活字中毒のワタシの日記

2012年08月19日(日) ノエル・フェアチャイルド・ブッシュ『正午二分前』

正午二分前 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)
ノエル・フェアチャイルド・ブッシュ
正午二分前 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

内容(「BOOK」データベースより)
未曽有の大災害に直面し、それを乗り越えた人々の貴重な証言から、関東大震災の全容を克明に記した世界初のドキュメンタリー。
内容(「MARC」データベースより)
1923年に起こった関東大地震についてのドキュメンタリー。アメリカのジャーナリストが、未曾有の大災害に直面し、それを乗り越えた人々の貴重な証言から、関東大震災の全容を克明に記す。

こんな恐ろしい大災害が大正時代に起きていたこと、そしてその後の復興に驚きました。
もっと知っていた方がいい、震災の現実を教えてくれた一冊でした。

いつかくるそのとき、どうするのか。

それを考えるのに非常に役立つ良書です。

正午二分前』(楽天)
正午二分前 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)』(Amazon)



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2012年08月18日(土) 土井けいこ『「収納が苦手」な人のための片づけ術』★★★★☆


土井けいこ『「収納が苦手」な人のための片づけ術

メモ。

「いつも片づいているのではなくて、いつも片づけを心がけている。自分をその気にさせる工夫をしている。『ゆるいルール』もその一つなのです。」(p39)

阪神淡路大震災に遭った経験から、
「『大切なことは、先延ばしにしない。今すぐすると気持ちよいことは、今すぐやりたい』と思うのです。だって、気持ちよく過ごす時間を先送りするのは損ですから。」(p40)

「私の場合、片づけに向かう<仕掛け>は、気持ちの解放と同時に、やることを見えるようにすること。これは必須です。」(p170)

「私は、ときどき、体を動かすのがくたびれたとき、お茶を飲みながら、ゆったりした気分で、片づけたいこと、途中になっていることを思いつくままにメモに書き出します。なるべく簡潔に、具体的に書きます。」(p172)

これぞまさに思考の整理。
同時に感情の整理も進みます。
著者はブロックタイプのふせんを使ってらっしゃいますが、自分にあう方法なら何でもいい。

「『出して置く』は『出したまま』とは違う」(p199)

また、出して置くものとしまって置くものの基準も明確にすること。
どちらが適しているか、考える。

「何度も、私は、『日々暮らしながら<枠>を意識している』といってきましたが、<枠>」を意識するというのは、全体を見て、ため込まないための大事な<仕組み>なのです。」(p216)

「家族が、自分のことを自分でできるように、環境を整えること。家のことに関心を持ってもらえるように働きかけることは、どの家庭でも、とても重要なことだと思います。」(p241)

ぱぱっと家族が玄関掃除をできるような、環境と整えているか?と今ひらめきました。
できてないからしない。
教えてないからしない。
頼んでないからしない。

食器を各自洗うのは、環境を整えた結果できるようになったこと。
ならば他のこともきっと同じ。

片づけ上手な子どもに育てたかったら、してはいけないことがある、と。
それは、「片づけなさい!」ということ、だそうです。
後は勝手に親が片づけない、というのもあるかと思います。

これもまた、仕組み。

そして待つこと。他のしつけと同じですね。

「家族のものを『うっとおしい』と思うときは、相手に不満があるか、自分に余裕がないか。」(p279)

たしかに。

ゆるい、でも続くお片づけを提案してくれる、良書でした。

土井けいこ『「収納が苦手」な人のための片づけ術』(楽天)
「収納が苦手」な人のための片づけ術―ごちゃごちゃの部屋も、もやもやした心もスッキリ!』(Amazon)



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2012年08月17日(金) コーデリア・ファイン『脳は意外とおバカである』★★★☆☆

脳は意外とおバカである
コーデリア・ファイン『脳は意外とおバカである

Amazonより
出版社/著者からの内容紹介
あの人がステキに見えたのも、口論になってしまうのも、みんな脳の勘違いのせいだった!? 知らぬまに私たちをごまかす脳の隠された生活を心理学者が楽しくあばく!
内容(「BOOK」データベースより)
眠ろうとすればするほど眠れない。心配性の女性ほど破局しやすい。不合理な説明を信じてしまう。つまらない思いこみに固執してしまう。いけないことほどつい考えてしまう…等々、元凶はみんな脳の勘違いだった!信じたくないかもしれないが、脳は、うぬぼれが強くて仕切りたがり、意固地で感情的で誘惑にはめっぽう弱い。都合のよい記憶を選び出し、ごまかし、言い訳をひねりだし、脳はあなたを納得させようとしているのだ。知らないうちに私たちの判断を誤らせてしまう脳のいい加減さを、実験心理学が明らかにする脳のクセと弱点を知り、うまく使うヒント満載。心理学者が楽しくつづる、驚きの脳の真実。

メモ。

「脳が、最も望ましい自己像に合う記憶を呼び出しているのだ。」(p19)

脳の司令塔である前頭前野は完全に成長するまでに二十年以上かかる。
感情の反応をコントロールする重要な部位である。

コーデリア・ファイン『脳は意外とおバカである』(楽天)
脳は意外とおバカである』(Amazon)



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