TWILIGHT DIARY
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今日は娘のリクエストで、映画「少林サッカー」を見てきた。 とにかく笑える映画らしい、というだけの知識で軽い気持ちで行った。
W杯サッカーを大真面目に見ていたこともあって、このサッカーかなり笑える。
大爆笑である。
だが、何故この笑えるカンフーサッカー映画が中国でメガヒットしたのかが、 見終わった後に、わかったような気がした。 ただ「笑えるだけの映画」では、なかったのである。
香港が、イギリスから中国に返還されて、 本土サイドの若い人たちは、何もかもが最先端の香港に憧れ、 逆に香港人は、神秘的な古き良き中国に憧れが強いのではないか?と、思う。 そんな時、現実では無理があるこのカンフーサッカーは、 コメディという名を借りて、新旧の文化がMIXされ、 彼らに、ピッタリはまったのかも知れない。
高層ビル街に、一瞬時代錯誤か?と思われるような、 カンフーをやっている主人公が、突然出現するのも大爆笑だが、 監督兼主演のその香港の俳優チャウ・シンチーは、 小さい頃からブルース・リーの大ファンだそうである。
そうか、なーんだ「温故知新」は中国の古い言葉だったなぁ、と気が付くと、 カンフーサッカー映画でさえ、何も不思議なことじゃなかったのである。
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