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2002年09月05日(木) 映画「要塞」。。

仕事から帰宅してTVをつけたら、BSでロック・ハドソンの映画「要塞」をやっていた。

どこか、マカロニウェスタンチックな戦争映画で、音楽はエンニオ・モリコーネ。
戦争で親を失った子供達と、ナチスの要塞=ダムを爆破するという話。
ついつい、見てしまった。

ダムは爆破出来て、アメリカ軍も進駐してきて、めでたしめでたし。
ハドソンは、まるで、物分りの良いランボーのようである。
それで終わると思ったら、そこはやっぱり「武器よさらば」のロック・ハドソン。

子供たちが持っている機関銃を、一つずつ、素手で壊す。
だが、なかなか心を開かなかった一人の男の子は、
親の仇討ちをしたかったと泣くのである。

生き残ったナチスの兵士は、もうアメリカ軍の捕虜になっている。
「うーん。」と唸ってしまった。

世の中、どうしようもない事ってある。
一見、破壊出来そうに無い要塞は、爆弾でいとも簡単に爆破できても、
他人に開かれない、閉鎖されてしまった深く傷ついた心を修復する方が、難しい。


「要塞」はダムのことなのかも知れないが、
ふと、その子の心の方こそ要塞だったのか、と思った。









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izumi [HOMEPAGE]

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