかいらないかだけです。」(p70)
「生きていくとは、少なからず何かものに依存することでもあるんです。」(p164)
「捨てるも捨てないも、もつもたないも、どちらも強迫観念ですから表裏の関係で同じことです。」(p171)
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