TWILIGHT DIARY
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仕事から帰宅してTVをつけたら、BSでロック・ハドソンの映画「要塞」をやっていた。
どこか、マカロニウェスタンチックな戦争映画で、音楽はエンニオ・モリコーネ。 戦争で親を失った子供達と、ナチスの要塞=ダムを爆破するという話。 ついつい、見てしまった。
ダムは爆破出来て、アメリカ軍も進駐してきて、めでたしめでたし。 ハドソンは、まるで、物分りの良いランボーのようである。 それで終わると思ったら、そこはやっぱり「武器よさらば」のロック・ハドソン。
子供たちが持っている機関銃を、一つずつ、素手で壊す。 だが、なかなか心を開かなかった一人の男の子は、 親の仇討ちをしたかったと泣くのである。
生き残ったナチスの兵士は、もうアメリカ軍の捕虜になっている。 「うーん。」と唸ってしまった。
世の中、どうしようもない事ってある。 一見、破壊出来そうに無い要塞は、爆弾でいとも簡単に爆破できても、 他人に開かれない、閉鎖されてしまった深く傷ついた心を修復する方が、難しい。
「要塞」はダムのことなのかも知れないが、 ふと、その子の心の方こそ要塞だったのか、と思った。
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