TWILIGHT DIARY
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2006年10月08日(日) |
映画「涙そうそう」は、ほんとに涙そうそうでした。 |
今日は映画を二本ほど。 ナイト・シャマランの「レディ・イン・ザ・ウォーター」と「涙そうそう」。
「レディ〜」はかなりひどかった。 脚本以前に、映画そのもの全てが破綻している。 シャマランは一体どうしちゃったんだろう。 酷評されていた「ヴィレッジ」までは、まだ映画としての完成度は高いと思う。 映画と呼べる(笑)から。 映画を勉強している学生たちの方が、よっぽど映画と呼べる作品を作れるんじゃないだろうか。
さて、「涙そうそう」。 休日に沖縄気分でも味わいたいなぁと軽い気持ちで観た。 したがって沖縄に住んでいる兄妹の日常生活を覗かせてもらっているような感覚で観たので、かえって親近感というか、いつのまにか観ている方が兄妹に情が芽生え、なんのことはないこの静かな物語にはまってしまう。
那覇の高校に受かった妹が島から出てきて、本島の兄と共同生活。 兄は市場の配達や居酒屋でバイトをして、妹のために毎朝料理を手作り。 兄の夢は自分の店を持つことと、妹が大学に進学すること。 優しいそんな兄にある事件が起こったことから、二人の生活に不協和音が。 だが妹は兄を慕い、兄は恋人よりも妹の方が大事。そして二人は。。
ここ数ヶ月、スタッフロールが流れ終わるまで一人も席を立たなかった映画は「キンキーブーツ」と、この「涙そうそう」だけだ。 (何故席を立てないかは、お考え下さいませ。)
お涙頂戴の映画と言われればそこまでだが、この「涙そうそう」が成功しているところは、沖縄を舞台にはしているがただの観光映画になっていない事と、若手スターがスター然としていない、なかなかの演技であったというところじゃないだろうか。
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