TWILIGHT DIARY
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2002年10月06日(日) 映像。。

今日の日曜は、完璧に一日オフなので、風邪の症状も軽減したような気がする。
何もしない休日もたまにいい。

さて、NYの貿易センタービルの事件の当日、
カメラを回していた兄弟のドキュメンタリーを、深夜、TVでやっているのを見た。

そのカメラマン兄弟の二人は、新人消防士の取材の為、
消防士たちに同行して、あの事件に、偶然居合わせてしまったのである。

その朝、弟の方のカメラマンは、
ガス漏れ事故で出動した消防士たちと一緒に出動後、
飛行機が、その現場に近いタワーに突っ込む場面に遭遇する。

彼は何が起こったのか、よくわからないまま、
消防士たちに同行し、タワーの一階に入った。

喧騒の中のそのビルの一階で、途中からただの事故ではないことを、
何かが落ちる音や状況から、消防士たちが嗅ぎ取って行き、
最後にはビルを脱出しなければならない事態に陥る。

その次の日から救出活動は始まるが、生存者を発見できないまま活動は続く。
そればかりか、事件で命を失った消防士の名前は増えるばかり。
その当時の、彼らの焦燥感や疲労感が、映像を通して、生々しく伝わってくる。

新人の消防士のルポのはずが、悲惨な事件のルポになってしまうのである。

偶然というのは恐ろしいものだが、
ここまで悲惨な事件の現場の映像は、
本来は、あってはならない筈なのだろうが、
見ていて、現実の悲劇の恐ろしさがわかりすぎるほどわかった。

あってはならないのは、映像ではなくて、事件の方なのである。
















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izumi [HOMEPAGE]

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