活字中毒のワタシの日記

2013年03月21日(木) 小林正観『「人生を楽しむ」ための30法則』★★★★☆


小林正観『「人生を楽しむ」ための30法則

メモ。

「前世が何者であろうと、今生でのテーマは『どうしたら喜ばれる存在になれるか』。」(p45)

「その今生でどう生きるか、ということについて、目の前の現象について論評評価する必要はなく、『私』がどう生きるかだけを考えればよい、ということになります。」(p45)

「なぜ、そのようになるのかというと、原因は一つ。幸と不幸が存在している、と思っているからです。そうではなく、幸と不幸は私自身が決める。」(p46-47)

「今、そうやって気に入らない自分、というのを認識しているのが、本当の自分です。本当の自分探しをしている人は、今の自分を否定しています。でも、もっとすごい自分がどこかにいるわけではありません。」(p53)

「今やるべきことが目の前に存在しているなら、それを手を抜かずに感謝してやることで初めて、ちゃんとした次の仕事や役割が与えられるのだと思います。」(p54)

「その言葉が良い言葉か悪い言葉か、ではなく、その人が日常口にしている言葉が好きなのだ、と認識されてその通りに動くようになっている、それが宇宙の法則です。」(p64)

「今日、ただ今、この刹那を大事にしていきなさい」(p80)

「一人ひとりが、今目の前にいる人が、私の人生においていちばん大事だと思うことが、『刹那主義』ということになるのかもしれません。」(p81)

「『不幸という名の現象は存在していない。そう思う心があるだけ』」(p89)
幸福も同様。
ダイヤモンドは持ってこれても、「幸せ」は持ってこられない。
「私」にだけ存在する「幸せ」。

「幸も不幸も、勝ちも負けも、成功も失敗も、敵や味方も、全部自分が決めている。」(p90-91)

すべて、「空」。

「非帝国」の住人になるか、「好帝国」の住人になるか、「ありが帝国」の住人になるか。

小林正観『「人生を楽しむ」ための30法則



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。



2013年03月05日(火) 手塚千砂子『ほめ日記』★★★★☆


手塚千砂子『ほめ日記

メモ。

ことだま。

「たとえ冗談半分、へりくだりのつもりで言ったり、思ったりしても、言葉は実現させるエネルギーを持っています。実現したら困る言葉を使ってはいけません。」(p48)

自分責めをしてないか、自己チェックはp56-57。

「A やって(言って・思って)しまったこと

B 優しく言い直して自分の気持ちを受け入れる

C プラスの方向づけをする

D 優しく勇気づける

プラスの実現」(p63)

「『ほめる、認める、受け入れる、愛する』ということは、人としての誇りや自尊感、自分の命は勝ちがあるのだという意識を育てる基礎栄養源のようなものです。
この栄養を自分で与えて、自分で育てればいいのです。何歳からでもそれは可能です。そこが人間の命のすばらしいところです。」(p75)

いつほめるのか?

「今でしょ!」なんですよねー。

詳しくはP76-77に。

何をほめたらいいのか、p82-83。

「ほめ日記」の約束10カ条と、すぐ使える「ほめ言葉」リスト

「一、ほめ言葉を使ってほめましょう。
二、励ましや勇気づけの言葉も書きましょう。
三、ハードルを高くしないで、小さいことでもほめましょう。
四、毎日の家事・育児など当たり前と思われていることも、認めてほめましょう。
五、欠点だと思うことを別の面から見直し、プラスを探してほめましょう。
六、愚痴や不満は書きません(書きたいときは別のノートや紙に書きます)。
七、日記なので毎日が原則ですが、無理のない範囲で続けましょう。
九、時々読み返して、変化を発見してほめましょう。
十、何日か間があいてしまってもOK。また書き始めましょう。」(p83-84)

ほめ言葉リストは、p86。

「この方のように、古い固定観念にとらわれすぎていて、いい結果が出ていないにもかかわらず、それを手放せないでいる人は意外に多いようです。
自分の心や体は喜んでいるか、自分の命をいじめていないか、ということを基準に見直し、頭を柔軟にしてみると、ラクに手放せると思います。」(p124)

「自分をほめたらもっとダメになってしまうと思っていましたが、その逆ですね。
『ここまでがんばったのはすごいよ。次は最後まで必ずできるよ、自分を信じようね』
と声をかけると胸が温かくなります。『ほめ日記』を続けるうちに少しずつ自信がついてきました。」(p125)

過去の記憶やトラウマで前にすすめない、思い出すとつらくなる、過去の傷を癒さなければ無理、という方には、心の治癒力を引き出すことだと。

「過去を分析することではなく、命の深いところに潜在している『自分の命を尊重する意識』を表面化することです。こう言うと難しそうですが、やり方は自分をほめて、自尊感を引き出すということです。」(p127)

「過去ではなく『今』の自分を受け入れ、自分の良さに目を向けて、自分への尊重感や自分への愛を表面化すると、『今』がラクに過ごせるようになり、幸せになります。『今』の自分が幸せなら、『未来』に希望が持てるようになってきます。
『過去』の整理はそれからで充分間に合います。『今』の自分を肯定できるようになってから振り返ると、それまで見えなかった側面が見えてきたり、新たな自分の発見ができたりして、とてもやりやすくなります。振り返りたくなければ、それでもOKです。」(p127-128)

今の自分を認める、受け止める、尊敬する。
自分の声に耳を傾ける。

まず自分が満たされる。

一歩を踏み出すのはそれから。

書き始めて二週間。
変化が出てきているように思います。
これからも書き続けて、変化を楽しみたいと思います。

手塚千砂子『ほめ日記』(楽天)



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。



2013年02月28日(木) 玄侑宗久『なぜ悩む!』★★★☆☆


玄侑宗久『なぜ、悩む!

玄侑宗久さんとアルボムッレ・スマナサ-ラさんとの対談集。

メモ。

病気の考え方、西洋と東洋。

「病気はあくまで敵になっている。アーユルヴェーダの場合は敵じゃなくて、まあ健康を支えてあげるってことで。だから健康がちょっとでも傾いたら、すぐ戻せという話なんです。アーユルヴィーダでは身体の調子が少々でも傾いたらその段階で病気なんです。しかし西洋的には、ひどく手遅れになった状態が病気なんです。だから手遅れになったら部品を攻撃的に切って捨てるしかなくなっちゃうんです。」(p40)

モノとの縁もそうかもしれない。
使わないままずーーーっと死蔵してあったら、新品なのに黄ばんだりもう用済みになったりして活かせないまま捨てることになる。

スマナサーラさんの言葉。
「我々の日常の立ち居振る舞いっていうのは我々の心の性格、人格を表しているということなんです。」(p108)

だから、いろんなことを整えていく。

これもスマナサーラさん。
「大体いろいろ疑問を持ってきて、こういうことで困っている、こういうことをどうすればいいのかと。だったらこうしなさいと答えたところで、『とはいっても』で全部終わっちゃいます。じゃあ訊かないでください。最初から。自分の状況で満足していればいいんじゃないかと。でも自分の状況で満足出来なかったから、不満があったから訊くんで小に。それならちょこっと頑張らないと、階段ひとつぐらいは上がらないと。
『とはいっても』という日本の社会でよく聞かれる言葉には『自分は耳を傾けない、人の話は聞かない、自分を改良しない』という恐ろしい精神状況が現れているんですよ。」(p129)

そこに気づかず、周囲との調和を大事にしている自分、という勘違いだと。

もったいないについて。

これもスマナサーラさん、『勿体ない』について。
「物としての体をなさないっていうんですか、そのものがそのものである機能を果たさないことが残念であるっていうことが『もったいない』という言葉なんですね。」(p176)


いじめについて。過度の清潔を目指す志向との共通点。
玄侑さん。
「だから汚いから滅菌するっていうのと同じ発想ですよ、あのいじめっていうのは。ところがそれによってバランスが崩れるっていうことがあるわけですよね。本当はみんな必要なんですね。」(p190)

今を生きるということ。
スマナサーラさん。
「だからときどき私は人に訊くんです。いろいろ問題あるでしょうか。みんないっぱいあるといいます。次に私はこの質問を出すのです。では今の一秒で何か問題ありますか、我慢できないほどの乗り越えられない問題はありますか。誰でも決まって、いいえと答えます。」(p194)

今を生きずに、時間をずらすから苦悩や不安や焦燥も生まれると。

「長い間そういう癖で、いつでも明日のことを考えて行きているでしょう。明日のことを考える人は今のことを考えていない、だから今を生きていておもしろくも何ともないということです。だから生きることに失敗しているんですよ。」(p195)

今に生きることがもっとも重要。これが、禅。
今を生きる手助けになるのが、座禅、瞑想。

「不安だという人はね、不安なのが趣味なんですよ。安心したくない、心配していたいんです。不安の種、心配の種というのを常に探してきている。」(p198-199)

目標達成や夢について。
玄侑さん。
「みんなここまで達成したら幸せだっていうふうに思うんですけど、そういう発想では幸せになれないですよね。幸せを感じられるっていうのは、いつやめてもいいことをしているときですよね。」(p199-200)

「掃除だってそうですよ。掃除もきれいにするために掃除するって思っているじゃないですか、大抵はその目的を遂げるために。でも道場みたいに毎日毎日掃除しているとこって、別にいつやめてもいいんですよ、汚くないんだから。」(p200)

この本を読んで、一番響いたのがここ。
きれいなところをさらに磨く。そしてそれはいつやめてもいい。
そんな人になりたいと思った。

そのためには、中間的な目標をたてないことだ、と。
目の前の目標と、遥かな目標を立てるだけ。
中間的な目標が「今を生きる」ことから離れてしまうから。

目標は日々変わってもいい。

スマナサーラさん。
「日々変わってもいいでしょうし。とにかく今日どうすればいいかっていうことはとても大事なことです。今日を失ってはいけないんです。今日やるべきことは全部やっちゃうと、えらい充実感で寝られるし。」(p202)

「目標を設定すればするほど行動力を失う」(p203)

これはあるかも。がつーん。
目標を書いてる時間に、行動できるだろ、と。

楽に生きられるコツの一つ。
死を思うこと。
スマナサーラさん。
「この練習はいくら言っても聞いてくれないとか、なんだこいつらとか、そういう考えが頭に浮んだときに、私はいつでも自分の死を想う。『自分が死ぬという場面では、そんなことは全然関係ないでしょう』と思うと、すごく楽になるんですね。」(p213)

死んでいく自分の目で現実を見直す。
俯瞰する方法としては、かなりレベルが高いかも。そして効果的かも。

「生きることは捨てること」(p236)

今をとにかくきちんと生きよう。

玄侑宗久『なぜ、悩む!



ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する!
ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。
ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。


 前回読んだもの  これまで読んだもの  この後読んだもの



あなたは 人めの活字中毒さんです
まき [MAIL] [捨ててスッキリ。キレイに暮らす。]
[本を読んで町へ出よう。]

Google