Hungry life
目次昨日明日


2005年09月14日(水) 早くリセットしなきゃ

今日は早出だからいつもより1時間早いモーニングコール

のはずだった。


約束の時間を15分過ぎた頃

3度目のスヌーズで目覚めた私。

慌てて電話をかけると、不機嫌な声。


「何しよっとお前?」



ごめんなさいしか言えなかったけど



「7:20な」



え???


通常で良いって、早朝突然社長に言われたって。

本当かなぁ…

間に合わないから、わざとそう言ってくれたんじゃないかって思った。



私のねぼすけはいつものこと。

でも、今日はその事が1日すっごく気がかりで

仕事が終わったらすぐに電話しようって思ってた。












私にとっては、嬉しいニュースが飛び込んできた。

今月いっぱいで愛媛は終了。

しかも次の赴任先は長崎。

まさに、私が望んでいたこと。

香焼はちょっと遠いけど、休みの度に逢える。



でも、彼は浮かない声をしていた。

こっちでまだ覚えたい仕事があったから、って。

それを聞いて、なんだか凄く複雑になった。

手放しで私だけ喜べない。

なんか悲しかった。


せっかく戻って来るのに

あの人はそれを望んではいないんだ。


そう思うと

長崎だったら私と一緒に居れるのに、それは喜んでくれないの?

そんな想いまで出てきた。


そういう事じゃない。

解ってる。

仕事で行ってる愛媛であって、彼だって淋しいはずなんだから。


でも、私の歪んだ気持ちは すぐにあの人にも伝わってしまった。

「俺はお前のうだうだを聞くために電話してんじゃねぇよ」

イライラさせてるのは私。


せっかくの決意が流されて、只でさえ余裕の無いあの人に

私は自分のエゴを押し付けてた。


欲しい言葉を言ってくれないからって。


そんなの解ってることなのに。


自分が嫌になった。





電話を切る前


「…切る前に何か言うことないの?」

その言葉は、お互い何を意味するか知ってる。



「お前があるんじゃねぇの?言わないなら切るぞ。」







その言葉を言うのは、すっごくすっごく恥ずかしい。







数秒の沈黙。







「…あいしてるよ」


「俺も。愛してるよ。じゃな、おやすみ。」










早く明日になればいい。

そうすればきっと

あの人の心も少しは晴れるから。


現実を受け止めて、ちゃんと帰ってきてくれるから。



早く明日になればいい。

はやく。


由希 |MAILケイジバン

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